定例のCalifornia Wine Trading主催のワイン会に参加。
今回の目玉はSloan Red Estate 2002、WS99点ワイン。
そのほか、以下のラインアップ。
◇サン・スペリー ホワイト・メリタージュ 2005
ボルドーブレンド・ラインのVirtuブランド。造るのはMichael Beaulac。
レモン、グレープフルーツの果実味。花の香りはセミヨンか?
年によってブレンドが異なり、この年はSB47%、セミヨン53%。
http://www.stsupery.com/wines/eluandvirtu/virtu.html
◆アラウホ CS アルタグラシア 2003
アラウホ アイズル・ヴィンヤードのセカンド。
1999年デビュー。CS、Merlot、PVのブレンド。
赤ベリー系、プラムの香り。ややおとなしめ。
次にCWTが扱いを始めたモントレーのワイナリー。
Carmel旅行時のデリ夕食のお供だったと記憶。
http://www.morganwinery.com/
◆モーガン PN ダブル"L" 2004
単一畑。"Double Luck”は双子の娘にちなんで。
SLHのオーガニック栽培だが、サンタバーバラ臭。
チェリー、小梅の香り。酸は強いが、エレガント。好み。
ディジョンクローンの777、667、115、ポマールの4と5。
◆モーガン PN 12クローン SLH 2004
12のクローンから造られるピノノワール。
前者より色が濃い。熟したチェリー、ミネラル感あり。
55%はダブルL、12%はロゼッラ畑より。
続いて日本では入手困難なアンブルネオのPN3連発。
AmbullneoはAMerican、BULL breeds、NEOpolitan (Mastiff)に由来。
オーナーはGreg Linn、ワインメーカーScott Ames。
http://www.ambullneovineyards.com/
◆アンブルネオ PN ブルドッグ・リザーブ 2004
サンタ・マリアの畑より。赤ベリー系、チェリーの香り。
少しおとなしめだがチャーミング。
"Pinot on stilts"、大振りってことかな?
"Rats on stilts"のもじりだったりして。
◆アンブルネオ PN マスティフ・キュベ 2004
この年デビューのキュベ。前者より黒系果実味強し。
"Beefy by any measure"、マッチョってことかな?
カーネロスのハイド、ハドソン両畑からのブレンド。
◆アンブルネオ PN カニス・メジャー 2004
前2つのブレンドで造られるワイン。California表記。
確かに形容に悩む複雑な香り。酸のバランスもよい。
ブルゴーニュ風と評されるが、ブルより体躯がっしり。
◆スローン レッド エステート 2002
黒ベリー系、カシス、スパイス、チョコの香り。
濃厚な果実味で、凝縮感あるワイン。
今は確かにおいしいが、熟成後は想定範囲外。
http://www.sloanwine.com/index.php
素っ気ないサイトのFAQには、
Is it true that Robert Parker gave Sloan a 100? とあり、
パーカー氏は2003/12に以下の評価をしたらしい。
Sloan 2000 - 92+
Sloan 2001 - 96-99
Sloan 2002 - 96-100
《料理》
こちらの料理は素材重視の加州テイスト。Winart秋号にも掲載。
青パパイヤと柿のサラダ
リンゴの香りが白ワインの酸がマッチして清々しい味。
アボカドとマッシュルームのチーズキッシュ
チーズはクラスト、チェダー。松の実がアクセント。
麦豚のミートロール、焼きリンゴ添え
苦味があり、シナモン、ナツメグも赤ワインにマッチ。
秋栗とカカオニブズのショートパスタ
栗やキノコ類が秋の到来を彷彿と。シラーでもいい。
緑茶とブドウムース
和洋折衷のお菓子。ゼラチンがおいしい。