July 31, 2007

●7月の色

070731-01.jpg7月は忙しくて、また祇園祭の頃は人が一杯で今月の色は無しかとも思ったが、この2日間は会社の都合で休み。というわけで六角高倉の栖園で恒例の「琥珀流しとわらび餅のセット」である。7月の色はミントブルー。甘さとミントの感じがよい。そしてお茶ではなく炭酸水がついているのが夏っぽいですね。今日も暑いけど、湿度が下がってきたので気持ちよくなってきた。

関西では今年は7月24日ごろに梅雨が明けたらしい。気象庁のサイトではまだ関東地方は載っていないなあ。 さてもう明日から8月だし。さすがに明日に8月の色を書く気はないですが。

●碁界黄金の十九世紀

book-gokai-01.jpgそういえば張栩碁聖と依田九段は富士通杯は残念でしたし、森内名人が十八世の資格を得るとかいろいろありますが、残念なことにあんまり見てる暇ないなあ。そんな中で「碁界黄金の十九世紀―江戸後期から明治-日本の碁を頂点に導いた名手たち」 が出たので購入しました。

大仙知から元丈・知得、丈和・幻庵、秀和・秀策・秀甫、天保四傑と江戸時代でも囲碁のもっとも隆盛を極めた頃の主役脇役をその話と棋譜を元に構成しています。つうか「碁ワールド」で連載だったわけですが。

現在の勝負も良いですがコミ無だけどこの時代の碁も品があってよい。また挿話というかがついてしまうのがよいなあ。いつか太田雄蔵の話を書いてみたい。

July 29, 2007

●プロデュースド・バイ・トレヴァー・ホーン

DVD-TrevorHorn.jpg少し夏休みで東京に戻ったが土曜の夜は暑かった。で何をするかというと何もせずにCDなどの買出しである。プログレ系で買出ししたものはまだ聴いていないのでいずれ書くとして、DVDで「プロデュースド・バイ・トレヴァー・ホーン」を観ている。これがすばらしい。トレヴァー・ホーンっていいなあ。ベース弾いているお姿だけで貴重だよ。ドラマ当時のイエスファンは懺悔だあ。

なんせ出だしのバグルス2曲(もちろん歌います)、その後は司会と演奏だけど、出てくる曲々が懐かしい名曲ばかり。ABCとかペット・ショップ・ボーイズとか懐かしいね。もちろん新しいところではt.A.T.u.とか。

懐かしさ爆発なのはYESとFGTHだす。YESはアラン・ホワイト、クリス・スクワイヤは当然としても(ジェフ・ダウンズももちろんバグルスの演奏から出ています)、トレヴァー・ラビン、スティーブ・ハウのギター2名登場で、そういえばドラマではハウと一緒にやってたし、90125YESではプロデューサーだったからなあ。で、どうするかというとインストのCINEMA、Owner of a Lonly Heart はヴォーカルがラヴィンである。Owner of a Lonly Heart ははずせませんよね。最後はFGTHでおおとりがRelax。 FGTHの曲でスティーブ・ハウ師匠がスチールギターを弾いてたりで楽しいです。

このDVDはライブなのだが、「プロデュースド・バイ・トレヴァー・ホーン」の曲を集めたCDも出ていますなあ。

July 28, 2007

●Nespresso

Nespresso_01.jpgどうも片付けや掃除ができなくて困る。脳がそういうふうにできていないんだろうか。 コーヒーの準備や片付けさえ面倒、ということと、エスプレッソとか飲みたいっすね、ということである。またMacBookもLeopardがでないしなーということである。つまりは単にフラストレーション発散ね。

というわけで、珈琲機械を購入してみた。Nespresso のオートタイプ エッセンサというやつで、コーヒー豆のカプセルを入れてスイッチを入れるだけ。 うーん、簡単だけどうまいじゃないか、高いけど。というわけで暑い夏ぬ向かうけど、エスプレッソということで。。。いやアイスもできるのかな。研究しなくては。

