October 31, 2004

●エッセンベルク

仕事で会社に行った帰りに新宿三越の7,8Fにできたジュンク堂へいってみました。確かに書籍数は多いのだが、客層か、本棚の間隔のせいかどうも落ち着いてみていられない。やはり池袋のジュンク堂を愛用することになりそう。

さて、お昼にJR新宿駅東口地下のBERG(ベルク)という店でドイツ風ランチです。

エッセンベルク

・ポークアスピック & レバーパテ
・ディル・ポテト
・ザワークラフト
・レンズ豆のサラダ
・枝豆ときくらげのケーゼ
・牛肉と大麦のスープ
・石窯パン
・そば粉のプリンツ

コーヒーをつけると810円。体にはよさそうな気もするんだけど、ドイツの食事って本当にこういうのかしら?ザワークラフトとレンズ豆のサラダがおいしい。

October 29, 2004

●HALion 3.0

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そろそろ音楽の環境もアップデートなどの案内が来るんですが、HALion3.0 スペック見たらWindows 2000 対応機種に入っていないじゃないですか。がっくし。なんかそろそろXPマシンを作らないと対応できないのだろうか?面倒でイヤだなあ。NI の XPRESS KEYBOARDS も興味あったんですが、これも XP のみだし。。。HALionのバージョンあげるのもいいけどHALionStringEditionのプレーヤーのバグ直してリリースしろ!といいたいですね。なんかSteinberg好きなほうだったけど、がっくしですよん。

GigaStudio3.0 のアップデートもソフトのできは相変わらずすんごく怪しそうだし。カワイのスコアメーカーも4へのアップデートの案内がきていたような気がするけど、HomePage には載ってないしなあ。こっちはそのあたりの商売まるで下手な感じ。

October 26, 2004

●世界終末十億年前

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最近レムの「ソラリス」が新訳ででたようだが、対抗するために?ストルガツキーの本を読もうと思った。なぜか私はストルガツキーの本をたくさん購入していて、しかもけっこう読んでいるのに、何一つ覚えていません。うーん、ということで「世界終末十億年前―異常な状況で発見された手記」を再読。

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October 25, 2004

●2046

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だいたい広告がいけないと思うんですよ。「その不思議な未来ではミステリートレインが動き出しアンドロイドが恋に落ちる。」 コピーかっこよすぎるけど、映画はこのSFシーンもあるんですが、基本は1960年代香港のトニー・レオン版「存在の耐えられない軽さ」つうかんじです。

私はトニー・レオン渋い!だったので、良いのですが、SF大作を期待した人、キムタクファンはへなへな感が強かったのでは。もうどろどろの愛と喪失とノスタルヂアの物語ですので。

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October 24, 2004

●Vine Linux 3.0

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自宅のサーバ候補、この前Fedora Core 2 にあげてみたのですが、なんかもうTest3がでるみたいだし、日本語環境はちょっとぼろぼろなので、Vine 3.0 を入れてみました。入れるのは最近のLinuxはあほでもできる簡単さ。Synapticでアップデートまで行いました。まだVine Plus とかいろいろパッケージ入れないといけないなあ。。。またほっておくとそのまま腐りそうだし。

なんかMovableTypeとかいろいろ移行しなければならないのを考えるとめんどうなんだよねえ。。。

October 22, 2004

●所長―ムロージェク短篇集

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僕たちの所長は優秀で、僕たちの所長は立派で、僕たちの所長の甥は頭が良くて、僕たちの所長はニシンのクリーム和えを頼んで、僕は所長と夜に出会って、共産主義はとてもすばらしく、人類はみな勤勉だ、そしてとっても楽しーい。

