« Folia | メイン | 天帝のつかわせる御矢 »

July 01, 2007

●ゴールドベルク変奏曲(1955年)の再創造 - Zenph Re-Performance

CD-Gould-01.jpg現実逃避向けの曲としては、「ゴールドベルク変奏曲」もいい線をいっています。「ゴールドベルク変奏曲」といえばグールドの新旧2枚が定番ではありますが、旧盤はモノラルで音が悪い。新盤は音が良いけど、タイミングや雰囲気はやはり違うわけで、どちらも必要なわけです。

そんなあなたに面白いCDが出ました。旧盤の演奏をZenphというソフトウェアで分析し、ヤマハのピアノで再演奏したものです。うーん、音が良いということはよいなあ。SACDになってるし、普通の録音とバイノーラル録音が入っていて、ヘッドフォンで聴く向けなわけです。今度バイノーラル録音を移行して聴いてみよう。

原典主義者には認められないことかもしれませんが、いい加減派の私としては良い音で聴けるのはうれしい。所詮音楽は楽譜自体が再生芸術なんだから。。。しかしソフトウェアもなかなかすごいですな。これで演奏しているホログラムでもあれば演奏会ができるし「モレルの発明」やんか。

コメント

こんにちは。本当にすごいソフトができましたね。ホログラムまで大仕掛けにしなくても、グールドの映像はたくさん残っているでしょう。その音をZENPHにインプットして、大型プロジェクターとディスクラヴィアのシンクロ・コンサートを開けばウケると思います。ピアノの中にスピーカーを取り付けておいて、突然、彼の唸り声まで出したら、観客は驚くでしょうね。

変装曲さんこんにちは。

確かにうなり声のアイディアはよいかも。ホログラムも最初は何もなくて、最後の主題のあたりで唐突に現れるとか・・・ホラーですか。

バイノーラルが入っているあたりが好き物向けのCDですなあ。

コメントする