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November 23, 2007

●時間割

book-Butor-01.jpgミシェル・ビュトールの時間割をブレストンの時空迷路に苦しみながら読んだ。で、おもしろかったかというと、うーん、微妙。最初はおもしろかったんだけどなあ。。。なんせ途中からしつこいはかったるいはで困った。やりたいことはわかる気もするんだけど、最後の感想は「フ・ラ・ン・ス・野・郎・は・さ・っ・さ・と・国・に・帰・れ」といいましょうか、ブレストンという都市に同情しちゃいますよ、ほんと。

もうちょっとすっきり書いてるとおもしろくなりそうなんだけど、書かれた時代のせいもあるのか、「アレクサンドリア四重奏」みたいにもってまわった書き方で、うーん、もう時代遅れというかそんなにおいがぷんぷんです。ま、こういう粘着質的自分が大事ってやつは冗談としてはおもしろいけど、こうまでやられるとバカの自己弁護を読むことに意味があるのか、ということでございまして、今の私には無理です。団塊の世代的な個人主義というか身勝手さだよな、まったく。

時間のトリックとかちょっとだけおもしろいけど、もう最後はどうでもよくなったので別に2月に何が起こっていようが興味ないです、はい。

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