●晶文社ミステリの終了
「晶文社ミステリ」は昨秋刊行の「クライム・マシン」をもって終了だそうで。
うーん、とちとうなっちゃいますが、中ではバークリーありがたかったよなあ、グラディス・ミッチェルも買ったなあ、「プリーストリー氏の問題」もおもあしろかったなあ、去年の暮れに読んだペルッツははまりまくったよなあ、「クライム・マシン」とか「壜の中の手記」とか「絹靴下殺人事件」とかまだまだ積んであるんだよなあ。。。
「このミス2006」で、晶文社の隠し玉にマイケル・イネスとグラディス・ミッチェルがあって、手を上げて踊っちゃったんだけどおろしどころがなくなっちゃったなあ。まあ出版物も多いし、ハードカバーは高いし、小説なんて読まない人は読まないし、読む人は何の引け目もなく図書館で借りたりだしなあ。。。
どこか他社でも企画が続くことを祈るのみです。マイケル・イネスとグラディス・ミッチェル!
コメント
ジャック・リッチーは、もう一冊は短編集が出ると思ってたので残念です。バークリーは、他の出版社でも出た可能性があるけど、カーシュやらマクロイやらイーリイなどの異色短編集をいくつも出してくれたのは、功績として評価したいですね。
結局、僕はグラディス・ミッチェル以外は、全部買って読みました。ミッチェルはあんまり興味を惹かれなかったんですが、面白いんでしょうか?
とりあえず、スタージョンは河出が出してくれることを祈りつつ…。
Posted by: kazuou | March 3, 2006 08:25 PM
kazuou さんどうも。
グラディス・ミッチェルは好みが分かれそうなので、ちょっと推薦はしかねますねえ。もし読むなら国書刊行会の「ソルトマーシュの殺人」が先のほうが良い気がします(個人的感覚)。
私はどうもスタージョンには惹かれないようなので、そのあたり少々好みに差があるかもしれません、リッチーを読んでみればわかるのかな。
Posted by: なおき | March 3, 2006 09:23 PM
ネットの紹介を見てみたら、意外とミッチェルもいけそうな気がしてきました。
風変わりなミステリ、というタイプは結構好きではあるんですよ。マイクル・イネスの『アプルビイズ・エンド』はかなり面白く読みました。『ストップ・プレス』は積んでありますが(笑)。
たしかにスタージョンは、かなり難解なところがありますからね。僕も『海を失った男』はぴんと来なかったし。
リッチーは、スタージョンとはまるでタイプが異なるので、あんまり参考にならないような…。リッチーは万人に勧められる作品だと思います。
Posted by: kazuou | March 4, 2006 06:25 PM
なるほど、イネスの『アプルビイズ・エンド』がお好きならよいかもしれません。。。といってそんな冗談ではないんですが、もっとブラックなクリスピンという感じでしょうか。
スタージョンは私には難解というよりもかったるいという感じです(ファンの人には申し訳ない)。
Posted by: なおき | March 4, 2006 10:29 PM