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June 25, 2006

●平野神社

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暑い。全く暑い。晴れてきたが湿度が高めでこんな日に歩くと死ぬかもしれん、が歩いてみる。まずは祟りについて考えている私としては上御霊神社には一度はいかざるを得ず、その後どうするかなんだけど、北野天満宮から金閣寺の方まで歩いてみようと思う。目的は神社巡りから、だんだん歩くこと自体になりつつあります。アクティブダイエットを飲みながら歩く。

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烏丸御池から地下鉄に乗る前に、まずベトナム料理店でランチを。体力があるときは良いけど、弱っているときのエスニックは胃にきます。さて地下鉄で鞍馬口で降りて上御霊神社へ。ここは早良親王はじめ京の怨霊を祀る神社です。「祟る」というのは、事象的なものもあるけど、やはり「祟られる」側に負い目というか意識があればこそ、自然事象でも「たたり」としてあわてて神社をつくったりお祀りしたりするわけですね。上御霊神社には後から追祀されていることを考えても、いろんなことがあったんだろうなあ。

で、烏丸今出川まで降りて、今出川通り沿いに北野白梅町まで歩きます。途中で首途八幡宮、源義経が奥州へ旅立つときに詣でたということで、かどではちまんとよばれるらしい。ちょっと小さいので、ふーんと一通りみただけで終わる。で、烏丸今出川から北野白梅町まで歩く、が今日は暑ーい。途中でも神社を見れば立ち寄りますが、白峯神宮はもちろん崇徳天皇、なんかこの神宮、球技の神様になっていますが。「父帝のあとを継がれた明治天皇は、維新の礎を固めるために父帝のご意志を尊ばれて、社殿を造営して四国坂出の御陵よりご神霊をお迎えになりました。」つうのはやはり怨霊封じだよなあ。

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北野天満宮はもちろん菅原道真であるが、雷公は雷で祟るのである。学問の神様ということで観光客やお参りする人も多いが、もともとは祟りを収めるための神社なんですね。どうも本日の夜はお祭りなのか夜店の準備をしていた。毎晩やってるんじゃないよね。つうかここまで怨霊めぐりみたいだ。

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平野神社が一番趣があるが、桜の名所ということでもう少し早い時期にきた方が良かったかも。でも人がいっぱいでもイヤだしなあ。ここは観光客もいないので落ち着いた感じで好きだ。祭神は今木神、久度神、古開神、比賣神、不思議な祭神である。どうも名前を隠しているのでは、とか思うんだけど、出雲国造神賀詞の四神ではなかろうかと妄想するのが楽しい。大和国から勧進しているし、一人だけ女神なわけだし。出雲の神だとするとそりゃ本名では出しにくいこともあるだろう。

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その後わら天神(正式名称は敷地神社らしい)をとおって鹿苑寺金閣へ。わら天神の主祭神は木花開耶姫命(このはなさくやひめ)で安産祈願で有名。さて今日は金閣寺の拝観にもなんとか間に合いました。前に住んでいたときに一度きたようにも思うが、改修中だったような気がする。確かに美しい部分もあるがなんとか化粧でごまかしているけばいおばちゃんのような気もする。その後北野白梅町まで歩いて嵐電へ。いや疲れた一日でした。

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