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July 27, 2007

●ダイ・ハード4.0

movie-DieHard-01.jpg久しぶりに会社の都合で早く帰れたので久しぶりに映画を観に行きました。まあどれでもよかったんだけど、世の中は夏休み、子供向けの映画はちょっとと思ったが、なんのダイ・ハード4.0だってお子様向けみたいなもんだな。

で、さすがに金かかっとるのう、ストーリーの整合性を無視して突っ走る姿はむしろ爽快でございます。つうかそういう映画だし。まあでも疲れていても寝ることもなく楽しめました。

どちらかといえば、1派なんですが、危機を切り抜けるのはやはり少しは頭も使って欲しいなあという気はします。もう今回は完全運100%だからねえ。まあその分ストーリーも何もかもぶっちぎっての危機シーンです。。。が、最後のラスボス戦がちょっとしょぼいかも。

July 22, 2007

●アランフェス協奏曲

CD-Aranjuez-01.jpg昨日は京都市交響楽団の定期公演へ。第502回定期演奏会は指揮:大山平一郎 ヴァイオリン:竹澤恭子で、ドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲と交響曲第7番二短調でした。うーん、ドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲もおもしろいな。交響曲第7番二短調はちょっと疲れのためか気を失いかけました。最後はすごい拍手とはやめに退席する人とちょっと評価は分かれたかも。「いいちよ」でおばちゃんがううさいだけやわーとか言っていたのが印象的。でもまあヴォルザークだしこんなもんでねーの?と志の低い私。

さて、それとは全然関係なく福田進一さんの「アランフェス協奏曲」を購入。なんかCDでは初めてって嘘みたいだわ。そういえば妹が金沢のアマオケで福田進一さんと共演できたとかで舞い上がっていたなあ。。。

で、これは「男のアランフェス」ということでちょっとおもしろい。

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July 20, 2007

●ゴーレム100

book-Bester-01.jpg思えば上半期は推理小説系統あいか読まなかったので、某場所での上半期には参加できず。でもまだまだ読む気おこらないなあ。。。ではあるが、アルフレッド・ベスターの「ゴーレム100」を読んだ。うーん、すごい!としか言いようはないんだけど、しかめっ面で読むのではなくげらげら笑いながら読めたのでよかった。これもつぼにはまったということである。

で、内容はというと、8人の蜜蜂レディがでてきて、Mr.シマ(コウサク?)がでてきて、美貌の黒人で精神工学者グレッチェン・ナンがでてきて、怪しく悟ったインド人の警察官インドゥニがでてきて、それぞれにからまりながらゴーレム100に立ち向かう?のであるが、 この気が狂ったような世界観と展開が面白すぎる。

で、筒井康隆の「パプリカ」を思い出してしまったのだが、こういう先達があるのね。

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July 15, 2007

●祇園祭

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3連休ではあるが、月曜日は出社の予定。で、金曜日深夜に東京に戻ったのだが、台風が心配だったので土曜日に移動、これは正解だったかもしれないです。疲れますけどね。

さて、土曜日は宵々々山であったがさすがに台風のため出歩く気力はない。本日は朝のうちに台風は過ぎ去ったみたいで、まだ曇っているがなんとか雨も降らず、昨日の分もということかすごい人出である。

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July 13, 2007

●邪馬台国への旅

book-Yamatai-01.jpgふらんすに行きたしと思へども ふらんすはあまりに遠し我れひとり寝台に醒めて自室もなほ熊の如くに眠れるなり、なんて萩原朔太郎をまた読んでみたりですが、ふらんすにはいかないけど、どこか遠くでへろへろしてみたい。

「邪馬台国への旅 日本全国・比定地トラベルガイド50」は九州、近畿を中心に全国50か所の邪馬台国比定地のガイドブックです。これが九州、近畿以外にも四国、中国、北陸、関東、海外となかなか笑えます。その説から古代史的な観光ポイントまで抑えていていいな。 引退したら邪馬台国めぐりだな。さすがに九州、近畿が多いのですが、私の出身近くでは羽咋が載っている。確かに気多大社とかあるけどね。

