2010年4月アーカイブ

20100429 A P VIN KANZLER SONOMA 2007.jpg 

◆2007 A. P. Vin PN Kanzler Vineyard Sonoma Coast

Brian LoringをメンターとするAndrew P. Vingiello。2003年から醸造開始。

Peter Cargasacchiの父John Cargasacchiの助言によりワイナリー名決定。

濃い目のルビー色に赤黒ベリー、スパイスの香り。最初は柘榴、次第に土、革。

樽香がまだ落ち着かないが完熟果実の香り。クローンは667、 Pommardを使用。

味わいは滑らかで、口腔の上でなくて下にぐぐっと伸びてくる感じ。重心が低い。

目が回るなと思ったらアルコール15.2%。スクリューキャップの印象とは大違い。

購入価格$46.99(2009/9)。

20100426 KEEFER RANCH PN RRV 2007.jpg 

◆2007 Keefer Ranch PN Russian River Valley

2008年Pinot Daysで米国人常連からtakuyaさんが聞き出したKeefer Ranch。

2006年物を2009/1に試飲済み。この2007年はワイナリーから直接購入したもの。

赤いルビーに赤ベリー、チェリー、スミレ、スパイスの香り。Mendocinoっぽい?

果実とアルコールが意外に濃厚だが、酸は出過ぎず結構バランスがよい。

後味に少し焦げっぽい苦みが走るのが気になる。樽のせいか過熟なのか。

購入価格$42.00(2009/1)。

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☆N/V Andre Clouet Brut Silver Champagne

Bouzy村で畑を所有していたAndre Clouetが創業。息子Jean-Françoisが後継。

スウェーデンの王室御用達で国王の訪問も受け生誕60年ディナーにも供された由。

旺盛ながらクリーミィーな泡で、ハチミツ、熟れたリンゴ、ソルトクッキーの香り。

PN100%のブラン・ド・ノワール。ノンドゼにしては適度な甘さ。口当たりもよい。

ふくよかでボリュームのある味わいだが、時間をおくと後退しやや平坦な印象。

「死ぬまでに飲みたい30本のシャンパン」(山本昭彦著)の中の1本。

購入価格$37.98(2010/1/14)。

20100421 75 WINE CS THE SUM NAPA 2007.jpg 

◆2007 75 Wine Co. CS The Sum Napa Valley

ナパの有名なベクストファー畑の息子Tuckが運営する75ワインのメリタージュ。

CS75%、Syrah15%、PS10%。75年はベクストファー家がナパに畑購入の年。

縁に赤みがかったガーネットに赤黒ベリー、プラム、カカオ、ハーブの香り。

アルコール(14.5%)由来の甘さと滑らかなテクスチャーでとても飲みやすい。

こじんまりとした凝縮感もあって余韻も満足。パスカル(ワイン友達)の推奨品。 

購入価格$16.99(2010/2)。

  20100412 WESMAR PN OLIVET LANE RRV 2003.jpg 

◆2003 WesMar PN Olivet Lane Vineyard Russian River Valley

Hubbard夫妻(William Selyemの娘Denise MaryとKirk Wesley)のワイナリー。

退色気味のルビー色にチェリー、杏の香り。裏腹に酸が強く、然れども甘くなく。

徐々にこなれてほどよいミネラル感と融和し、うまみ成分へと昇華。いいねぇ。

同じMerry EdwardsのOlivet Lane畑と比べても小ぶりの赤系果実を主張。

スケール感はないがバランスよし。高校時代のハンカチ王子のピッチング然。

購入価格$34.99(2009/11)。

20100410 JEROME PREVOST LA CLOSERIE NV (2006).jpg 

☆N/V  Jerome Prevost Extra Brut La Closerie les Beguines Champagne

ジャック・セロスの弟子ともいわれるジェローム・プレヴォ。詳細は参照。

ロゼかと見紛うような薄山吹色。どっしり重い熟れた果実の香り。ボディあります。

泡も旺盛で口先でやや暴れるような感触はあるものの葡萄の美味さでマスキング。

ミネラル、酸も結構強く、熟成させても面白いとの印象。因みに葡萄収穫は2006年。

葡萄格付け85%のPM100%。相当美味だが果実の余韻が短いのが玉にキズ。 

購入価格$69.99(2010/3)。

カリピノ会メンバーとNYCワイン会のメンバーの邂逅を演出しワイン会開催。

それぞれが持ち寄るワインで新世界vs旧世界対抗戦。もちろんブラインドです。

 

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【白対決】

◇2005 Morey-Saint-Denis Blanc Domaine Dujac

デュジャックがモレサンドニ村の0.65haという超限定区画で造る村名白。

綺麗な黄色で酸やミネラル、口先に伸びる凝縮感と果実味の強さが魅力。

ブラインドで最初はラフォンのマコンだと思ったが後口の伸びが違いました。

◇1999 Livingston-Moffet CH Napa Valley

こちらでJohn Kongsgaardがワインメーカーを務めていた頃のシャルドネ。 

樽香と熟成香が渾然一体。アルコールの強さと酸の弱さでカリドネと看破。

この対決は4vs4の引き分け。 ミネラルや酸を好むか熟成果実を選ぶかの差。

 

