●作品に関すること
メールでご意見をいただきました。MIDIの技術や音はすごく良いが音楽的な表現が不足していると。ご意見はまことにありがたいと思っています。下手に馴れ合いで誉めあう必要など全くなくて、各人の意見としてよくないものはよくないと言っていただけるのは感謝しております。もちろん私としても納得するものはありがたく拝聴し、納得しない部分は意見を表明するなりになるとは思いますが。
MIDIの技術は・・・と誉められてはいますが、実はMIDIに関しては技術的に何もしていません。昔はSC-88などで職人的なプログラミングや表現が必要であったと思うのですが、最近の音源は、けっこう何もしなくてもそれなりに聴こえるようになっています。音自体は音源の選択などの問題ですね。これも最近は良いものが出てきています。
問題は音楽的な表現の不足なのですが、私も指揮をさせてもらったりして、そこで悩みこんだものでもあるので、やはりわかる人にはすぐわかるな、と核心をつかれた気分です。音楽自体はいろいろ聴いてきておりますし、良い演奏がわかるセンスはあると思っているのですが、では自分で表現するとなると、表現のための技術的な面で全然足りない。また、本来はその部分をなんとかしたくて始めたプロジェクトであるはずなのに、いつの間にかできたものを出すことが目標になってしまっていたようです。間を入れることなど、わかっていたはずなのに、楽譜通り打ち込んだものを再編集する手間を惜しんで妥協していた気がします。楽してました。全く何のためにやっていたのやら。。。1年ほどやってきて、もう一度見直す良い機会となりました。
忙しさもありますが、発表の期間を考えずに作品を練ってみたいと思います。ま、センスもあって、時間かけてもだめになるかもしれませんが、そこはそれ、works in progress ということで。