●Folia
仕事が忙しくて脳内妄想逃避するにはフォリアるに限る、フォリアりましょう同好会名誉会員です。フォリアは、スペインが起源の舞曲で、その後イタリアで大流行。コレッリの曲が有名ですが、有象無象たっくっさんあります。曲としてはサラバンドと同じく3拍子の緩やかな音楽ですがシャコンヌほどは重々しくはないかな。もともとフォリアは「狂気」とか「常軌を逸した」という意味ですから。
仕事が忙しくて脳内妄想逃避するにはフォリアるに限る、フォリアりましょう同好会名誉会員です。フォリアは、スペインが起源の舞曲で、その後イタリアで大流行。コレッリの曲が有名ですが、有象無象たっくっさんあります。曲としてはサラバンドと同じく3拍子の緩やかな音楽ですがシャコンヌほどは重々しくはないかな。もともとフォリアは「狂気」とか「常軌を逸した」という意味ですから。
出社していたので東京の某演奏会にもいけません、はふう。今回の川島博さんの「バラード」は聴きたかったのう。。。でもこれは演奏したいほうか?でももう熱くはなれないかもね。
さて古野まほろの「天帝のはしたなき果実」は、合奏系クラブの暑さと甘酸っぱい感じが萌え萌えでよかった。メフィスト賞であるが、推理小説としてよりも金管萌え萌えな感じがほのぼのしてよい。保科洋とかリードとか会話が変ロ調だったり、知っていると笑えて楽しかった。が、ガジェット的にちりばめられた地口やギャグがわからんと面白くないだろうなあ。一般にはついていくの無理だろ。
で、推理小説としては結構壊れてるし、最後は行っちゃう系だけど、結構気に入っている。やはりラスボスはこれぐらいの悪意を持ってもらいたいものだす。
今週末は東京-京都を移動したが、休出はしないので、ちょっと映画を観てきた。この春はあんまり観たいものがなかったんだけど、ここへきて増えてきている。「プレスレージ」「大日本人」「監督バンザイ」あたりを、と思ったが映画館に着いたら時間が間に合わなくて「女帝」になってしまった。が、これはこれでよい。
チャン・ツィイー様ゴージャスです。血で血を洗う話な訳ですが、調べてもいなかったので、途中になってやっと「ハムレット」なのだと気づいたおばかな私。そうか、王妃の視点からつうのもあるんですなあ。
監督のフォン・シャオガンは チャン・イーモウ、チェン・カイコーと並ぶ中国3大監督の一人だそうですが、確かにゆったりとみせてくれました。また格闘シーンが美しすぎるが、仮面の踊りはゲンダイ舞踊のようだ。譚盾(タン・ドゥン)の音楽はほんとによいと思った。もともとは「The Banquet」-夜宴という題名のようで、それでもよいかとも思う。
仕事が忙しくなってきたので、平日にネタをだす元気がなくなってきているです。重めの文学も読む気力なし。まあ義務的に読んだって意味はないので、読みたくなるまで積んでおこう。さてそろそろボーナスなど振り込まれているのだろうか?iBook G4 をさすがに買い換えようかなあとも考えていたのだが、Leopard が秋には出るのならやっぱり今買うのはちょっとなあ。。。auの携帯の買い替え熱も収まっちゃったし。まあ良いことかも知れぬ。
で、ミニ消費としてカナル型ヘッドフォンの Goldring GX200 を購入してしまいました。自分のBlogをさかのぼってみると EtymoticResearch 社の ER-4S を2004年7月に購入していてカナル型はそれで通していました。その後 SENNHEISER HD580 Precision を2006年1月、ULTRASONE という会社の iCans を2006年4月、ULTRASONE PROLine750 を2007年2月と購入して今に至る。もちろん私はヘッドフォン廃人ではないのだ。
日曜日は仕事で忙しいのだ。土曜日に演奏会を聴いたあとは、六角高倉の栖園で恒例の「琥珀流しとわらび餅のセット」である。6月の色は淡い琥珀色、梅エキスか梅酒だろうか真ん中には蜜梅?全然すっぱいところはなくほんのりと梅のあじわいです。
6月になると和菓子店では「みな月」が並び始めます。6月は梅雨なのに水無月。旧暦ではいまの7月頃ですからね。土用の頃に氷室開きで氷を口にして暑気払いしたのですが、庶民には無理ということで、氷に見立てた御菓子として、「みな月」を食べます。「みな月」は外郎(ういろう)に小豆を載せたもので、外郎を氷に見立てるんですね。
私は氷の替わりに「Jelly琥珀」を購入。もちろん大極殿のものです(栖園は大極殿のお店ですから)。琥珀系のお菓子は明るい色のものが多いけど、これはちょっと深めの緑とピンク(と白)。緑はわらび餅の味で白はちょとミント、ピンクはほんのりブドウ味。
急に雨が激しかったり不安定な天気だが、昼からクリスチャン・リンドバーグが指揮するノルディック室内管弦楽団の演奏会へいってきた。現代物だったりベートーヴェンの交響曲第7番だったり、トロンボーンの協奏曲ヒキぶり・・・ではなく吹き振りあり、アントンセンのトランペット協奏曲風ありと盛りだくさんで面白かった。
リンドバーグ(リンドベルイって書かれたりするんですが)って指揮してたんですね。このジャケットほどデーハーなかっこではないが青紫の胸アキシャツにスリムな黒のパンツ、胸には銀の光物ということで、新宿二丁目であってもおかしくないかっこで指揮して飛び跳ねていた。
リンクはHMVのほうにしておきますが、そのうち消えるかも。
むかしむかしサンリオ文庫というのがあって、好事家しか選ばないようなSFや小説が翻訳されたのであるが、一般の人にはなんのことやらわからなかったみたいし、訳がひどいという話もあったりで、絶版。その後一部の古本屋では一部の作家の作品が高額で売られていたものである。バロウズの作品などは軽く1万円以上だったのではないだろうか?編集者が勝手な好みで選んだのか、SFに限らず現代文学でもバースの「フローティング・オペラ」やピンチョンの「競売ナンバー49の叫び」やマルケスの「エレンディラ」、カルペンティエールの「バロック協奏曲」など現代文学でよだれがでるもの、ディックやバロウズ、ディッシュなどその後カルト人気のSF群など再刊されたもの多数である。訳も実は原文がひどい(つうかやりすぎていたりする)のもあったりしたわけで、実は20年以上先を行っていたのかもしれない。
そのサンリオ文庫で出版され、その絶版後趙高値で取引されていたピーター・ディキンスンの「キングとジョーカー」が扶桑社から文庫で復刊されました。うれしすぎる。