2010年8月アーカイブ
◆2003 Larkmead CS Napa Valley
1948年からSolari家運営のラークミード。1999年からDuMolのAndy Smithが醸造。
退色傾向のあるガーネットに黒ベリー、ブルーベリー、ハーブ、ミネラルの香り。
口当たりは甘いが滑らかな余韻で流される。底辺には青い下草のニュアンス。
圧倒的な凝縮感や存在感はないがバランスよく味わい深い。アルコール14.7%を感じず。
CS90%、CF4%、Merlot3%、PV2%、Malbec1%。印象としてはもう少しMerlot多め。
購入価格$35.00(2009/11)。Winebid。
◇2007 Bjornstad CH Ritchie Vineyard Russian River Valley
2010/6訪問時に購入。畑はAubert, Londer, Paul Hobbs, Ramey等が使用。
淡い麦藁色でリンゴ、洋梨の香り。フレッシュな果実にすっきりしたハチミツ。
樽の要素が抜け切っておらず苦みが走る。余韻も素直。もうひとひねり欲しい。
と思ったら、2日目は豊かな果実味が出現。小ぶりながらお買い得あります。
購入価格$30.00(2010/6)。
◆2004 Q Vineyards PN One Small Lot Carneros
正体不明のQヴィンヤーズ。買い葡萄からワインを造ることだけはわかる。
熟成感のないルビー色に赤ベリージャム、革、ベーコン、スパイスの香り。
口当たりは甘いが後味に収斂味を感じる。果実味もあるがコクが足りない。
可もなく不可もなくただ甘い。当時は珍しい銘柄買い漁ってたからなと反省。
購入価格$25.00(2008/11)。Winebid。
◇2004 Kistler CH Les Noisetiers Sonoma Coast
過日ワイン会でKistlerを出したものの自分は飲み損ない。で、急遽抜栓。
Kistlerがレストラン向けに醸造。仏語でハシバミ(ヘーゼルナッツ)の意。
思いのほか熟成した黄金色にハチミツ、熟れた洋梨、ナッツの香り。
舌の上で滑らかにころがる液状感や鼻から抜ける甘い余韻が素晴らしい。
1日おいて3日目には果実味も薄れ香りも弱まるも味わいの強さは残存。
Sonoma Coastに加えてSonoma Mountainも出現した模様(2007年から?)。
購入価格$40.00(2010/3)。Winebid。
☆N/V Arlaux Pere et Fils Brut Champagne
Vrigny村に13世紀から居住、18世紀から葡萄畑所有し現在1級畑7haのアルロー。
ボトルを見るとRC(レコルタント コーペラティヴ)。ブドウ栽培者で醸造は協同組合。
濃いめの黄色にクリーミーで繊細な泡。リンゴ、洋梨、トーストの香り。綺麗な果実味。
味わいも若干の甘さを含んでふくよか。余韻はほどほどだが果実の良さがわかる。
CH10%、PN50%、PM40%。ピノ系が多いせいかボリュームあり。隠れた名品。
購入価格$30.59(2010/6)。
夏真っ盛りの時のテーマは当然白。コルトン・シャルルマーニュ、ムルソー等。
同じCCでも造り手により、ブル南北でもテロワールにより異なることを体感。
◇2005 Pouilly-Fuisse En Bulands VV Domaine Barraud
◇2000 Chablis Grand Cru Blanchot Maison Leroy
◇2002 Beaune 1er Cru Clos de Mouches Joseph Drouhin
◇2007 Pernand-Vergelesses 1er Cru Sous Fretille Deux Montille
◇2002 Corton Charlemagne Domaine Faiveley
◇1998 Corton Charlemagne Domaine Leroy
◇2007 Auxey-Duresses Deux Montille
◇1997 Meursault 1er Cru Genevrieres Comtes Lafon
◇1996 Meursault 1er Cru Charmes Comtes Lafon
◇1995 Meursault 1er Cru Perrieres Guy Roulot
バランス感に感心したのはジェセフ・ドルーアンの1級畑クロ・デ・ムーシュ。
洋梨の香りとハチミツ、ヘーゼルナッツの余韻が秀逸。ボリュームもある。
ある種、独特な個性で魅了されたのはドメーヌ物ルロワのCC1998年物。
フェヴレのCCも凛と張りつめた印象に栗の後味がよいが方向性が全く違う。
根菜のニュアンスとモカ、カカオの香り。さしずめビオビオの実の能力者だな。
コント・ラフォンは安定した美味。とりわけジュヌヴリエールのたおやかさに感嘆。
ルーロは近年高騰したなと思っていた銘柄。雑味のない古典的な味わいが諒。
おあとは一興のブラインドで。
◇2006 Kistler CH Vine Hill Vineyard Russian River Valley
◆2006 Optima ZN Dry Creek Valley
□N/V 森伊蔵
キスラーは飲もうととっておいたヴァインヒル。新世界-旧世界の票では7vs6。
途中で2005年カリフォルニアのシャルドネという声も出てニアミスでびっくり。
値段は$30程度と言われる体たらく。冷やし過ぎてたかも。ボトルに謝らないと。
ジンファンデルは確信を持って当てた方もいらっしゃいました(主宰とか)。
森伊蔵もブラインド。すぐさま芋焼酎の声。ワイン好きには焼酎オタクも多いようで。
ルロワはいつ何を飲んでも美味い。個性的。
コント・ラフォン、ルーロ、キスラーのそろい踏み。
◆2006 Chronicle PN Sonoma Coast
2009年Pinot Daysで飲んで高評価したクロニクル。ナパのワインショップで購入。
ムルソーのGuy Roulotでwinemakerを務めたLittoraiのTed Lemonがワイン醸造。
ルビー色に赤ベリー、チェリーの香り。滑らかなテクスチャーで舌に心地よさが残る。
口に含むと紅茶、リキュールのニュアンスが漂う。柔らかな造りに特徴を感じます。
2007年は少し大ぶりだが、この2006年は期待通りの旨さを保持。好物銘柄です。
購入価格$38.00(2009/11)。
一時帰国時にカリピノ会とNYワイン会帰国メンバーのコラボワイン会を開催。
NYワイン会場でもあったS夫妻のご自宅にお邪魔。さすがNY仕様のお部屋。
ワイン対決のお題は「夏」「資格呼称」「鴨」。大した意味はありません。
☆2000 Moet et Chandon Brut Cuvee Dom Perignon
◇2008 Pomelo SB California
◇2009 Spottswoode SB California
◆2007 Bodega Chacra Barda PN Patagonia Argentina
◆2005 Marsannay Chateau de Marsannay
◆1999 Morey-St-Denis 1er Cru Aux Chezeaux Domaine Arlaud
◆2002 Mountford PN Waipara New Zealand
◆2000 Bourgogne Rouge Maison Leroy
■N/V Grande Champagne Cognac Berry Brothers and Rudd
アルゼンチンとニュージーランド、ブルゴーニュのピノ。個性が違いますね。