●第二ギリシャ舞曲
ラウダスの「第二ギリシャ舞曲」です。ラウダスのダウンロードも結構多く、なんでやと思っていたのですが、そうかオリンピック関連もあるのかーとか勝手に思ったり。
中東からオリエントなほうでは変拍子というか奇数拍子+偶数拍子の複合拍子がけっこう普通にあるようです。変拍子好きですが、幼い頃から聴きなれているわけでもないので、なかなかリズムに乗れません。この曲はずっと7/8拍子で、実態は(3+4)/8という構造です。ただ、ずっと7/8なので複雑なわけではありませんが、独特ののりが必要です。
原曲はマンドリン合奏曲で、今までのラウダスとは異なり、民俗音楽風の音構成で作ってみました。打楽器は元譜にはないのですが、適当に入れました。やはりないとのりが悪いし、舞曲にはなりにくいので。その分落ち着きのない演奏になっています。
ラウダスは、1879年にギリシャのアンドロス島出身で1940年アテネで死去しています。マンドリン合奏の指揮や作曲を行っています。マンドリン合奏の世界では「第二ギリシャ狂詩曲」(日々是音楽-030)や交響詩「エカーブの嘆き」が有名です。日々是音楽-001の「ギリシャ序曲」も演奏されるほうでしょう。そのほかにも「第一ギリシャ狂詩曲」「クレタ舞曲」などがあります。この「第二ギリシャ舞曲」は「第二」となっていますが、第1はなかったような。