●2004年に読んだ本
去年から「読むぞ！」と再開して、月１冊ペースでしたが、今年はけっこう読んだかな、他にも一応推理小説などあるし。その分＋仕事の忙しさで後半日々是音楽のほうは開店休業中になってました。まだ年末まで数日あるので、「アレキサンドリア四重奏」はなんとか終わらせたいと思う。。。が、スタージョンの「時間のかかる彫刻」とクイーンの「三角形の第四辺」を同時に読んでいるのでどうなることやら。除夜の鐘聞きながら読んでたりして。スタージョン、初めてかも。クイーンの「盤面の敵」を読んだことがあるがスタージョンを読んだことにはならんだろうし。さて、今年読んだ本をちょっと並べて、書いてみようかな。
で、今年読んだ本をBlogからひらってみると、こんなかんじ。
マウントオリーブ
あの薔薇を見てよ
バルタザール
七人の使者
マルタン君物語
ジュスティーヌ
すべてのまぼろしはキンタナ・ローの海に消えた
祈りの海
セバスチャン・ナイトの真実の生涯
世界終末十億年前
所長―ムロージェク短篇集
アウラ・純な魂
20世紀SF〈4〉1970年代―接続された女
遠い女
フリアとシナリオライター
あなたの人生の物語
バロック協奏曲
ケルベロス第5の首
ウィンターズ・ティル
夜の姉妹団
ダヤン・ゆりの花蔭に
ナイチンゲールは夜に歌う
鎮魂歌（レクイエム）
ヴァインランド
愛その他の悪霊について
隠し部屋を査察して
ジャンピング・ジェニイ
パロマー
コズモポリス
九百人のお祖母さん
ドン・イシドロ・パロディ 六つの難事件
透明な対象
パヴァーヌ
青白い炎
で、勝手な推薦をつけると、とってもあたりまえになるのですが、以下の感じです。つうかつまらねーと思った「コズモポリス」と「鎮魂歌（レクイエム）」以外はどれもそれなりに、人に勧めてもおかしくないかもしれん。
長編
「アレキサンドリア四重奏」
まだ読み終わってないけど、きっと終わりにはぐっとくるだろうと思う。4巻冒頭のダーリーとネシムの再開でも、すでに不覚にも涙しそうになった私です。
「フリアとシナリオライター」
やはりリョサは良い！純粋全身小説家の力を見た気分だ。
「青白い炎」
ナボコフは「セバスチャン・・・」でも「透明な対象」でも良いのだが。来年は短編集も「ロリータ」も「アーダ」も読みたいなあ。
「ヴァインランド」
この翻訳からはあのピンチョンの難解な文体は想像できないけど、これが正解なんだと思う。もう半年以上前なので忘れかけているが、読んでいる間は幸せな1ヶ月間だった。
短篇
「ナイチンゲールは夜に歌う」
クロウリーももっと読みたいなあ。「リトル・ビッグ」は来年の大目標だが挫折しそうな予感むんむん。あとは英語本しかもっていないので、翻訳しながら読むか。。。
「隠し部屋を査察して」
やはり短篇では、いっちゃってるのが好きなんだと自覚。
「遠い女」
コルタサルはやっぱりうまい！と思う。でもレイエスやビオイ＝カサーレスやムヒカ＝ライネスも好きなんだなあ。来年はもう少しラテンアメリカものを読みたいと思うし、コルタサルは忘れているので読み返したい。
他にもいろいろ新たに積まれた本はあるのだが、今年一年読んでみて思ったのはやはり「時間が足りない」ということ。「白い果実」も「ペンギン」も読めなかったなあ。。。私の一生はすでに折り返し地点を過ぎているはずだから、この速度では追いつきません！というわけで、やはり来年は本当に読むべきだと勝手に思っている本に専念しようと思う。ちょっとライトなヤツは読む暇はないなあ。
また口先だけなのだが、こんな希望を。
ナボコフ・・・はやはりもうちょっと読みたい。「ロリータ」「アーダ」あたりか「KQ&J」かなあ。「短編集」もあるし。
エリアーデ・・・えー、作品社の全集、全然読めませんでした。これは読みたいぞ。3巻は来年1月だろうか？また積まれるぞ。「妖精たちの夜」1巻が手に入ればよいのに。2巻があまっているのでは、1巻買って挫折した人大量でしょうか？はやく1巻ブックオフにだしてください。
ピンチョン・・・やはり「重力の虹」は読んでおかないと落ち着かないかも。
ヘルプリン・・・上には入れませんでしたが来年は「アレッサンドロ」くんも読もう。
クロウリー・・・来年こそ「リトル・ビッグ」を！
バース・・・「レターズ」に挑戦するために、初期の作品を読み返したいのだが。。。。
オブライエン・・・「ハードライフ」がでるだろうから、少し溜まっているやつを。。。
マルケス・・・「迷宮の将軍」は読みたい。
リョサ・・・「世界終末戦争」に挑戦するか。。。
ダレル・・・「トウゥンク」「ヌンクァム」かな。
カルペンティエール・・・なにか一冊大きいやつを読みたい。
エリクソン・・・「彷徨える日々」を再挑戦して挫折予定。
うーん、来年ではなく10年分の目標だな。