スワヴォーミル・ムロージェクというポーランドの作家の「所長―ムロージェク短篇集」を読んだ。未知谷という知らない出版社からだが、これがおもしろすぎて困っちゃう。2~3ページのショートショートが多いのだが、共産主義・社会主義を皮肉っているのだけど、今の日本の官公庁と思ってもなーんにも違和感ないところがすごいですね。どうも所長にいかりや長介、出納係に加藤茶、僕に志村けんをイメージしてしまいます。まあ今なら志村が所長かもしれませんが。これはポーランドのラジオ放送のシナリオだったようですが、こんなの放送できるんですね。

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October 18, 2004

●アウラ・純な魂

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本棚整理中。少しづつ載せていくつもり。このBlogの記録は、最近は物忘れが激しいので、自分の読書記録のために書いているのだが、見ていただいている人もいると思うが、だいたい私の書いているのは粗筋でもなく紹介記事でもないので、読んでない人が読んでも良くわからないんじゃなかろうかと思うのである。まあスタイルを変える気はないので、当面このままで。

さて、文学的なものはラテンアメリカ周遊中で、カルロス・フエンテスの「アウラ・純な魂」を勉強もせずに読んだのであった。これは良いぞ、怪しくて良いぞ。フエンテスに関しては、ラテンアメリカの人々の源の部分に関する問題意識と個人の源に関する問題意識がもろに表れてきて、ときにうっとーしい気になりますが、「純な魂」や「アウラ」はすんげーいい!と思った。

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October 17, 2004

●スープカレー

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今日は会社の都合もあって情報処理試験のPMを朝から受験しに行った。情報処理試験は15年前の特種以来であるが、さすがに今回はまーったく勉強せず、だめだろうね。

早めに試験場を出て周りをうろうろすると、早稲田から新宿に移ってから1年ちょっとしか経っていないのに、いろいろと店が変わっている。外食産業も大変なんだろうね。さて、札幌ではやりという「スープカレー」の店が開店していたので入ってみた。

確かにスープに近い感じはする。さらさらなルーのものは夢民とかあるけど、さすがに単独でスープとしてはつらい。これはスープとして飲むんです。でもやはり辛さはきます。風邪ひいてのどが痛いのにこんなの食べちゃだめじゃんと後で気付いた。辛さをきつくしなくてよかった。のどに良い漢方のスープカレーならもう少し高くても良いなあ。

October 15, 2004

●20世紀SF〈4〉1970年代―接続された女

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ジーン・ウルフの「ケルベロスの第五の首」を読んだので、ついでに手に入る短篇も読んでおこうと思った。で、河出書房のアンソロジーである「20世紀SF〈4〉1970年代―接続された女」を購入。ウルフでは、あと先月のSFマガジンの特集号で「アメリカの七夜」など中篇+2短篇が手に入るのですが、他にもあるのかな。

私はSFには疎く、「20世紀SF〈4〉1970年代―接続された女」をつらつらみるに、この時代あたり(あるいは60年代も少々)から読み始めているようだす。ハードSFとしての根本的な体験をしていないので、なかなかSF魂が燃え上がったりはしないのであった。でもきっとSFとしては良い本です。途中で挫折したんですが、まあ自分の記録として。

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October 13, 2004

●遠い女

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国書刊行会の文学の冒険シリーズで出版されている「遠い女」を読んだ。これはラテンアメリカの短篇のアンソロジーになっているのだが、特に幻想的なものが多いようである。これは良いです。Good!

特にコルタサルの初期の短編集「動物寓意譚」はまとめて翻訳されていないのでばらばらに読むしかないのだが、ここに5編入っている。これに岩波文庫の「占拠された屋敷」「パリにいる若い女性に宛てた手紙」を入れれば、結構なもんではなかろうか?

