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October 10, 2007

●インシテミル

book-Yonezawa-05.jpg金沢からの帰り道に読む本が終わった(クロエだ)ので急に途中の書店で調達。Beansはとても見ずらいぞ。。。しかも海外小説でマルケスからカーまでごっちゃに置かれても。。。つうかこれは他で買ったのですが。で、気楽に電車でと思って米澤穂信さんの新しいやつを買ってみたが、明るい雰囲気ではなかった。

どうも古典部シリーズや小市民シリーズのイメージから人の死なないちょっとひねくれた青春浪漫みたいなイメージだったんだけど、今回のインシテミルはミステリ度100%、青春ロマン的なところはなく、クローズドサークルでの事件です。

しかしそこはなかなか一筋縄ではいかないし、米澤穂信さんらしい寝たふり、もといネタ振りと最後の加速感はよかった。ただ、完全にいろいろな推理小説を読んでいる人向きであることは確かで、知っていることによる「違和感」自体がトリックのようになっているので要注意である。うーん、他のも読むべきかなあ。

最後の手紙が一番好きです。いやほんと。

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