●スペイン交響曲(ただしヴァイオリンとギターだ)
二流だB級だと言われようとラロ好きです。いや、スペイン交響曲もいいけど「イースの王」(ゲームのサントラではありません)や交響曲などが好きなんですが。そういえば「のだめカンタービレ」ではジャン君が「スペイン交響曲」をコンクールで指揮していたのでもう有名曲かな。
さて、そんなラロの「スペイン交響曲」のヴァイオリンとギター版です。えー、そんなのあり?とも思うが、最初はひいたけど、けっこうありだった。
なお新譜ではなく、原盤はマルコ・ポーロのようである。
最初のジャンジャンジャーン(ジャン君のことではない)からギターだとなんか色物だったかなあとも思ったのですが、いやヴァイオリンとの掛け合いが始まると確かに良い。ピアノ伴奏よりは味があるかもしれんと思うのは「スペイン」にだまされているのかもしれんけど。普通のヴァイオリン協奏曲だとちょっと無謀かとも思うけど、ヴァイオリンパートの旋律性とギターが結構うまくマッチしております。そういえばレコードができるまでは室内楽編成で演奏して楽しんだりしてたんですよね。
さてCDは OUR Recordings というところから出たのだが(もちろん輸入版である)、新録音ではない。録音は1992年だが2007年にリマスターしているようだ。で、元がマルコ・ポーロだというのはNAXOSのライブラリにあるからで、無料体験とかで聴けるかも。
オーケストラを大音量で聴くのもよいけど、こういう室内楽編成で夜聴くのもなかなかおつなもんです。ワインなど片手にあればかっこよいのだが。この音楽にはどんなワインが?