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October 11, 2004

●室内楽的編曲版を聴く

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立派に風邪をひきました。

マンドリン合奏でもクラシックなどからの編曲があるのだが、だいたいは賛成しない。特に有名曲であればあるほどオーケストラ演奏のイメージが強く、がんばって弾いているけど原曲のほうがいいよね、という感想になるのだ。結局奏者のための選曲と聴衆のための選曲があるわけで、両方がうまく重なれば理想的であるが、クラシック編曲によるマンドリン合奏ではとても難しい気がしている。ほどんどがアマチュア団体なんだから、まあ弾きたいものを弾くというのがあるんでしょうけどね。昔ある人と話していたときに、編曲モノが成功するかどうかは選曲段階で8割決まっているということを言われたが、大きく同意である。

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October 10, 2004

●生首に聞いてみろ

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法月綸太郎の「生首に聞いてみろ」を読んだ。各副題がキング・クリムゾンということで、聴きなおしてから心して読んだのであるが、まずまず面白いといったところ。最初は退屈だったが、途中から面白くはなった。面白くはなったが、しかし・・・というのはあるのです。私の思う本格ものの本質的なところで、引っかかる部分があるんですわ。法月のものは中篇では最高だと思うのだが、長編ではしっくりいかないのもそのあたりかと。ところで久保寺容子ってなんだっけ?すでに記憶なし。

以下ネタバレっぽいのを含みます。(このBlogの読者が減りますなあ)

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October 09, 2004

●Cembalo Revolution

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2年程前にでていたCDのようですが、最近購入しました。選曲がおもしろすぎる。私のつぼにはまった選曲です。伊福部昭の曲が入っているからというのではなく、本当にどの曲も良い。特に最初のラヴェルなんか、「亡き王女」や「古風なメヌエット」をマンドリンでやるくらいならこれを弾きなさい!って感じ。小ロマンス(伊福部昭)はなんと眠狂四郎のテーマだったそうで、そこにチェンバロ・ソロを持ってくるのはすごいなあ。しかも最後はエレクトリカル・パレードのテーマ。

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October 07, 2004

●フリアとシナリオライター

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マリオ・バルガス=リョサの「フリアとシナリオライター」は翻訳を十数年待ちつづけてやっと出版されたのだが、やっと読んだ。そんなに待ったら早く読めよというところである。私はリョサをたくさん読んでいるわけではないのだが、リョサの小説は本当に好きだ。まじめに書かれているのも好きだし、これらの小説を読んでの感動が、本当に文学の本質的なものだと思えるからである。

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October 03, 2004

●「あなたの人生の物語」続き

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というわけで、全部読みました。私の趣味では「あなたの人生の物語」「地獄とは神の不在なり」がツボに入った。全体的には良い作品集だと思う。どうもやはり私の観点はSF的な知識よりも、全体の形式感で楽しんで見ているようである。

さて、やっとリョサに戻れるか?しかしその上皆川博子の「薔薇密室」まで買ってきてしまった。うーん。

以下ネタバレあり。

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October 01, 2004

●「あなたの人生の物語」memo

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困ったことにノータイム購入リストに入っている法月綸太郎の長編がでてしまった。「生首に聞いてみろ」ということで、とりあえず購入。 綾辻逝人、法月綸太郎、麻耶雄嵩×2が出版されるとは、17年蝉が狂いなくが如くである。また数年沈黙するのだろうか?マーケティングして、ずらして出版してもらいたいもんだと思う。

現在バルガス=リョサの「フリアとシナリオライター」を読んでいるのだが、真中あたりでテッド・チャンの「あなたの人生の物語」に寄り道している。私の場合ミステリの割り込み順位は高い(流して読む)ので、ここで法月綸太郎がハイってしまうとリョサに復旧できるかどうか大いに不安。スタックオーバーフローの可能性大。

で、その上PS2で「Tales of Symphonia」など始めてしまったので、もー曲なんか触っている暇がないのである。しかもPCの「幻想三国志」もやりたい!そろそろ秋の夜長とはいえ困ったもんです。スカルラッティでお茶を濁しているとはいえ、どうにも乗り気でない。ま、そんなときはやらない、と。次はマンドリン合奏曲でも2つ3つ小品をと考えてはおりますが、何時になることやら。

以下は復帰が不安なので、とにかく「あなたの人生の物語」の途中メモです。

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