●古の実 くるみ
花粉の季節は毎年体調が悪いことに気づいた。というわけであんまり出歩いていないので「そうだ京都へ行こう」コーナーも開店休業中です。
最近は紫野和久傳の「古の実 くるみ」にはまりそうである。乾煎りしたくるみを和三盆でコーティングしているのだが、その甘みの具合のさりげなさがたまらん。というわけでぼりぼりいっちゃうので、全然食べるときはさりげなくないのであった。これは結構高いが自分の常食用に買おうかと思っている。似たような缶入りで「艶ほくろ」という黒豆を煎って島ざらめで包んだものもあるのだが、こいつもうまい。
紫野和久傳といえば、「西湖」(せいこ)。れんこんの粉と和三盆などから作る水菓子だが、抑えた甘さがよい。つるんといっちゃうね。紫野和久傳なんて典座料理は高級すぎて私には遠い世界だが、この種のおもたせにはひっかかっちゃいそうである。