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November 19, 2005

●奇談

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奇談」を初日から見てきました。空いてるしすぐ終わりそうだなあ。話は「生命の木」に少し「天神さま」を混ぜた感じですが、どうだろう。

藤澤恵麻がやはりあわない。声にしてももっとシャープな感じの女性のほうが良かったのではないか。もっともこの役をもっと薄くして、もう少しカット割をゆったりさせたほうが感じが出るんじゃないだろうか。入ろうとするところですぐに画面転換されるとうっとーしいし、その割に話の内容はすくないんだから。「世界開始の科の御伝え」はもう少し説明があっても良いと思う。。。がどうせ観に来るのは諸星大二郎ファンばかりだからよいのか?じゃあ女の子はいらん。

でもはなれの人々や善次、重太もよかったです。牧師さまやおばあちゃんなど脇役がすんごくよい。三じゅわんさま最高です。最後はよかったので、その部分もうすこし長めに作ってもよいと思うのだが。阿部寛はまあまあだけど、説明はちょっと単調。

音楽は川井憲次でそれなりに良かったけど絶賛というほどではない。。。というか考えるとこの内容なら大島ミチルの「御誦(おらしょ)」か本当は交響曲「御誦(おらしょ)」をこの際録音して使ってもらえればCDで手に入ったのにとか。

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それにあわせて「妖怪ハンター」シリーズが「地の巻」「天の巻」と発売されました。とくに「地の巻」では原作の「生命の木」に加えて、幻の「死人がえり」も読めるのです。うーん、でも確かに稗田の役割が他と異なって黒井ミサみたいになっているので、一般にカットされるのもしょうがないかな。彼はあくまで第三者であるべきなのだ。

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