●ピアノチューナー・オブ・アースクエイク
週末に東京に戻って、土曜日は江古田の森を散歩。日曜日は朝から京都に戻って、ブラザーズ・クエイの「ピアノチューナー・オブ・アースクエイク」を京都みなみ会館に観にいく。東寺で少々時間をつぶしてから行ったが、けっこう人がいたのにびっくり。テリー・ギリアムが製作総指揮だからかなあ。
で、こういう世界が大好きなので、今年の私的ベスト1はこれに決まり。アルフォンソ・・・とつぶやかれた日にはたまらん。ダークナイトよかったけど、そっちは逆にリアル路線だし。原作が「モレルの発明」「ロクス・ソルス」というだけで 悶絶もんでしょ?そうだよね?
ブラザーズ・クエイというと私の場合「ストリート・オブ・クロコダイル」をLDで買ってはまったのですが、確かDVDでも輸入盤で買いなおしたのであった(日本盤がでない)。LDはもう処分だなと思いつつ、説明が書いてあったりするので捨てきれん。こうやってごみが増えていくのだ。「ストリート・オブ・クロコダイル」は人形が、つうか世界観すべてが退廃的である。もともとシュルツの場合、人間と機械の端境にあるようなもんだからあってるといえばあってるのだが。
で、「ピアノチューナー・オブ・アースクエイク」も人形一杯かと思ったら、もちろんでてきたけど、そうでもなかった。画質が一部トイカメラのようだったり、フィルタかけまくりという感じなのだが、うまく統一された世界観(ちょっと鏡のあちらの世界のようなフィルムの中の世界のような・・・ってフィルムの中なんだけど)がたまらん。ストーリーはもちろんあるのだが、初めてこれだけでみると筋わからんだろーなー。。。「モレルの発明」「ロクス・ソルス」ってきくと知る人にはわかっちゃいそうだけど、知ってるくらいでないと最後もよくわからんと思う。
で、急に「去年マリエンバートで」を観たくなったけどDVDは手に入れるのは難しそうだ。