2010年5月アーカイブ

◇2001 Corton Charlemagne Domaine Rapet

1765年創業のラペ。現在はVincentとSylvette Rapetが18haの畑を運営。

ドメーヌはペルナン・ベルジュレスだが畑の地図をみるとCCはアロース側。

少し熟成の入った黄金色にレモン、ライム、パッションフルーツの香り。

甘い香りは抑え気味できりりとした果実味が中心。ハチミツ、ナッツも立たず。

酸、ミネラル感はあるがグランクリュらしい構成感はない。ミドル級かな。

購入価格$35.00（2009/2）。Winebid。

◆1998 Portfolio CS Limited Edition Napa Valley

金融業界従事者必携のポートフォリオ。Luc&Genevieve Janssensが1998年設立。

CS80%、CF20%。CSはHendry Ranch Block 8、CFはWeitz畑。僅か80ケース。

黒ベリー、ブルーベリー、カカオ、煙草、杉の香り。青いハーブ系だが熟成でマスク。

エレガントな香りがボトルの遠くからでも感じられる。飲み進むとミネラル感が前面に。

ヴィンテージのせいかCFの特徴を強く感じる。味わいにももう少しインパクトがほしい。

購入価格$45.00（2009/7）。Winebid。

◆2005 Calera PN Selleck Mt. Harlan

2009/12にも試飲。飲み会の谷間に飲むのに重宝するハーフボトルです。

前回同様、ルビー色にオレンジの皮、後から赤黒ベリー系の香り。酸は中庸。

ほとんど感想は変わらないがやや角が取れた印象。余韻は柑橘系が強め。

購入価格$14.99（2009/11）。Half。

テーマはアルザス。馴染みはないですが、新緑の季節に好適なワインです。

◇2006 Bott Geyl Les Pinots d'Alsace "Metiss"

◇2005 Weinbach Muscat Reserve "Clos des Capucins"

◇2000 Trimbach Pinot Gris "1900 hommage a Jeanne"

◇1995 Trimbach Riesling Grand Cru Rosacker "Clos Ste Hune"

◇1994 Zind Humbrecht Gewurztraminer "Herrenweg de Turckheim"

