●Go From My Window
日々是音楽も、なかなか曲を入れる時間が取れないのと京都でふらふら歩いていることもありまして、相当止まっています。少し体を戻さんとあかんなあと思いつつ、ちと小品ではありますが久々に1曲。夏向きに涼やかな曲をということで、リュート曲をどうぞ。曲はダウランド(John Dowland)の「去れ、わが窓辺より」(Go From My Window)です。
日々是音楽も、なかなか曲を入れる時間が取れないのと京都でふらふら歩いていることもありまして、相当止まっています。少し体を戻さんとあかんなあと思いつつ、ちと小品ではありますが久々に1曲。夏向きに涼やかな曲をということで、リュート曲をどうぞ。曲はダウランド(John Dowland)の「去れ、わが窓辺より」(Go From My Window)です。
綾辻さんの作品とはさようならーのはずだったんですが、漫画仕立てなので読んでみました。感想は・・・うーん、微妙。でも最近の彼の小説よりは良いもしれない。でもちょっとやはりものたりないかもしれない。
「びっくり館の殺人」は読まないと思います。少し間をおきましたが、「銀河ヒッチハイク・ガイド」「宇宙の果てのレストラン」に続いてダグラス・アダムスのシリーズ3作目の「宇宙クリケット大戦争」を読んだざんす。「前二作に比して出来が悪い」と言われたりもしますが、なんのなんのおもしろいじゃありませんか。まあでも確かに「前二作に比して出来が悪い」と言われる理由もわかるような気がします。
私はダグラス・アダムスに甘い、というのはギャグのバランスや間が私にあっているからだろう。でもこれはイギリス以外だとクリケットの知識もあってちと入りにくいのかなあ。また、ちょっと途中の状況説明が立体ビデオでひねりがないので、そのあたりは不満です。 また個人的にはマーヴィンの活躍具合がもの足りないかな。でも小ネタを含めけっこういいと思うんだけどなあ。というわけで星4つ。しかしクリケットは変なスポーツだ。
一日晴れたかと思えば、また雨である。こんな午後はゆっくり音楽でも。。。と思うが昼を食べるのもあって、ついつい河原町まででかけてしまった。梅原猛の「京都発見」を購入、というか昔東京で買った気もするがよくわかっていなかったんだね。今見ると結構最近行っている場所が多いので、こんどはつらつら読んでみようと思う。
いや、音楽の話でした。リサ・エクドール(Lisa Ekdahl) は「ストックホルムの妖精」だけどこの「Back To Earth」のとき24歳。でもロリータヴォイスなんですねえ。ジャズでありながらロリータヴォイスはなかなか効きます。ジャズのスタンダード集をトリオをバックに歌うのですが、Jazzによくあるハスキーヴォイスではなくロリータ、ロリータといえば特にナボコフの「ロリータ」を読みながら聴いていたので危ないかも。邦題は「もしあなただったら」というタイトルででているCDですが、US盤のほうにリンクしておきます。
あ、しかしこのジャケットはUK盤で、私の持っているのはこちら。こちらのジャケットのほうが好きなんだけど、US盤のほうが手に入りやすそうですね。
今週は雨が激しく降り続いてまるでストルガツキーの「みにくい白鳥」のようだ。今週は静かにしていようかとも思ったのだが、どうも私を歩かせたいらしく、土曜日には晴れてしまった。。。暑いじゃないか。というわけで、今日は前回の残りからスタートすることになりますが、まずは永楽屋細辻伊兵衛商店で町屋手拭を購入し、三条烏丸の文椿ビルヂングで昼食を食べて、東西線で蹴上(けあげ)へ。今回は携帯を持ってくるのを忘れたので、W-ZERO3で写してみたが、電源消費が半端じゃない。途中で切れちゃいました。なので写真は南禅寺まで。
ヴィクトル・ペレーヴィンは角川書店(つうかキャノンゲイト社だな)の「新・世界の神話」シリーズに「The Helmet of Horror」というタイトルで書き下ろすらしい。ギリシア神話の英雄テセウスと迷宮の怪物ミノタウルスの物語らしいが、ぜひアトウッドのようにはならないでくれー。まあペレーヴィンなら大丈夫かな、つうかわけのわからん多層なものになりそう。。。
というか、私はまだ「眠れ-青い火影」しか読んでいないので、今回「虫の生活」を読んだのだが、いや、これがおもしろい。おもしろすぎるぞ。でも、全然わかった気がしない。というわけで仕掛けといい隠喩といいナボコフ系の好きな人に向いているかもしれない。この小説では、人が虫になり虫が人になり、それぞれにすれ違い、人生(あるいは虫生?)での何かを見つけて、あるいは失っていくのだ。ターボリアリズムとやら全開ですな。一見連作短編集のようにも見えるけど、この蜘蛛の糸のような構成は、長編小説といってよいと思う。また、SF作家とジャンルわけされたりもするみたいだけでど、普通の文学作品です。自分的には「青い火影」よりおもしろくて、他の人(虫?)にも推薦したいので星4.5ということで。で、私は何虫?でぶの虫っていたっけ?
