October 30, 2005

●近況など

game-Wizardry-XTH.jpg最近いろいろな意味で滞っている(人間停滞中)ので、いくつかまたメモ書き風に。内容的には本当に止まっている「日々是音楽」新作の話や本の話、CDの話やゲームの話などを思いつくままに書いてみる。

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October 28, 2005

●愛は血を流して横たわる

book-Crispin-01.jpgエドマンド・クリスピンはポスト黄金時代ということで、最近イネスとかの英国面白派が好きなので気になっていたんだけど、とりあえず国書刊行会の「愛は血を流して横たわる」。えっと、どろどろの恋愛悲劇のようなタイトルですが、全然そういうことはございませぬ。ジャーヴァス・フェン教授による学園モノとでもいいましょうか、ちょっとシニカルで、けっこうどたばたな感じが楽しゅうございました。というかクリスピンおもしろいじゃん!ということで、今回も星★4つ!なんか最近激甘採点です。で、クリスピンは他のものも読もうと思うぞ。

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October 21, 2005

●カリブ諸島の手がかり

book-stribling-01.jpg国書刊行会の世界探偵小説全集からT.S.ストリブリングの「カリブ諸島の手がかり」を読んだ。Clues of the Caribbees という題なのだが、Cruise of the Caribbees(カリブ諸島の船旅)とかけてるのかしらんなどと思いつつ、われながらナボコフ病だなあと。まあそんなのはおいておいて、カリブ諸島を背景にしたアメリカ人であるポジオリ教授が探偵として事件に当たる短編集なのですが、全然名探偵ではないポジオリ教授がおもしろすぎる。いや、もっというと探偵小説ですらないわけですが。最後はやはり強烈なので、お奨めしておきたい。右のリンクで「時系列の読書録」で、個人的な採点をしているわけですが、これは★4つ(5点満点)としておきましょう。

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October 18, 2005

●月刊プロボーラー

テクーニョテクニコフ

前回 Pink Panther のDVDのことをぐちってみたら、誰かお情けで私の表示経由でアマゾンでご購入いただいたようでありがとうございます。どうも嗜好の似た人がみているのだろうか?謎ですなあ。

さて、それとはまったく関係ないのですが、「日々是音楽」サイトの掲示板で、日本の音楽では何のCDを買うか、というのを尋ねられたことがあります。うーん、確かに日本のCDでは川井憲次以外は買っていないなあ。あとは、テクノ。。。か。。。考えてみるとoverrocketとか SKETCH SHOW だったりのような気がする。overrocket は最新作が方針変更っぽくて(というか1クールの終わりか?)とにかくそれほどのめりこめなかったんですが、し・か・しそれを補って余りある「月刊プロボーラー」(というグループ名です)。えー、どんなグループかは、知りません。アマゾンでのジャケ買いみたいなモンです。でも今回はあたり。

自称”泣き虫青春テクノ”ということで、1作目の「テクーニョ」2作目の「テクニコフ」どちらも良いけど、「テクニコフ」のほうは「ハイスクールララバイ」までカバーしていたりで、もうひとつひとつの音が胸キュンモノでかわいいですよ。他の「願い」などもすてきですぜ。

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October 15, 2005

●Pink Panther

DVD-PinkPantherしかし「春の雪」の主題歌が英語題名である必要はないだろうに。。。

さて、10月となって気候的には良いのですが、持ち株会社化に伴う組織変更などで忙しくて仕方ない。ちょっとゆっくりまじめに考えて仕事できる環境が欲しいね。さて夏にピンクパンサーのDVDのボックスセットを清水の舞台から落下したつもりで購入していたんですが、やっと少し見始めました。ピーター・セラーズが面白いのはもちろんだけど、最初はデヴィッド・ニーブンの怪盗ファントムが主役っぽいんですよね。王妃役のクラウディア・カルディナーレもいいなあ。。。と思ってアマゾンをみたら、なんと半額セールをやってるじゃないですか。。。しょぼん。。。

October 08, 2005

●アプルビイズ・エンド

book-Innes-02.jpg論創社という出版社はあんまり知らなかったんだけど、黄金期などの日本では知られていないような推理小説を翻訳してくれているらしい。9月末にはマイケル・イネスの「アプルビイズ・エンド」がでたので、うほうほと踊りながら購入したのです。なお、10月初頭には手をひらひらさせながら国書刊行会のほうの「ストッププレス」も購入した。「アプルビイズ・エンド」はいってみりゃバカミスのはしりみたいな気もするけどハイブロウなテンションの会話や表現は一行毎におもしろい。もうなんつうか遊びのわかったひねくれもののための本というか、うっきゃーという感じです。他の作家の本も買いますで、ぜひ論創社には他のイネスの本も翻訳していただきたく。

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October 07, 2005

●液晶TVへの買い替え

すでに液晶TVもいくつかあるんだけど、この週末に居間用のTVを液晶のもに変えました。21型ブラウン管から26型液晶なので、少しは大きくなった気分。居間用のTVはずっと21型のブラウン管で、大学院に入学時にジョーシン電気(その頃は大阪住まいであった)の展示品を購入したものだが20年使用してきたことになる。最近あるタイミングで音がならなくなったりすることがたまにあるんだけど、電源を入れなおすと問題なかったりで、まあ困ることなくすごしてきたわけで、家電モノとしては一番長く持っているかもしれない(家電以外では中学の頃からの本棚というのがある)。

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October 03, 2005

●concordia.to

久々にドメイン名の登録確認したら、以前のメールアドレスが登録されていて、この10月には切れることになっていた。で、前のメールアドレスの資料は消してしまったので個人IDやパスワードなど不明でログインもできず、有料で再発行を依頼し、その後クレジットカードで3年分延長した。危ないところだった。今回ばかりは警告メールも受け取り様が無いので、唐突に期限切れを向かえるところであった。

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October 02, 2005

●彷徨う日々

book-erickson-01.jpgスティーブ・エリクソンの「アムニジアスコープ」の邦訳が出たので、2,3度挫折していた「彷徨う日々」を読んだ。やはりエリクソンは後期ロマン派で半分無調みたいな濃厚さである。ただ、最近復刊された「黒い時計の旅」や「Xのアーチ」に比較すると、処女作ということもあるのか普通の小説のように思えてしまうぞ。作品としては「黒い時計の旅」や「Xのアーチ」のほうがエリクソンらしいし、それに振り回されてしまった私には少々くいたりない部分もあるかもしれないけど、そういう書き方になれない人には「彷徨う日々」から読むほうが良いかもしれない。

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