« 高所恐怖症 | メイン | 顔 »

December 11, 2004

●エラリー・クイーン Perfect Guide

book-EQ.jpg

街は12月、書店で「このミス2005」を発見しぱらぱら見たのだが、どうも興味なし。最近では本格っぽい感じもあるが、ちょっとミステリという言葉にかかるイメージに違いがあるのだなあ。エリザベス・ボウエンの短編集を読んでいて、これも「ミステリ短編集」と副題がついているが、ミステリってどいう意味?って感じです。

さて、「このミス」はあわないので、目に付いた「エラリー・クイーン Perfect Guide」を購入。いやあこれは楽しいなあ。やはりクイーンが好きだ。昔はクリスティが好きでクイーンはちょっと、という感じだったのだが、国名シリーズなどしか知らなかったせいでもある。私は中後期の作品が好きなのだわ。読んだ長編数を数えてみると、32/39クイーン。 しかも国名シリーズまだ3作も読んでないし。ここまでくると意地でも全部読んでしかも忘れているやつを読み返すさ。

ではどんな作品がすきかというと、論理の細かいやつはうっとーしいので嫌い。「十日間の不思議」から「九尾の猫」の流れは好きだ。法月綸太郎ファンはまず読んでください。「靴に棲む老婆」もナンセンスでありながらまじめなところが楽しい。マザーグースのうたものでは「ダブル・ダブル」かしらん。「悪の起源」も変な雰囲気の割には終わりのシーンの渋さがたまらん。「最後の一撃」も渋い。

というわけで急にクイーン読みたい度上昇中。

コメントする