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December 30, 2008

●スリー・パインズ村の不思議な事件

book-threepane-01.jpg「ボアロとモース警部へのケベックからの回答!」と絶賛される本格ミステリの新シリーズ第1弾。。。というキャッチに踊らされて読み始めて、100ページまでは我慢したのだが、あまりのひどさにがまんできずにやめちゃいました。小説というにはあまりにひどすぎる。クリスティーの後継者?うそでしょ?あまりに無神経な登場人物とありえねー精神構造とセンスのない会話にうんざりです。クリスティーとは比べないでほしい。金返せ。

で、普通はこんなことはしないのだが、この後も絶対に読まない自信があったので、飛ばして解決編をみたら、あまりに最初にこうだったら怒る!と考えたままだったのであんぐりだった。読まなくて良かったよ、時間を無駄にするところだった。私は別にわかりやすいトリックや犯人だからだめというつもりはさらさらなく、それを意識しながらも登場人物や会話・設定・展開にわくわくできればそれでよいのだが、このひどさではとても無理。素人が推理小説っぽく書いてみましたってところです。登場人物もひどいが一番ひどいのは作者で二番目は訳者かな。いや、訳者はかわいそうな気もする。

「ボアロとモース警部へのケベックからの回答!」というのはケベックでは推理小説は無理!という回答なんだろうか?それともボアロとモース警部の悪いところを集めるとこうなりますということなのだろうか、と別のことを考えちゃった。

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