« ウィンターズ・テイル(上) | メイン | 備忘録~購入リスト »

August 10, 2004

●QED ~ventus~ 鎌倉の闇

book-QED-02.jpg

どうも、あまり自己満足にすぎる Blog は嫌いなので、なんらかの情報を人に読んでもらうことを意識した形で書きたいと思っている。もちろんその中の自分の意見に関しては自己満足的かもしれないが、書き方としては読んでもらうことをある程度前提にして書いているつもり。そうすると、イラクの戦争や誘拐の話や最近の事件、株・商品相場など、まだ自分でどのレベルで書いてよいのかわからず、新製品への興味もこの夏はあんまりなくて、必然的に音楽と小説のことばかり書いている。ある意味一番無味乾燥というか誰にも毒のない話ですね。そのうちもう少し芸風を増やしたいが、今回も小説の話です。高田崇史の「QED ~ventus~ 鎌倉の闇」について。

殊能将之と高田崇史の QED はいまだに新作即時購入モードなので、「キマイラの新しい城」と「QED ~ventus~ 鎌倉の闇」を購入したが、そろそろ新作即時購入も考え直さないといかんかなー。まあ今回読んでから判断しよう(そう言いながらずるずると買う気がする)。

キマイラの新しい城」はなんか紹介を見ているだけで、はずしている感ムンムンであって読み始めるのが怖い。薄さもあって、高田崇史の「QED ~ventus~ 鎌倉の闇」を読了。

QEDのシリーズは歴史トリビアなのだが、もはや事件が起こる必要は全くなく(過去の本でもどんな事件だったかはすべて忘れてしまった)、タタルと奈々のほのぼの本で十分じゃないかと思った。鎌倉に関するネタだが、ちと謎の核になるものが弱いので、もっと頭のほうで提示できないとインパクトは弱いと思う。だいたい北条傀儡はみえてるしね。細かいところは面白いですが。

ネタは井沢元彦の「逆転の日本史」などからだと思うが、井沢元彦のものは内容は良くても文章が大大大嫌いなので、タタルくんに説明しなおしてもらったほうが良いのだ。読んでいて気持ち悪くなる文章はあんまりないんだけど、段落のおき方といい説明の仕方といい言葉の言い回しといいこれほど不愉快なものはないのだが、なんでみんな読めるのだろうと不思議に思うときがある。

これ各地の写真やその他のコラムなどを入れてしまえばいいのにね。紀行トリビア小説として出直しだ。事件は消してね。

コメント

投稿のテストです

コメントする