●殉教者は月に舞う
藤木稟の「殉教者は月に舞う」を読んだが、設定が現代?で、登場人物が朱雀十八、十夜、柏木さくらとかつてのシリーズの曾孫世代のようである。朱雀十五のシリーズは大正浪漫的な怪しさが好きだったわけで、こうなるとなんかすかすかな感じ。もちろん推理小説・・・と言い切るには怪しい気もするので、最近流行のキャラによるライトノベルなんだろうけど、私にとってはそれほどキャラが立っているとも思えないので、ちょっとなあという感じでした。続けて読むかは疑問。
メイントリックは、うーんという感じだしじゃあ最初の殺人頼んだとの結果は偶然?あたりが気に入らない。宗教団体がメインになるのかと期待したのに。。。設定は森博嗣の某作品を思い出したが、どちらもそんなに好きなわけではない。