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March 13, 2005

●古風な形式の小組曲 1.Prelude

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ポンセというメキシコの作曲家の組曲のうちの第1曲目を公開しました。音色はマンドリンを中心にしてみましたがどうでっしゃろ。まあ順番に組曲全部入れようと考えています。元々はヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの三重奏用ですが、マンドリンアンサンブルでどないだ?と譜面を購入していたのでした。譜面を見ての衝動買いだったので、全然曲の経緯とかは知りません。

ポンセはメキシコの作曲家で、小品の「エストリエータ」は有名ですが、それ以外はギターの方面の人しか知らないかもしれません。 確かにセゴビアとの付き合いもあって素敵なギター曲が多いのですが、ポンセ自身はピアノを演奏し、一般的なクラシック曲を数多く 残しています。ただすごく個性的という部分がないせいか売れ線ではありませんが、かみしめると味のある作曲家です。

ギター曲ではソナタ第3番や南の協奏曲といった大曲がたくさんありますが、20数年前山下和仁さんの演奏に衝撃を受けて以来、 私が好きなのは「スペインのフォリアの主題による変奏曲とフーガ」でございます。そのような大曲のほかに、セゴビアとつるんで? 伝ヴァイスといったバロックやルネサンス風な曲を偽装して発表されたものがあって、これが古典的でありながら一部妙にロマン的な 部分もあってとても素敵です。ただ、そのために著作権登録があいまいでいくら演奏されても全然もうからなかったとか。でも伝ヴァイスの組曲とかバレットとかかわいいんだよね。古典的なんだけど一部妙にロマン的で。。。

ギターでポンセの曲演奏できるとかっこいいんですが、それは練習しても無理っぽいなあ。

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