◆2003 Marcel Deiss PN Burlenburg

◇2002 Marcel Deiss Grand Cru Schoenenberg

◇1989 Zind Humbrecht Gewurztraminer "Grand Cru Goldert Vendange Tardive

◇1976 Hugel Riesling Selection de Grains Nobles

ワインは辛口ですが、全体的に少し甘く感じるんですよね。特にリースリング種。

最初のワインで金額当てクイズ。13名平均は$36.7、正解は$16。ニアピンは$17。

好みとしてはTrimbachのPinot Gris、Marcel DeissのSchonenberg。余韻の伸び。

最後の見るからに色の違う2つの甘口。遅摘み、貴腐の個性が出て興味深かった。

そのまま二次会に突入。

◇2008 Coppola Bianco Pinot Grigio Calefornia

◆1995 Romanee Saint-Vivant Thomas-Moillard

□2008 Tres Mujeres Tequila

Thomas-Moillardはあまり知られてない。香りは土革ぷんぷん。味わいはまだ堅い。

テキーラはギターの先生からのカンクン土産。竜舌蘭（Agave）100%で飲みやすい。

◇2001 Corton Charlemagne  Domaine Bertagna

1950年代にBertagna家が興したベルターニャ。1982年に独Reh家が買収。

1988年よりEva Reh-Siddleが運営。2005年からはChristoph Vialが醸造。

熟成の進んだ麦藁色。熟れたリンゴ、ハチミツの後、ヘーゼルナッツの香り。

酸、ミネラルよりも果実のどっしりした体躯を感じる。舌先で伸びても沈み込む。

CCからはあまり経験したことのない感触。赤の造りで白を造る人ですかね。 

購入価格$45.00（2009/6）。Winebid。

◆2003 Furano Wine Tweigeltrebe Hokkaido Japan

日本からのお土産でいただいた富良野ワイン。富良野市直営だそうです。

数日前に同じ物を飲んだ方が。コメントはほぼ同じなのでそちらをご参照。

赤系果実中心で果実に野趣を感じる。酸が立ち舌が収縮。タンニン中庸。

フレッシュな果実味は徐々に消えて酸が優勢に。果実の若さを楽しむべし。 

いただき物（2010/3）。

◆2002 Miura PN Pisoni Vineyard Santa Lucia Highlands

Emmanuel Kemijiが1995年設立したミューラ。仕事の相方はバイロン・コスゲ。

近年、Candela、Almvs、Antigv2s、Acvs、スペインでArrels、Clos Pissarra設立。

Pisoni畑 2005年は試飲済み。こちらは全体に退色傾向。中間部の濃さは残存。

黒ベリー、インキ、タール。香りは閉じ気味。熟成香も感じず中途半端な印象。

徐々にオレンジの皮、エキス分も出てくるが凝縮感不足。あと3年早ければの感。 

購入価格$30.00（2010/1）。Winebid。

◇2008 Darioush Viognier Napa Valley

2008/6、2008/10、2009/11となぜか過去3回も訪問したダリオッシュ。

日本版サイドウェイズ登場。オーナーはワインコレクターでもあるイラン人。

粘性高くいかにも濃そうな黄色。白い（黄色い？）花、リンゴ飴、ハチミツ。

口当たりもねっとりと濃厚で、さしずめアルコール漬けの果実。後口苦み。

ローヌのヴィオニエとは共通点もあり相違点もあり。意外にカレーと合う。 

購入価格$31.20（2009/11）。

◆2006 Auteur PN Hyland Vineyard Willamette Valley Oregon

仏語のAuthorを表すオートゥール。ワインは夫々個性がある作家という含意。

ワインメーカーはKenneth Juhasz。Sonoma、NZ等のワイン造りにも関与の由。

深みのあるルビーで赤ベリー、スパイス、柘榴の香り。まだ酸、タンニンが強め。

華やかな果実でなく少し野暮ったい印象。後味に少し苦みが走る。ステム入り？

こちらで知って購入してみたものだが、もう少し余韻の伸びや華があるとよい。 

購入価格$30.00（2008/6）。Winebid。

◇2003 Dumol CH Isobel Russian River Valley

2008/11に2002年を飲んだデュモルのイゾベル。畑はHeintz Vineyardらしい。

果実味は最初あまり感じず。とにかくミネラル感ぷんぷん。海苔、塩の感じ。

徐々にリンゴ、ハニーデュー、バター、白桃の香り。後味はナッツ。これは美味。

この味わいとアタックの強さはブル・グランクリュにもないが、ひとつの造形美。

キスラーやマーカッサン、コングスガードに比肩すると思います。あっぱれ♪♪

購入価格$45.00（2008/11）。Winebid。

◆2001 Bressler CS Napa Valley

葡萄栽培にDavid Abreu、ワインメーカーにMia Kleinを迎えたブレスラー。

サンマイクロの技術者から転身。カリフォルニアワインにはこういう方多い。

濃いガーネットに黒ベリー、ブルーベリー、ハーブ、インク、カカオの香り。

エッジも若く豊かな果実味とこなれたタンニン。後口の青さがちと気になる。

2001年で果実爆弾かと思いきや飲みやすい。今飲んで美味しい頃かも。 

購入価格$55.00（2009/5）。Winebid。

☆N/V  Ulysse Collin Blanc de Blancs Extra Brut Champagne

Congy村のRM。1987-2003年まではVranken傘下のPommeryに畑を貸与。

格付85%ながら現在の当主Olivier Collinがセロスの弟子として賞賛を浴びる。

泡は細かいがやや弱め。CH100%らしくレモン、すったばかりのリンゴの香り。

クリーンな果実のストレートな果実の味わい。酸はほどほど、余韻はさほどない。

個性ある白ワインに圧力弱めの泡が付いているというイメージ。今後に期待。 

購入価格$45.00（2010/3）。Winebid。