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October 26, 2008

●Expressia

CD-Expressia-armenian.jpgこの「Expressia」というCDは、Cadence Ensemble という室内楽団体が演奏しているものですが、副題が「armenian Metamorphoses」となっているように、アルメニアの作曲家の曲が並んでいます。

アルメニアの作曲家で有名なのはもちろんハチャトリアンで、ここでも有名な「剣の舞」も入っていますが、他のスパルタクス組曲第2番 - スパルタクスとフリーギアのアダージョ、ガイーヌ(抜粋)の2曲もあって、名曲集ではありません。ハチャトリアンは旋律がうまいというか聴かせるんだよなあ。

もっとも私の目標はA. アルチュニアンの「アルメニア狂詩曲」であります。わたしゃこの曲が大好きで、コンコルディアで指揮させて貰える時に候補として編曲して、1、2回演奏してもらったんですよね。前半の旋律的な部分も、後半の5/8と6/8が組み合わさる舞曲的な部分もたまらーんということです。さて日々是音楽でもやりたいけど、アルチュニアン・・・ご存命のはずです。まあJASRACで登録すりゃ演奏は出せるかも。。。といっても元データがないか。

他の曲も含めてアルメニアの、ちょっと憂愁を含んだような音階の旋律は心にしみるし、室内楽の編曲、これがピアノ、ヴァイオリン、ベースにギター、アコーデオンという泣かせる五重奏は夜のお供によいです。そうそうNAXOSのこちらでも試聴できるけど、冒頭30秒では5/8と6/8が聴くことはできんなあ。

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