●「暗黒館の殺人」(上)
うーむ、カルペンティエールの「バロック協奏曲」でリハビリしてから、バルガス=リョサの「フリアとシナリオライター」へいくつもりだったのだが、綾辻行人の「暗黒館の殺人」(上)(下)がでていたので、そちらにころぶ。ついでに麻耶雄嵩も単行本出してるし。1年に一冊以下だと思っていたので甘く見ました。ほほほ。
いや、綾辻行人の作品に関しては、もう全く信用していないのですけど、黒猫館放り投げたんですけど、まあ館シリーズだけは最初から読んでいるからここまでは読むか。。。これできっと「暗黒館の殺人」も放り投げて、2chふうに綾辻逝人と改名してくれ、って世界の中心で叫ぶんだろうなあ。。。で、まずは上巻。
だいたい長いしだるいし館のイメージなんかわかんし、みんな記憶喪失してるし、勘弁してくれよ状態です。本格というものは雰囲気だって、違うんですよね。描写や文章の使い方ももうとても勘弁してもらいたい。まったく半分から四分の一でよいと思いますです。他のサイトの感想見て、これですばらしいと思える人は幸せだなあとつくづく羨ましいと思ったものである。もう少し良質のゴシックミステリを読んで欲しいね。もろだしで怖がれーって言われてもねえ。もろだしならクライブ・パーカーまでいかないと。。。
さて、私も大人であるから綾辻の描写なんぞに期待はしていないが、下巻で本当に驚くことができるのであろうか?それだけが一縷の期待だよ。。。