●THE BEATNIKS
この春からちょっとだけJ-POPも買ってみました。ウタダはウタダ、まあよかったんですが、伴ちゃんはあんまりぱっとしないなあ。アンジェラアキにいたっては個性も弱く旋律の練りこみも安直でワンパターン、イエイエっていっているだけのようでした。で、同時期に買ったのですが、今頃The Beatniks のCDを聴いています。 もちろん高橋幸宏つながりなわけですが、これがJ-POPとして聴くと、なんともいい！（カテゴリーはテクノにおいておきますけど）。やっぱ技巧派オヤジはかっこいいです。
「Exitentialism 出口主義」はYMOで「BGM」「テクノデリック」を出し、ソロでも「NEUROMANTIC」を出した頃です。だしすぎだよ、でもどれも好きだし。。。で、中では3曲目の「Ark Diamant」などかっこよすぎる。この時期のYMOのものは教授のものなど実験的なものも多いんだけど、ユキヒロ氏のものは微妙なバランス上で俗っぽさにおちないぎりぎりを疾走できるのがいい！ウタゴコロ、旋律愛があっていい！最後の「River In The Ocean」までどれもよいのだ。
「EXITENTIALIST A GO GO」は1987年の作品だけど、青春ウタものフォーク歌謡よりのかんじ。ココロが弱っているときに聴くと効果的です。6曲目の「ちょっとツラインダ」が耳に残りますね。
「M.R.I.」は「Musical Resonance Imaging」で医療機器の“磁気共鳴造影”をもじって“音楽共鳴造影”とでもいうことか、でも5曲目の「Move Right In」とか相変わらずかっこよすぎる。が、全体のテーマは「天国」「Paradise」「full of loneliness」だそうで、Amazonのインタビューがあるんでこちらを読んでください。Paradiseとはいっても能天気ではなくちょっとかすれたパラダイス、少しひねくれた天国でしょうか？
