February 26, 2006

●トゥルーデおばさん

book-moroboshi-02.jpg岩波文庫でゴーゴリの「死せる魂」3巻と「ディカーニカ近郷夜話」2巻が復刊したので、一気買い。高い全集買わなくて良かったよお。さて、それはまだ全然手をつけていないので、読んだマンガから、諸星大二郎の新しい単行本「トゥルーデおばさん」の紹介を。うーん、ギリアムの「ブラーザーズ・グリム」観にいけなかったなあ。DVDが3月中旬なので原典読んでからこれも観よう。

このちょっと歪んだなんか変な感じが良いです。

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February 25, 2006

●Mahler Symphony No.9 - MTT

SACD-MTT-Mahler9.jpgSACD ということでいくつか買っていますが、マーラーはやはり録音が良いほうが良い。遠い昔私は LP からはいったわけだけど、その頃のNo.2「復活」の5楽章なんてppの部分は LP のほこりのノイズにまぎれてよくわからんかったので、いまだにうーむとうなりそうな感じなのだが。その中でも9番はやはり別格。交響曲の王がベートーヴェンの第9だとしても(もしかしたら第5かもしれんが)、交響曲の女王はマーラーの9番でよいんじゃないか?女王のほうが裏ではきっと王様をも尻にしいて強いのだ。

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February 21, 2006

●みにくい白鳥

book-Strugatsukij-03.jpg週末に DNS とメールのほうを新サーバに移行してみたが、はて大丈夫だろうか?こういうとき1回線しかないとつらいなあ。。。まあ見えてるみたいだし、朝メールもきてたから大丈夫かな。SPAMメールはこういうときだけ役立つなあ。

さて、続いて A&B ストルガツキーの「みにくい白鳥」です。あんまり同じ作家を続けては読まないようにしているんですけど、今回は、作家自身が「モスクワ妄想倶楽部(びっこな運命)」と「みにくい白鳥」を組み合わせてひとつの作品「びっこな運命」にしているようなので、続けて読んだ。まあ「モスクワ妄想倶楽部」のほうはすこーし単独では弱いのかな。まあそれはそれとして単独では星4つで。

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February 19, 2006

●Acoustic YMO

CD-AcousticYMO-01.jpgYMO というか、細野晴臣、高橋幸宏、坂本龍一の3人による“HUMAN AUDIO SPONGE”のライブのDVD HAS/HAS HUMAN AUDIO SPONGE Live in Barcelona-Tokyo がでたのでそれを注文していたのですが、そのときに探していたら「といぼっくす」というグループの「Acoustic YMO」というのを見つけたので一緒に購入した。まあ冷やかしかと思っていたらまともに良かったので、HAS はそのうち紹介するとして(といいつつ忘れそうな気もするけど)、今回は「Acoustic YMO」で。

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February 18, 2006

●ロシア・ファンタスチカ(SF)の旅

book-fantastica.jpg
東洋書店からユーラシア・ブックレットという小冊子のシリーズがあって、「ロシア・ユーラシアを多面的に紹介する唯一のシリーズ!」だそうですが、「ロシア・ファンタスチカ(SF)の旅」はブルガーコフやストルガツキー、ペレーヴィンを読んでいることもあって読んでみた。短いのですぐ読めるんだけど、最近の作家の名前は読んだことがないので、ペレーヴィン以外作家名とイメージが結びつかず困ったちゃん。第2章の作家の系譜はゴーゴリ、シチェドリン、イリフ&ペトロフ、ブルガーコフ、ストルガツキーが出てきてちょっと参考になる。ただ全体的な量は非常に薄い。まあ600円ほどだしね。

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February 16, 2006

●SuSE 設定中

pc-SuSE.jpgさて、DNSやメールをいじっていたのですが、DNSはいろいろと下手うって日曜の夜はつながりにくかったと思われます。切り替えてテストしてたんだけどちょっとうまくいかず。調べてみると YaST が勝手に書き加えたりしてるんだよなあ、ということでまだ前のサーバのままなんですが、また週末にはテストしようと思います。DNSのあたりはYaSTは使いたくはないことに決定。まずDNSとメール環境を新サーバに移してから他のを考えよう。。。

新サーバに移行するとして MovableType はどうするか検討中。。。前は mambo とかも考えていたんだけど、今はそんなに使用するとは思えないので、普通のBlogツールでよいかなあとか。MovableType 購入するのは別に良いのですが、 Serene Bach でいかがなモンだろうかとちと妄想中。

February 13, 2006

●のだめカンタービレ(15) 限定版

気の早い話で6月13日に発売の「のだめカンタービレ(15) 」ですが、限定版の予約が行われています。あの「ラプソディーブルーを演奏した!」マングースぬいぐるみつき!で1,980円。完全限定生産とか。。。講談社Book倶楽部での予約は今月中のようです。すきものの方はがんばって予約してください。おいらは。。。ごみになっちゃいそうなので。このリンク先にを見ると予約したくなってしまうんですけどね。

