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July 31, 2006

●Go From My Window

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日々是音楽も、なかなか曲を入れる時間が取れないのと京都でふらふら歩いていることもありまして、相当止まっています。少し体を戻さんとあかんなあと思いつつ、ちと小品ではありますが久々に1曲。夏向きに涼やかな曲をということで、リュート曲をどうぞ。曲はダウランド(John Dowland)の「去れ、わが窓辺より」(Go From My Window)です。

ジョン・ダウランド(John Dowland)はイギリスのルネサンス期のリュート奏者、作曲家です。前に作りましたが「涙のパヴァーヌ」など有名ですし、「流れよ我が涙」なども有名ですが、こちらはフィリップ.K.ディックの本のタイトルで使われているほうが知られているかも。同時期のリュート曲作家の中でも展開というか変奏が華やかな感じがして素敵ですね。

曲の「去れ、わが窓辺より」(Go From My Window)は同名世俗歌曲を元にしたリュート曲ですが、元の曲自体は残っていないらしい。4拍子のゆっくりとした変奏から始まりますが、途中6/8拍子に変わったりでなかなか小品ながら飽きさせない趣向です。内容的にはなーんにもしていませんし、リュートの音色そのままです。前と同様 PlugSound を使用して、低音部と高音部に分けて入力してMixしました。

昔々大学の頃にSmalltalk-80のウィンドウシステムの研究などしておりまして、改造したシステムに「Dowland」と名づけておりました。無理やり、winDOW LAND の略、とか主張していたのですが、もじりとしてはこの曲のタイトルが頭にあったわけで。名前としては気に入っていたのですがもはや昔、この曲は研究の裏テーマ曲だったということです。

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