●ホテルマグリット
iBookの新型が発表されて鬱ですが、まあそういうのは昔から数多く味わってきたわけで。ただ、音楽のラフデータ作成について本当にぎりぎりなので、1GHzあれば少し余裕だったかもしれず、キャッシュが増えてハッピーだったかもしれず、ちょっと悲しいです。そうはいってもだんだんOSXも気に入ってきました。やはり美しいことは良いことだ。で、スクリーンセーバーの紹介です。
スクリーンセーバーといえばMacでフライングトースターが懐かしいわけですが、それ以来いろんなスクリーンセーバーがあります。私も会社関連で百鬼夜行のスクリーンセーバーなどだしたことがあったり。またPush配信でPoinCastなんかもありましたねえ。さすがにいろいろ出すぎて食傷気味なわけですが、最近気に入っているスクリーンセーバーがあります。MacのOSX用なのですが、「ホテルマグリット」と「20世紀ボヤージ」です。
「ホテルマグリット」は銅版画風の静物と言葉の対比がおもしろいし、何よりも絶妙なテンポ感がよいです。シュールリアリズム的な浮遊感が気持ちよく、ぼーっと見ていたくなります。久々に即座に登録したシェアウェアでした。仙台ではアートとして映されているのでしょうか?
「20世紀ボヤージ」も20世紀の年表と背景の緩やかな色彩がよくて、自分の心をボヤージできるのでお気に入り。トリビアにもなるし。なんていうか20世紀の出来事のほかに作曲された作品や絶滅種が想いをはせるにはなかなか刺激的です。特に20世紀作曲の作品は、何でこんな曲まで、つうところが笑える。ほとんど無意味に知っている自分も笑えるけど。特にゲンダイ音楽と絶滅種が順番に出てくると絶滅した音楽のようでなんだかおかしい。惜しいのは、「ウィザードリー」の主体がウルティマになっていたり、オリベッティがオベリッティと間違えていたりのところ。好みからいうとラベル、ラ・バルスの表示はラヴェルとラ・ヴァルスのほうであるが。
全体的には、押し付けがましくない美意識がとても気に入っています。感想欄に、多くの人で分担して入れれば歴史が・・・と書かれた意見もありますが、これは作者の美意識による歴史の抽出であるところに意味があると思っています。構築と破壊の20世紀とでも呼びましょうか。Mac版だけのようですが、もしWindows版もできれば私の手持ちのマシンには全部入れちゃうなー。