15日は東京へ移動したのですが、昼に前から気になっていた店へ。「素夢子 古茶家」というお店で、中京区烏丸三条西入の文春ビルヂングの西隣にあります。どうも外見が渋く、何の店だろうと思っていたのですが、韓国の漢方茶を飲むことができるお店のようです。店については「素夢子」でぐぐってください。
中へ入ると中も渋く、うーん、いい感じですが、祇園祭特別メニューで食事がビビンバしかなかった。。。他には粥とかカレーもやっているようなので、また入ってみようと思う。で、一緒に五味子茶(ゴミジャチャ)を頼んでみる。ビビンバも麦飯だったりで体によさげな感じは良いのですが、水キムチできゅうりが数多く。。。わたしゃ一般にはいつも食さないんですが、祇園祭のときは私だけでなく皆食べないようにするだろ、きゅうり。いや、その他おいしゅうございました。
五味子茶(ゴミジャチャ)は「甘・酸・辛・塩・苦」の五つの味をもち、爽快になる・・・はずだが、ちょっとすっぱい系は苦手かも。次は他のお茶に挑戦してみよう。
「DeathNote」をいろいろな理由で観にいく人はいるだろうけど、音楽が川井憲次だから、という人は少ないかも。というわけで、観にいったのですが少々違和感も多し。音楽は、そのために聴きにいったとしてはちょっと悲しかった。まあスガシカオが曲中歌だったりレッドホットチリペッパーズが主題歌だったりするんであんまり出番はないかな。まあセブンソードや立喰師列伝のようにサントラ盤を買う気にはならないなあ。
昔ジョナサン・キャロルの「死者の書」でぐっときて「炎の眠り」でぐぉっっときて、でもその後はちょぼちょぼで、しかも売れていたのか「パニックの手」からは単行本になってしまったので、読まなくなってしまったのであった。で、その「パニックの手」が文庫本ででたので読んでみた。。。が、やはり、あんまりこないなあ。好きな人には申し訳ないが、やはり自分には合成甘味料のようにしか思えない。それでも「蜂の巣にキス」よりはもう少しきてるので、星2つくらいかな。
まず、変なことが起こるのに「神様」を持ち出しはじめてから、どの作品もそばにいるちょっと変わった神様みたいなワンパターンなのがつらい。また、少し長い作品でも中のエピソードが単発的で、小物を効果的に使えないんだよね。。。で、短編にするとどうかというと短編奇想部門は競争が激しいうえに、わたしゃこれならコルタサルやボルヘスの短編を読み返しているいいなあ、と思った。そうコルタサルをライトノベル化して超訳にしたらこんな感じになるのかな。翻訳のせいか体言止が続くのもうんざり。
で、落ちがないって書いてあるやつはできの悪いミニマル小説のようで、これは、苦笑しちゃいますです。幻想文学大賞つうのも苦笑いで、なんか別の意味で悪夢を見ているようだ。まあ「黒いカクテル」は、もういいよな。基本的には壮大なアマチュア作家という意見はあんまり変わっていません。
PHSを買い替えました。W-ZERO3は出た時から気になっていたけど、洋ぽんに変えたばかりだし、手に入りにくかったし、最初の機種はどうなるか不安もあって様子見をしていたのですが、今度のメモリ増量などで買う気になりました。
考えてみると、それなりにPDAは使っていて、 PalmPilot の最初の機種、iPaq、PalmのVisorEdge、 SigmarionIII となっています。みんな使いきらなかったなあ。。。
で、久しぶりにWindowsCEに触ったら使い勝手が全くわからず、困ったもんだ。
もう半年が終わるのは早いなあ。今年の上半期はあんまり読めなかった。某所での上半期リストどうしようかなあ。。。
続けてジョン・フランクリン バーディンの3作目、「悪魔に食われろ青尾蠅」を読む。もちろん推理小説というよりは、サイコ・スリラーなのであって、その不安感を描く書きっぷりが良い。。。のだが、私としては、まとまっている部分がもう少し壊れて欲しくて、壊れている部分にもうほんの少しだけまとめて欲しかった感じなんだけど、そういうのは今のよくあるサイコ・スリラーになれちゃったせいかもしれん。なんせ1940年代のものですからねえ。でも、いま新本格ものとしてでても、違和感なくうまく書けてるなあ、となってしまいそう。
というのは、昔の男の出し方とか構成の話なんだけど、ちょっと前評判で期待しすぎたのか、感動しまくるまでいかなかったので3.5点、に加えて音楽的な話が面白かったのと、時代も考慮して+0.5ということで、星4つということです。(5点満点でございます)