September 30, 2005

●iPod nano

iPod-nano.jpg購入するのはそこに4GB黒があるからだ。というわけでたまたまビックカメラに4GBものがあったので購入してしまいました。ほほほ。まあ2GBならすぐに手に入ったんでしょうけど、今までの経緯でクラシックはmp3 320kbps そのほかは192kbps と決めているので、2GBだとあんまり入らんでしょうというわけです。もともとこの夏は軽装していると重装備の再生機2台持ち歩き続けるのは疲れるということで、棒型のウォークマンなどまじめに考えていたんだけど、でちゃったからね。

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September 26, 2005

●バルバラ異界

book-BarBara-01.jpg萩尾望都の「バルバラ異界」の第4巻が出ていた。完結編なのだが、ちょっとキリヤとトキオの関係に涙(それではタカがかわいそう?)。青羽の運命にも涙。でもなんとか世界を構築したんだからよかったんだろうか?イーガンなんかよりずっとハードなSFのような気がする。

もっとも後から読むと「バルバラ異界」も「スターレッド」とか「銀の三角」とかをうまく混ぜたような感じではあるんだけど、やはり各人の個性の立て方がうまいね。でもトキオはちょっと弱かったような。萩尾望都でそのうち「鳥類学者のファンタジア」をコミック化してくれないかな。キリコとフォギーもおもしろそう。

なお「のだめカンタービレ」13巻のしおりは峰君でした。がっくし。(個人的には最近はモーニングの「ピアノの森」の方が盛り上がっている。)

September 23, 2005

●別宮貞雄:交響曲第1番、第2番

CD-bekku-01.jpgNAXOS の「日本作曲家選輯」はいくつか購入しているんだけど、今回「別宮貞雄:交響曲第1番、第2番」がでたので購入した。別宮貞雄氏の曲に詳しいわけではないんですが、昔マンドリン合奏にどうかと思って、「弦楽オーケストラのための小交響曲」のスコアをなぜか衝動買い、でも今眺めてみると3楽章とか難しそうだなあ。。。というわけであんまり曲を知らなくても勝手に親近感をもっているというか、やはり変に12音だったり実験音楽だったりするのに比べると良いなあという気分です。このCDではないけど「管弦楽のための『二つの祈り』」のフーガ?なんぞも忘れられない。

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September 20, 2005

●迷路

book-MacDonald-02.jpgフィリップ・マクドナルドは「フライアーズ・バードン館の謎」でちょっとひいていたんだけど、世界探偵小説全集を読み始めるとすると「Xに対する逮捕状」があるので読むのか?ゲスリン大佐おもしろいのか?ということで、ちょっと予備的にポケミスの「迷路」を読んでみたら、より一層どんびき状態になってしまった。いや正統パズラーの本で、休暇中のゲスリン大佐(読者)に与えられるのは、検死審問の資料のみ。さああなたは犯人を見つけられるか?いや見つけても全然面白くないんですけど。。。こういうのが本格の醍醐味なんだろうか?

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September 19, 2005

●パラダイス・モーテル

book-McCormack-02.jpgエリック・マコーマックの「パラダイス・モーテル」を読んだ。前に短篇集である「隠し部屋を査察して」を読んで、あまりに変でおもしろいなあと思っていたんだけど、「パラダイス・モーテル」もやはりおかしい。この「おかしい」は「おもしろい」ではなく「狂っている」であります。以前に「カフカ+ボルヘスに筒井康隆を乾燥させてまぶした感じ。どちらかというと幻想小説にすれた人でないつらいかもしれません。」と書きましたが今回もよりいっそうそんな感じで、つうか小説と言うか散文詩というか、なんか違和感を感じつつ、それでも奔放なイメージにはすんげーと思いつつ。

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September 17, 2005

●MOTU Symphonic Instrument

msi.jpg最近のオーケストラ音源としては「Miroslav Philharmonik」と「MOTU Symphonic Instrument」に興味を持っていたんだけど、デモを聴いて「MOTU Symphonic Instrument」のほうに傾いていました。デモ曲の作りのせいかなあ、「Miroslav Philharmonik」のほうがもっさりとした感じで。。。ちょっとSampleTankくさい。で、ヨドバシへ他のものを買いに行っていたら「MOTU Symphonic Instrument」を発見したので購入してしまった。

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September 13, 2005

●モーダルな事象 -桑潟幸一助教授のスタイリッシュな生活-

book-Okuizumi-02.jpg一面のモーダルである。

奥泉光の「モーダルな事象」は文藝春秋の本格ミステリ・マスターズの一冊として書かれており、しかし私としては山田正紀の「僧正の積木唄」でこのシリーズにはトラウマを覚えており、では一般の人はどうかというとそうでもないふうなので、ああ世の中にはいろいろあるのだなあ、俺には本格ミステリ・マスターズは過ぎたるものだったのだ、世間の人もそういっているのだ、お前なんかに本格を読む資格はない、ミステリを論じる能力もない、マスターズなどもってのほか、ああ資格はないのです。

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September 11, 2005

●チャーリーとチョコレート工場

Movie-chocolate.jpgティム・バートンなので、ちょっと期待して初日から行ったんだけど、結構多かった。今までの経験からとしまえんでは初日でも空いているのかと思っていたのだ。「チャーリーとチョコレート工場」おもしろすぎる。ロアルド・ダールはイギリス人なのね、やはりイギリスってなんかひねくれてるよなあ。久々にもう一回見に行こうかとも思っている。ウンパ・ルンパ最高!

