●チェシャ猫風パルティータ
年末にいろいろ大人買いしたので、出すものが溜まっている。忙しいので消化するだけで精一杯・・・というか消化不良というか。吉松隆氏の曲は、もういいか、と思いながらも買い続けていて、12月に新譜が出ていたので「チェシャ猫風パルティータ」を購入。今年は戌年だが、CDは猫からだ。
Pas de Chats(パ・ドゥ・シャ)というフランス語で「猫の足跡」という名前のグループは聞いたことないなー。ピアノの小柳美奈子さんと打楽器の山口多嘉子さんからなるらしいが、おお、「サイバーバード協奏曲」の準ソリストだったのか。ピアノと打楽器という組み合わせは結構音響的に良い。寝ぼけた頭には良い音楽かもしれない。ということで推薦だけど、だしているのが佼成出版社なのであんまり普通のレコード店にはないかも。私は HMV で購入したが、一応 Amazon では取り寄せらしい。
曲は以下のとおりなんだけど、ドビュッシーなど知っている曲もちょっと打楽器が入っていたりで気持ちよい。タイトルの「チェシャねこ風パルティータ」は彼女らのために書かれた曲なのでさすがに聴きながらにやにや(チェシャ猫風)。他の吉松隆の曲ももちろんよいけど、ヒナステラのアルゼンチン舞曲集がけっこうおもしろい。おまけは・・・おまけだな。
ピアノも打楽器的な要素が強く、そういう意味ではピアノと打楽器というのは音響的におもしろいかもしれん。バルトークを思い出すね。つうかストラヴィンスキーの「結婚」も(声楽は入るけど)4台のピアノと打楽器だし、「日々是音楽」でも次はこういう組み合わせで作ってみようかな。
チェシャねこ風パルティータ
Partita a la Cheshire Cat
吉松 隆 チェシャねこ風パルティータ
1.プロローグ/2.猫ステップ/3.走れ、猫よ/4.夢猫のダンス/5.ひげの思想/6.尻尾のワルツ/7. 猫スクランブル/8.ボス猫の行進/9.エピローグ
吉松 隆 4つの小さな夢の歌
10.春:5月の夢の歌/11.夏:8月の歪んだワルツ/12.秋:11月の夢の歌/13.冬:子守歌…明日の朝も世界があるといいね
吉松 隆 プレイアデス舞曲集 IIIa
14.さりげない前奏曲/15.左寄りの舞曲/16.球形のロマンス/17.右寄りの舞曲/18.聖歌の聞こえる間奏曲/19.過去形のロマンス/20.多少華やかな円舞曲
クロード・ドビュッシー/編曲:小嶋貴文
21.夢
22.運動~映像第1集
23.アナカプリの丘~前曲集第1集
24.ミンストレル~前曲集第1集
アルベルト・ヒナステラ/編曲:小嶋貴文
アルゼンチン舞曲集
25.年老いた牛飼いの踊り/26.粋な娘の踊り/27.さすらうガウチョの踊り
おまけ→うさぎとかめ:納所弁次郎/編曲:小嶋貴文
もひとつおまけ→電気ねこの逆襲:吉松 隆