【ピノ対決】

◆2007 August West PN Rosella's Vineyard Santa Lucia Highlands

takuyaさんの会社で扱う江戸勝ピノ。これは秀逸ですね。果実が綺麗でよく伸びる。

後にザラメ、黒糖を感じたのとバランスがよすぎるためカリピノと看破。頗る美味。

◆2003 Charmes-Chambertin Domaine Arlaud

カリピノと対抗するためにグラン・クリュ。しかも過熟の年2003を選択。これが奏功。

果実に力はあるがやはり酸、ミネラルが強い。肉や茎の香りも。タンニンも残る。

この対決も4vs4の引き分け。しかし後者が新世界と思った人が5名と過半数。

 

【ピノ以外赤対決】

◆2003 Yacocyuya Malbec Cafayate Argentina

メルロー大家、悪玉ミシェル・ロランがコンサルするMalbec100%ワイン。

赤黒ベリーになぜかフローラルな香り。凝縮感が素晴らしく一級品です。

◆2004 Ch. Leoville-Poyferre St Julian

格付2級。奇しくも、以前、takuyaさんとの新旧対抗戦で私が持参した銘柄(2001年でした)。

上品でスーボワが香り、タンニンが少し滑らかになっているが、いかんせんまだ堅い。

この対決は5vs1。ブラインド対抗戦だとこういったクラシックな造りは不利ですね。

 

最後はtakuyaさんから次の銘柄がブラインドで。

◆2006 Lamborn ZN Serendipity Napa Valley

①Merlot、②CS、③ZNの三択では②がひとり、③が6名(本人は棄権)。上品な味わい。

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◇2005 Bourgogne Chardonnay Jean Grivot

サイトからなぜかモーツアルトが流れるジャン・グリヴォ。前はギィ・アッカ組。

赤ならヴォーヌ・ロマネだが白はレジョナル。1991年生産開始。年2,000ボトル。

ピュアな黄色にリンゴ、パッションフルーツ、ライチの香り。やや熟れた果実感。

重量感がある変わった味わい。口腔内で果実味が上に甘さが下に分離する。

同じヴォーヌ・ロマネ白ではビゾーのヴィオレットが有名だがコスパはこちらか。

購入価格3,980円(2009/10)。

20100404 CHAMBOLLE MUSIGNY CONFURON 2001.jpg 

◆2001 Chambolle-Musigny Jean-Jacques Confuron

前当主の娘婿Alain Meunierが1988年に継承したジャン・ジャック・コンフュロン

退色傾向がありエッジはオレンジ。甘酸っぱい赤ベリー、チェリー、紅茶、ミネラル。

味わいにもミネラル感が強く上品。やや酸が強く飲みやすくなるのに時間を要する。

ワイナリーによれば1990年以降では1996、2001、2002年はKeep。早まったか。

購入価格3,047円(2004/1)。

帰省の機に乗じて第24回関西California Wine Fan Clubワイン会に参加。

場所はPetit Souple@四天王寺。ワインショップWassy'sさんの系列です。

 

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☆2006 Thibaut-Janisson Sparkling Blanc du Chardonnay Virginia

◇2008 Magnifica 5 Directed by Hiromi Go CH Split Rock Vineyard Sonoma Coast

◇2007 Talbott CH Diamond-T Vineyard Monterey

◇2002 Moraga SB Bel Air (Blind)

◆2006 Heart O' The Mountain PN Santa Cruz Mountain

◆2007 August West PN Rosella's Vineyard Santa Lucia Highlands

◆2006 Lamborn ZN Napa Valley

◆2006 Chiarello CS Bambino Napa Valley (Blind)

◆2005 Bressler CS St. Helena

 

周りが関西人だらけなので徐々に関西弁に回帰(笑)。ブラインドは全く当たらず。

特にモラガは未経験の香りで三択のトカイ・フリウラーノに引っ掛かりあえなく敗退。

マグニフィカ・ゴーはその名のとおり郷ひろみさんがクラッシュパッドで造られたワイン。

青リンゴ、洋梨のフレッシュな香りとミネラル感が◎。樽の効いたステンレス発酵(笑)。

キアレロは初試飲でしたが黒ベリー、ブルーベリー、チョコの香りでナパらしい味わい。

ブレスラーは滑らかなタンニンと杉、鉄、鉛筆の芯が印象的でいかにも美味しいワイン。

後は結構馴染みの深い銘柄だがランボーンのZNは自身初。意外にクールな果実感。

 

二次会に入り持参したフルクラムも抜栓。こちらもクラッシュパッドで造られています。

◆2006 Huber PN Santa Rita Hills

◆2007 Fulcrum PN Split Rock Vineyard Sonoma Coast

◆2004 DuMOL Syrah Russian River Valley

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