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September 10, 2005

●ルーマニア民俗舞曲

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バルトークが好きやー、と空に向かって叫ぶほどのことでもないが、この時代の12音音楽がそれほど好きではないせいか、民俗的なものが好きなせいか、オスティナートはたまらんのうという刷り込みのせいか、バルトークの曲は結構好きである。弦楽四重奏やオケコン、2台のピアノと打楽器のためのソナタ、弦チェレなど有名曲はもちろん、無伴奏ヴァイオリンソナタ、ピアノ協奏曲全部、カンタータ・プロヴァーナにいたるまで好きだぞ。で、今回はバルトークルーマニア民俗舞曲です。

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September 09, 2005

●積読リスト2005秋

まともなSFに落第している私としてはそれでもなんだかぐずぐずと執念深くコアなSFファンに憧れを抱いたりするわけで、それでもイーガンを積んだんだけどまだ最初で挫折しているので一転お馬鹿らしい「銀河のヒッチコックガイド」(レストラン付き)を購入したので積みます。読書の秋だし。SFなのでハヤカワか創元とばかり思い込んで探していたら河出文庫であった。

おまけにジーン・ウルフ (Gene Wolfe) の「新しい太陽の書」4部作がハヤカワ60周年記念リバイバルで復刊されているのを発見し、奇声をあげて購入、いやあ立派に積むことができました。また一歩SFファンに近づいた気分です(早くゼラズニイのドリームマスターも復刊してちょ)。

秋に向けてはエリクソンの「アムネジア・スコープ」も買ったし、奥泉光の「モーダルな事象」はまだまだ長そうだし、ついでに映画に影響されてそういえば昔の(たぶんポプラ社の)物しか読んでいなかったなあということで、「カリオストロ伯爵夫人」なども購入。やはり当面出入りを考えると読む速度より買う速度が当然速いわけで、ことごとく「積まれる」のであった。この秋には他にもマイケル・イネスの「ストップ・プレス」や「アプルビイズ・エンド」はまず買うだろうし、若島正氏訳の2冊「ロリータ」やG・カブレラ=インファンテ 神聖な煙」(一体どう翻訳しているんだ?)もはずせませんなあ。。。そろそろ引っ越して本棚倍増計画を考えないといかんなあ。。。

September 07, 2005

●鳥類学者のファンタジア

book-Okuizumi-01.jpg久しぶりに日本の小説のコーナーで奥泉光の「モーダルな事象」を手に取り、これはおもしろそうだと読み始めたのは良いのですが(実際おもしろいし桑幸のダメぶりは親近感ばくれつだし)、どうも内容的にというか徹底的に楽しむには「鳥類学者のファンタジア」を先に読んだほうがよさそうだと途中で気付いて、方向転換しこちらを先に読みました。本当は「『我輩は猫である』殺人事件」から読むべきだったような気もしますが、近くの書店では見つからず。まあその顛末は後に書くとして、久しぶりに日本語で計算された語りを読んで、しかも音楽満載なので、楽しさ爆裂でしたよ。フォギーと霧子にもホロリときました。

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September 04, 2005

●オペラ座の怪人

DVD-Phantom-01.jpg日本版のDVDがでたので購入してみた。つうかUS版も持っているんですが。理由はサラ・ブライトマンの歌っているプロモがほしかったから。入っていたんで満足したんだけど(予想よりも多く入っていた)、冷静に考えるとその17分間のために9千円近いのはちょっとよくない。サラ・ブライトマンは歌は良いのだが顔を見ているとベッキーと同イメージになってしまって困る。バラエティになっちゃうよ。

まあ翻訳でも見て笑うか。映画上映の時から変わっているんだろうか?

September 02, 2005

●めざめの方舟

dvd-OshiMamoru-01.jpg何時の間にか押井守監修の「めざめの方舟」のDVDがでていたので買ってみた。ついでに音楽は川井憲次なのでこれも買っちゃった。愛・地球博(愛知万博)のパヴィリオンでやってるみたいなんだけど、ちょっとぐぐってみると、わけわかんなーいモードの意見多数。まあそりゃそうでしょうね。つうか、こういうものはわかんなきゃいけないのか?私の場合は多分見るたびごとに新しい発見やそのときの考えが現れて、総体的には地球や環境のことを想いそうだし、その時々で違うこと考えると思うんだけど、それが押井守の考えと全く同じでなければならない理由も無いし、それで全然問題ないと思うし。ただ、子供が泣き出したのはさすがに納得である。

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