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July 05, 2007

●天帝のつかわせる御矢

book-Mahoro-02.jpgというわけで「天帝のはしたなき果実」のはしたない終わり方に萌え萌えだったわたくしは続けて「天帝のつかわせる御矢」も読んだわけであります。こちらはクリスティーの列車もののパスティッシュとでもいいましょうか、しかし最後は予定調和的な大脱線(列車が、じゃないよ)、もう人外・妖狐合戦は笑い飛ばすしかない。これも大変面白かったです。しかし主人公の外道ナ感じは笑っちゃいますね。

ちょっと物足りないのは前作のメンバーの出番が少ないことですかね。 やはりライノベ的萌え萌え感では前回女性神はもっともっとほしいです。

しかし知識廃人の妄想は続く・・・という感じはよいのだが、途中にはさまれた病院の部分が、連作の最後に夢落ちを思わせて嫌だなあ。このままいっちゃっててくれるとよいのですが。

コメント

読みました。
前作が途中まで「黒死館」でラストが西尾維新だったとすれば、
今回は途中まで「オリエント急行」で最後が「魔界転生」ですなあ。
「今日のところはここまでにしといてやる」と去っていくラスボス、
あまりに様式美で泣けました。
第3作は宇宙空間にでも飛び出さないと物語を支えきれないんじゃ?

なるほど「魔界転生」はいい感じかも。いやあ様式美は心に響きますね。第3作・・・でるんでしょうか?やはりみんなで合宿の山荘ものでしょうか?

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