« ボートの三人男 | メイン | 厭魅の如き憑くもの »

December 17, 2006

●BISシベリウス全集

CD-Sibelius-BIS.jpg先週末は東京往復、今週末は金沢往復、来週は東京往復予定となかなか疲れる師走です。去年のような大雪に巻き込まれることもなく、まったく雪のない金沢でした。でも今晩からは雪かもしれないんですね。

さて京都へ帰ってきて、夕食などと考えてJUGIAによると、目をつけていた「BISシベリウス全集」があるじゃないですか。。。9,900円はちょっと考えたけど(HMVのネット通販は7,500円ほどだ)、目の前の誘惑には勝てず、買っちまったぜ。これで年末はシベリウス漬け(ぶぶ漬けの一種か?)ですごすことができます。待望のヴァンスカ指揮ラハティ響のものを聴くことができます。

シベリウスは好きだけど、曲のつくりなんかはちょっとひっかかるところがあって、例えばマーラーの9番のように誰が振っても名演になっちまうような曲とは対極にあるのじゃなかろうか。そういう意味では指揮者を選ぶ曲である。なんつうかシベリウス指揮者というのが厳然として存在するんよね。それはベルグルンドであったりバルビローリであったりグローブスだったりするわけですが、ラハティのは良いという評が多いので聴いてみたかったのだ。が、単独盤ではもはや入手が難しかったところなのだ。

BISはお国の指揮者ということもあってシベリウスはようけだしてますが、この15枚組!は渾身の一発ですね。指揮者は主にヴァンスカとヤルヴィ(親父のほうです)。昔はヤルヴィ/エーテボリ管での録音が多かったと思いますが、ヤルヴィがDGに移っちゃったせいかそうでないのか交響曲はヴァンスカのものです。まあヤルヴィ/エーテボリ管のシベリウス交響曲全集はDGから再録音で最近出たので当然かも(でもBISの前のやつも捨てがたいなあ)。

で、交響曲1番/4番から聴き始めていますが、確かにいい!なんちゅうかまったりじゃなくて、ぞくりとくる荒々しさがいいです。後聴いていくのが楽しみですね。。。。そういえば、ヤルヴィ/エーテボリ管のシベリウス交響曲全集も買っているわけで買いすぎ。実はコリン・デイヴィスのLSOライブ盤も買っているし。。。でもセーゲルスタム指揮にもちと興味があったりして。

で、日本語の解説までオリジナルで入っていて、もうあまりいうことのない15枚組なんですが、ヴァンスカといえば交響曲5番の初稿版とヴァイオリン協奏曲の初稿版は入ってないなあ。。。まあ仕方ないか。あと、小品で私の好きな「カレリア序曲」「ダンス・インテルメッツォ」「春の声」もないのでグローブス盤はやはり処分はできません。シベリウスは来年没後50年で著作権が切れるように思うが正しいのだろうか。。。実はいくつか曲にして公開してみたかったり。

コメントする