●新・世界の七不思議
他にいくつか並列に本を読んでいるんですが、期末ということもあってなかなか忙しいです。書店をみたら、鯨統一郎の「新・世界の七不思議 」が出ていたので買って読んだ。デビュー作の「邪馬台国はどこですか?」が息抜きにはおもしろかったので、その続編である今回も、という感じ。1日ですぐ読み終わっちゃったんだけど、私自身別に深いものを要求していたのではないので、これくらいでよいのかもしれん。
「新・世界の七不思議 」はデビュー作の「邪馬台国はどこですか?」の続編の位置付け。今度は世界の謎だあというわけです。「アトランティスの謎」「ストーンヘンジの謎」など世界の7つの謎が取り上げられているんですけど、この解釈がどこかから取ってきたものかは知らない、けど一つの説としてはどれもおもしろいと思う。ただ日本に結びつけるのは結構無理があるのは確か。「ナスカの地上絵の謎」とかは昔あったモンゴロイド系がアラスカからアメリカ大陸をぐるッと回ってたどりつき、「ナ・アスカ」=アスカ(聖地)ではない、というのを思い出したぞ。その他「蜃気楼文明」というのもあったなあ。
仕事も忙しいので、同作家の「すべての美人は名探偵である」も軽そうだから買ってみようかな。でも長編はどうなんだろう?「なみだ研究所へようこそ!―サイコセラピスト探偵波田煌子」「九つの殺人メルヘン」あたりはそれなりに楽しめたんだけど、「隕石誘拐―宮沢賢治の迷宮」は最初のほうで読みつづける気力を失い、「 「神田川」見立て殺人―間暮警部の事件簿」 も2,3編読んで根性失せたのでちとわからない。私が読みつづけられるかどうかはキャラクターの好み次第なのかなあ。