May 30, 2009
May 24, 2009
●東京湾野鳥公園-09/05/23
May 20, 2009
●高野聖・歌行燈
日本文学を読むのはずいぶんお久のような気がする。古典的なものを読んでいたのは主に高校の頃だから、きっと何もわからずに読んでいたのだ。もちろんその頃に読むことも重要な体験ではあるが、やはりそれだけでは足りないのだろうと思う。
で、泉鏡花を読みたくなって「高野聖・歌行燈」を読んだ。鏡花というと幻想文学で「高野聖」が面白いかと思ったが、いや、それはそれで面白いのだが、自分的には「歌行燈」がおもしろかったあたりが、昔と読み方が変わっているところであろう。「高野聖」も面白いがいわゆる普通の小説の形をしている。「歌行燈」は現代の小説の形から跳躍した展開と形式が面白い。
弥二さん喜多さん的な江戸黄表紙本の地口的な冗談みたいな話から、運命が絡み合う展開へどんどん加速していくのだ。しかも描写がまるで映像的。 最後は能の舞の中での交錯。。。うーん、能そのものかい。
というわけで、鏡花だけでなく、日本文学も読み直してみようかと思っている。
May 17, 2009
●東京湾野鳥公園-09/05/17
May 15, 2009
●シグマ APO 50-500mm F4-6.3 EX DG HSM
仕事のストレスが増えてきたのと、カードで買えば来月払いだというのと、妹1のレンズに刺激をうけて、ぽちっとなしてしまった。金がないのになあ。。。シグマ APO 50-500mm F4-6.3 EX DG HSMなのだ。もちろん完全に野鳥仕様だす。
レンズとしては ZUIKO DIGITAL ED50-200mmF2.8-3.5SWD は激愛しておるのだが、やはり焦点距離が短い。EC-20をつけて、35mm換算で800mm F7.0で撮影しているのだが、やはりもう少し望遠がいいなーと。ちょっとだけ明るいし。これで 1000mm F6.3が手持ちで写せるのだ。問題はEC-14を買っちゃうかどうかだが、1400mmかあ。。。実用になるのかなあ。ま、とりあえず野鳥用はEC-14を買えばいったん終わり。まあレンズとしては、ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD がほしいかな。でもシグマ 30mm F1.4 も興味があったりして。
今週末は天気も良くなさそうだし、仕事もあるので実践投入できるかどうか。
May 10, 2009
●フランクフルトへの乗客
クリスティーのノンシリーズを読んでいる。「フランクフルトへの乗客」は初読であります。「20世紀少年」のはるか前にこんな作品ができているとは。
クリスティ女史の80歳を記念して書かれた作品で、スパイもの?ともとれますが、世界の現状への「怒り」が書かせているようで、なんだか頭が下がります。1970年作ということはそれから40年ちかくたっているんだが、先生すみません、人間はより悪い方向へ向かっています。馬鹿ばかりです。日本では本当にやっちゃいました。
というわけで、一応推理小説風にラスボスは誰かとか、オチみたいなエンディングもあるし、作者自身コミック・オペラと書いているけど、まあそんなことはどうでもよくて、操られることの愚かさと危なさに満ちていると思っている。 ストーリーは少々散漫だけれど、女史が言いたいことを書いたんだから、これはこれで良いのだと思う。
●葛西臨海公園-09/05/10
May 05, 2009
●GOEMON
午後には豊島園の映画館で「GOEMON」を観てきた。実は観たかったのだ。前作「CASSHERN」で毀誉褒貶が激しかった紀里谷和明監督ではあるけれど、各シーンのかっこよさというかJOJO的な世界を実際の映像として作り出せる能力はすばらしいと思う。ただ、映画の文法として単語だけを並べたような気がしていて、文章として読むにはつらいのだが。でもなんにも気にせず「シーンのかっこよさ」を観たければ一番ではないだろうか。
で、「GOEMON」はアナザーワールド的な戦国時代の設定といい、江口洋介と大沢たかお他の信長(中村橋之助)、秀吉(奥田瑛二)、家康(伊武雅刀)のおじさん連がいっちゃってて良い(服部半蔵(寺島進)含む)。次の映画は中年以上の爺連による怪しいノワール映画でもよいんじゃないか。。。客が入らないか。霧隠才蔵の大沢たかおは江口洋介食ってたなあ。
あ、もちろん名作というには壊れた部分も多いのだが、突出した部分も確かに多いということで、今の気分では気に入りました。ただ広末涼子は全然だめ。あの話し方はあわないので他の女優のほうがよかった。