☆N/V Vouette et Sorbee Extra Brut Fidele Champagne
アンセルム・セロスの弟子とも称されるベルトラン・ゴトロのPN100%BdN。
Vouette（ヴェット）3ha、Sorbee（ソルベ）1haの畑をワイナリーの名に冠す。
色合いの濃い黄色にリンゴ、ハチミツ、アプリコットの香り。根菜系ビオも。
泡切れが早い。味わいは密度が濃く後口はドライ。余韻もさほど続かない。
Extra Brutに求めるキレやスッキリ感よりも果実の厚みが特徴。食後の泡。
購入価格5,880円（2012/7）。
◇2003 Ramey CH Ritchie Vineyard Russian River Valley
Dominus、Rudd等に勤めたDavid Rameyが1996年に開設したレイミー。
Kent Ritchie畑はシャルドネで有名。1972年植樹のOld Wenteクローン。
黄金色にマーマレード、ナッツ、蜜の香り。果実味が後退した後はミネラル。
遅摘み故か果実に甘みが乗りボリューム感あり。トロピカルで濃厚トロトロ。
ミネラル感とのバランスが良いのでくどさはない。ピークはやや超えた辺り。
購入価格5,714円（2006/5）。
◆2001 Echezeaux Fabrice Vigot
1990年からファブリス・ヴィゴが当主。妻はDomaine Bernard Martinの娘。
特級畑エシェゾーは約0.6haでMugneret Gibourg所有畑のメタヤージュ。
退色傾向の見えるルビー色でエッジは透明。当初は赤ベリー系果実中心。
落ち着くと腐葉土、革、ミネラルの香りに変化。特にミネラル感強く塩気多い。
上品で繊細とも言えるがやや線が細い。余韻が乏しいのはヴィンテージ故か。
購入価格7,565円（2006/6）。
◇2003 Brewer-Clifton CH Ashley's Santa Rita Hills
元ロッカーSteve Cliftonと元仏語教授Greg Brewerのブリュワー・クリフトン。
Fess Parkerの娘名をとったAshley's。現在はBill Foleyの娘Courtney名に。
ねっとりとした麦藁色にハチミツ、マーマレード、リンゴの香り。果実感濃厚。
反して味わいはドライで酸もしっかりあって下支え。ぼてっとした感じはない。
早飲みの造り手との認識だがMatt Kramerの10年ルールに適合するかも。
購入価格$35.00（2005/4）。Winebid。
★N/V Janisson Baradon Brut Rose Vendeville Champagne
2012/7にBrutを飲んだ造り手のロゼ。88%のシャンパンにPN12%ブレンド。
シャンパンはPN50%、CH50%で2008年産70%、2007年産30%とのこと。
綺麗な濃いめのロゼ色に赤ベリー、チェリーの香り。根菜系の香りも少々。
味わいはドライ（ドサージュ6ｇ/l）。時間が経つと凝縮感ある舌触りに変化。
ハートのラベルに素直な果実味だが中身は意外に硬派で男性的なロゼ。
購入価格4,680円（2012/5）。
◇2010 Diatom CH Hamon Santa Rita Hills
2011/12にも飲んだ波紋。高アルコール16%。畑名は非公開だがHuber？
粘性の高い黄色に白桃、トロピカルフルーツの香り。 次第にミネラル優勢。
前回飲んだ時よりもトロピカルな印象だが底辺では張り詰めた緊張が走る。
樽を使わないせいか果実の強さが際立つ。昼ではなく夜の白ワインですね。
購入価格5,280円（2011/10）。
◆2010 Noria PN Sangiacomo Vineyards Sonoma Coast
スペイン語で水車を意味するノリア。中村倫久（Nakamura, Norihisa）醸造。
Artesaのアシスタントワインメーカーながら買い葡萄で自身のブランドを創設。
濃いめのルビー色に赤黒ベリー、ブルーベリー、オレンジの皮の香り。芳香。
滑らかな舌触りにバランスのよい果実感。アルコール感は高く余韻は中庸。
複雑さはないがケレン味ない味わいに好感。初醸造とは思えず。あっぱれ。
購入価格4,400円（2012/6）。
☆N/V Janisson Baradon Brut Vendeville Champagne
エペルネ村のRMジャニソン・バラドン。栽培家兼醸造家はCyril Janisson。
リュットアンテグレでリュットレゾネとビオの間。PN50%、CH40%、PM10%。
泡は粗めで旺盛。熟したリンゴ、ハチミツ、ブリオッシュの香り。全体に素直。
ドザージュ9g/lのゆえか口当たりは少々甘いが酸が活きており骨格を支援。
果実がストレートな感じはよいがもっと味わいに個性が必要。今後に期待。
購入価格4,180円（2012/5）。
◆2010 Koyama PN Williams' Vineyard Waipara NZ
日本人醸造家Takahiro Koyamaが造るコヤマのピノ。醸造開始は2009年。
NZのMountfordでアシスタントワインメーカーを務めAu Bon Climatでも研鑽。
濃いめのルビーで底が見えないくらい。黒ベリー、ブルーベリー、土の香り。
タンニンしっかりで味わいは直球系。上品で静謐な感じはよいが広がり不足。
時間経過とともに味わいも減衰。NZピノとしても、もう少し華やかさが欲しい。
購入価格5,040円（2012/6）。
◇2002 Grgich Hills CH Napa Valley
1976年パリの審判で白ワイン1位となったMontelenaの醸造者ガーギッチ。
Bealieu、Mondaviに勤務。シャルドネでの名声の割にはカルト化しておらず。
バニラ、リンゴ、ハチミツの香り。ミネラルがしっかり感じられてバランスよい。
味わいはややぼわっとした感じがあるが果実に落ち着きと透明感あり好感。
アルコール13.9%が示す通り過熟感なし。カリドネもきちんと熟成するの見本。
購入価格4,760円（2005/9）。
恒例となっている松本楼での休日ランチ。昨年は5月、今年は遅れて6月。
メンバー変わらず。昨年持ち込んで預けたシャンパンを供出いただきました。
☆1996 Billecart Salmon Brut Grande Cuvee
CHとPNから10年熟成させて造られるキュヴェ。WA95点。日本では入手難。
黄金色に綺麗なリンゴの果実とハチミツ、トーストの香り。樽を上品に使用。
◇1998 Puligny Montrachet 1er Cru les Referts Arnaud Ente
ワインの師匠の持ち込み。アントのムルソーは飲んだことあるがピュリニは初。
これまた黄金色にハチミツ、キノコ、白胡椒の香り。素晴らしい熟成度。美味。
料理も野菜と食材に凝ったもの。お店は重厚なイメージあったが確実に変化。
前菜盛り合わせ。
のどぐろ。
希少な壱岐牛。
