●立喰師列伝
さすがに趣味の色が強すぎるし、ぱたぱたマンガみたいな方法だし、まあ押井守さまに寺銭を払うつもりで見に行ったら、なんか予想よりも面白くてはまってしまった。でも途中退場するおじさんもいたので、きっと一般うけは無理だろうと思うけど。どうもやはり「紅い眼鏡」の天本英世氏の印象が強すぎるわけですが、ポスターの美少女、兵頭まこさんがケツネコロッケのお銀なのはうれしかった。その後も御先祖様万々歳の立ち食いシーンだったり知っているとうれしいところ多数、でも知らないとなんじゃコリャの世界です。
で、最初は感情移入しにくかったんだけど、映画というよりも裏の昭和史を語りつづける映画風漫談だと思うとすんごくおもしろかった。つうかあんなに語りつづけられるのが心地良いとは思わなかったぜ。新しい発見でした。それはきっと無意味に近い技巧だけの言葉の塊なんだからだと思う。無意味でしかも表現だけが凝っているところが心地よいのだ。うーん、でも他人にはまったく推薦できんなあ。。。映画だと思って行ってはいけません。
ロッテリアは実名で出ていて懐が広いと思ったぞ。では、ごいっしょに「チュカラー」。