気多大社は社伝によれば、大己貴命が出雲から舟で能登に入り、国土を開拓した後に守護神として鎮まったとされるらしい。 それがどれくらい真実味があるかは知らないけど、実は個人的に、石川県のあたりは出雲の飛び地ではないかとか思っていたのだ。越前、越中、越後の越の国の真ん中に加賀と能登があるわけで、越の国とは少々違うのかなとか、加賀という名は出雲の加賀郷とか加賀神社、加賀の潜戸あたりからではと妄想してみたり。。。邪馬台国からは遠ざかっちまったぜ。

July 08, 2007

●最近のことなど

けっこう休日も出社になってきたので更新は滞り、本は読めず、体重は増え、精神的には怠惰な、そんな毎日ですが。京都では7月になると気分は祇園祭。宵々々山が14日から。ちょうど3連休と重なるのですが、1日は出社、2日は東京往復かなあ。。。

さて昨日は嵯峨野の方に夕方からのこのこといきました。清涼寺は境内を見れたのですが、祇王寺や二尊院はもう閉まっていました。うーん、どこもかしこも閉まるの早すぎ!夏はもう少し長く開いて欲しいけどね。その後「天山の湯」へ。タオルは持っていったんだけど、下着の替えも持っていけばよかったす。そういうわけで(かどういうわけでか)まだ六角高倉の栖園にはいけません。7月の色報告が。。。

その他gigabeatの30Gがあふれたので、gigabeatの新作も考えたんだけど、結局iPod80GBになってしまったのです。ハードディスク物は選択肢ないですなあ。Kenwoodの新作が出ないかなあ。

July 05, 2007

●天帝のつかわせる御矢

book-Mahoro-02.jpgというわけで「天帝のはしたなき果実」のはしたない終わり方に萌え萌えだったわたくしは続けて「天帝のつかわせる御矢」も読んだわけであります。こちらはクリスティーの列車もののパスティッシュとでもいいましょうか、しかし最後は予定調和的な大脱線(列車が、じゃないよ)、もう人外・妖狐合戦は笑い飛ばすしかない。これも大変面白かったです。しかし主人公の外道ナ感じは笑っちゃいますね。

ちょっと物足りないのは前作のメンバーの出番が少ないことですかね。 やはりライノベ的萌え萌え感では前回女性神はもっともっとほしいです。

しかし知識廃人の妄想は続く・・・という感じはよいのだが、途中にはさまれた病院の部分が、連作の最後に夢落ちを思わせて嫌だなあ。このままいっちゃっててくれるとよいのですが。

July 01, 2007

●ゴールドベルク変奏曲(1955年)の再創造 - Zenph Re-Performance

CD-Gould-01.jpg現実逃避向けの曲としては、「ゴールドベルク変奏曲」もいい線をいっています。「ゴールドベルク変奏曲」といえばグールドの新旧2枚が定番ではありますが、旧盤はモノラルで音が悪い。新盤は音が良いけど、タイミングや雰囲気はやはり違うわけで、どちらも必要なわけです。

そんなあなたに面白いCDが出ました。旧盤の演奏をZenphというソフトウェアで分析し、ヤマハのピアノで再演奏したものです。うーん、音が良いということはよいなあ。SACDになってるし、普通の録音とバイノーラル録音が入っていて、ヘッドフォンで聴く向けなわけです。今度バイノーラル録音を移行して聴いてみよう。

原典主義者には認められないことかもしれませんが、いい加減派の私としては良い音で聴けるのはうれしい。所詮音楽は楽譜自体が再生芸術なんだから。。。しかしソフトウェアもなかなかすごいですな。これで演奏しているホログラムでもあれば演奏会ができるし「モレルの発明」やんか。