おへそを押してどんな音が鳴るのかは知りたいなあ。「ぎゃぼ」かなあ。

February 11, 2006

●モスクワ妄想倶楽部

book-Strugatsukij-02.jpgブルガーコフの「巨匠とマルガリータ」が面白すぎたんだけど、並列にミルチャ・エリアーデの「エリアーデ幻想小説全集〈第1巻〉」を読み始めていて、「令嬢クリスティナ」「蛇」を読み終わり、「 ホーニヒベルガー博士の秘密」を読んでいるが、うーん、終わらん。さすがに幻想小説全集は特盛クラスの分量です。

さてそうしているうちに、もうひとつのCPUでは並列に次の本を読むわけで、なんにしようか迷ったんだけど、ブルガーコフつながりで A&B ストルガツキーの「モスクワ妄想倶楽部」にしました。ロシアもの続けるのもどうかと思うんだけど、もうほとんどブルガーコフへのオマージュにあふれているので、いまじゃないと感動できない気もする。逆に言うとブルガーコフを先に読んでいてよかったなー(ストルガツキーの本のほうが先に積まれたわけで)。文壇というか作家連盟の家がおもしろすぎるなあ、小説に関するびっこな運命も心に残るなあ、でもタイトルは「びっこな運命」のほうが良かったなあ、というわけで星4つだけど、この本から読むことはまったく薦められない。少なくともストルガツキーに関しては何か他の作品から読んでいることが望ましいし、ブルガーコフの「巨匠とマルガリータ」は読んでからのほうが良い。もう感動の仕方が違います。

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February 09, 2006

●伊福部昭氏死去

ということで、ご冥福をお祈りします。今晩は「シンフォニア・タプカーラ」を聴くしかないかあ、という感じですが。いや「交響譚詩」の第2楽章かなあ。。。もちろん好きなんだけど、最近の持ち上げられ方というか祭り上げられ方は、ちょっと行き過ぎかもという気もあったのだけれど。自分で好きなのはどの曲なんだろうというと、やっぱり「オーケストラとマリンバのためのラウダ・コンチェルタータ」かな。今晩もこれかな。曲もそうだが山田一雄指揮も燃えたのかもしれぬ。あとは普通になるけど上記の曲と「SF交響ファンタジー第1番」だろうか。

いくつか再発されるとすれば、キング盤の男声合唱での「オホーツクの海」がほしいなあ。藍川由美の唄のものも良いけど、男声合唱の迫力は迫力である。。。

February 05, 2006

●間違いの悲劇

book-queen-03.jpgエラリー・クイーンの最後の聖典・・・というほどクイーンに心酔しているわけではないのですが、最後の梗概とかにも興味があったので読んでみた。「間違いの悲劇」(The Tragedy of the Errors)は最後の長編である「心地よく秘密めいた場所」の次回作にあたる長編のためにダネイさんが用意したものです。なるほどシノプシス(梗概)とはこういうものかと勉強になった。内容は後期のクイーンらしいなあ。。。まあこれはそれなりにファンならば読んでも良い。が、同時に入ったほかの短編は単なるなぞなぞ程度なので、もしクイーン以外の作者の短編として読めば壁に投げつけているかもしれない。というわけで、星2つで。ファン以外には推薦はとてもできませぬ。。。でも「最後の一撃」が読みたくなったなあ。

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February 03, 2006

●SUSE 10.0

book-SUSE10.jpg移行しようかなーと思っていたサーバをほったらかしていたので、少し手を入れてみる。。。というかそのたびに全部忘れてまた0からやってるんですけど。SUSE 9.3 までは導入されていて、Samba で音楽ファイルサーバにはなっているのだけど、この際 SUSE 10.0 にあげてみた。

ついでに忘れている設定も思い出すように「SUSE Linux10.0ビギナーズバイブル」を購入。わたしゃ永遠のビギナーだな。この種ではFedoraとかVineとかもう要らない本がたくさんあるのでうまく処分しなくては。。。邪魔、ごみだね。今回の本くらいは少しきちんと読みたいと思う。

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February 01, 2006

●巨匠とマルガリータ 第2の書

book-Bulgakov-03.jpg第1の書に続いて、ミハイル・ブルガーコフの「巨匠とマルガリータ 第2の書」を読んだが、こいつはすごい、すごすぎます。これだけどたばたに書きながら、最後はハ・ノツリとピラトのことが、巨匠とマルガリータのことが、弟子の詩人(最後は教授になってますが)のことが、モスクワの人々ことが、そしてヴォランドやそのつれのことが心に残るのはなぜなんだろう。。。最後はメタフィクションに突入するとは、もうやられまくりました。というわけで久々に星5つということで、「フリアとシナリオライター」以来の満点でございます。「フリアとシナリオライター」は誰にでも安心して推薦できたけど、今回はそうでもない。そうでもないのだが、しかし、この本は読まれるべきではないか?そして、共産主義や民主主義といった政治、自己憐憫的な宗教を越えて、自分はどう生きるべきなのかを考えるというか感じる必要があるんじゃなかろうか。

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