●ハイティンク、アルゲリッチ
CDを整理するためにソフトケースを大量購入して格闘中である。プラスチックのケースをはずしてソフトケースに詰め替えるのだが、なかなか時間がかかります。でも入れ替えると収納量が1/3くらいになるので、もう手放せません。東京用により大量購入が必要なのだ。
さて、収納できるということはもっと買えるということ・・・いやこの考え方がすでによくないのだが。この秋もいくつかクラシックのCDを購入しているが、中ではハイティンク物がよかった。Amazonでうまくみつからなかったのでリンクはありません。
ハイティンク-シカゴ交響楽団のCSO Resoundシリーズとして「ブルックナー交響曲第7番」が出ました。うーん、いい!昔はハイティンク好きじゃなかったんだけどなあ。速過ぎもせず遅くもなくふっくらとした感じのなかに丹念に作りこまれた感がある。この曲に関して今の私のテンポ感で一番納得いくものであった。ハイティンク-シカゴ交響楽団は良い組み合わせだなあ。今後もうまく続くとよいと思います。
今回のブルックナーはCD盤とSACD盤があって、私は当然SACDで購入なんだけど、これがSACDで出るなら前のマーラー交響曲第3番もSACDにしてほしかった。。。
そういえば上岡敏之&ヴッパータール交響楽団の長ーいと評判のものも買う気だったんだけど店頭で試聴してやめました。耐えられん。何度か聴けばなれるかもしれんが、ちょっとねえ。ライブだと感じ方が違って良いのかな。
同じくハイティンク-ロイヤルコンセルトヘボウの「マーラー交響曲第4番」も。これは私の好みよりちょっとだけ遅めなんだけど、これはこれで十分鳴らしてくれました。特に3楽章はいい。さすがに昔の女房というかんじでございます。どこかに書いてあったけどこの曲は拍手まで入れないほうが良いというのは私も賛成である。
これもSACD盤でRCOの自主制作盤です(上のはCSOの自主制作盤)。なんか自主制作盤のほうが元気があっておもしろいですね。RCOの自主制作盤のシリーズでは現主席であるヤンソンスとのものが多かったのですが、たまにハイティンクでもいいな。
一方アルゲリッチがショスタコーヴィッチを弾いたCDですが、ピアノ協奏曲第1番、コンチェルティーノ、ピアノ五重奏曲という組み合わせで2006年ルガノ・フェスティヴァルでのライヴ録音です。EMIはあのCopyControlCD以来買う気はないんですが、まあ仕方なし。結局アラーニャのCDとか買いなおしたりしたからね、金返せって気持ちですよ。。。話がずれました。
で、アルゲリッチらしく?表現つけまくりで、おもしろいことはおもしろいんだけど、ショスタコの機械的な表現のおもしろさが逆に減っているかもしれない。でも演奏は極上ですね、まいった。
前にコンチェルティーノをマンドリン合奏用にした譜面を作ったことがあって、最初試奏まではしたことがあったんですが、そのままになってるなあ。。。まあ著作権もあるし公開もできないんですけどね。このCDでのコンチェルティーノは少しゆっくり目の演奏なのだけれど、その分表現が濃厚です。 コンチェルティーノやピアノ五重奏曲は良い曲だと思うけど、これで、というCDがなかったので定番によいかもしれない。でも2台のピアノだと「組曲 Op.6」もほしかったね。
タイトルから離れるのでジャケットは載せませんがスクロヴァチェフスキ&ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィル(指揮者も団体も長すぎる。。。)のシューマンの交響曲第1番&第4番もすばらしいです。83歳とは思えぬ躍動感と切れで、これはCDも安いしお勧めです。