今回のテーマはアメリカ赤。カリフォルニアの外、オレゴン、ワシントンも登場。
◆1996 Gary Farell ZN "Bien Old Vines" Sonoma County
バニラ、黒胡椒、プラムの香り。果実が残る。滑らかな舌触り。
◆2006 Betz Family Grenache "Besoleil" Columbia Valley Washington
赤黒ベリー、クッキー、キャラメル。フルーティー。ガメイに似ているとの声も。
◆1998 Kongsgaard Syrah Hudson Vineyard Napa Valley
黒ベリー、ハーブ、スーボワの香り。酸、タンニン強い。オレンジ系。美味。
◆1997 Behrens & Hitchcock Petite Sirah Sonoma County
黒ベリー、バナナ、チョコの香り。セメダインの匂い。口当たりが甘い。
◆2004 Sine Qua None PN "Covert Fingers"Santa Barbara
果実味は奥底。シルキーな口触り。バランスよく余韻長い。ソバージュなし。
◆2006 Bergstrom PN Bergstrom Vineyard Willamette Valley Oregon
赤ベリー、チェリーの香り。余韻伸びるかと思うとすっと引く。完全ではない?
◆1999 Pride Mountain CF Sonoma County
ユーカリ、ハラペーニョの香り。ザラメ。濃い果実。口当たりよい。よい造り。
◆1996 Pahlmeyer Merlot Napa Valley
赤黒ベリー系。チョコも。タンニンこなれてバランスよいが、やや小ぶり。
◆1989 Leonetti CS "Seven Hills Reserve" Walla Walla Washington
小梅、紅茶の香り。もう葡萄品種不明。よい熟成だが余韻はさほど伸びない。
◆1991 Dominus Napa Valley
・・・。黙ってしまいますね。チョコ、ユーカリ。唾液導出的。バランスいいです。
イチ押しはさすがのドミナス。緻密な構造の中に明るい外向性がありエレガント。
球体ですね。さすがパーカー98点。特にこれは状態もよかったと思います。
シン・クワ・ノンはシラーか?と見まごうような色のピノで、味わいもシラーか?
しかし、バランスは非常によくシルキーな舌触りでひとつの完成形ではあります。
果実や野生的な香りはせず、やや人工的な造形美と言えるかもしれません。
個人的にはプライドのフランがなかなかツボを押さえた渋い良品だと感じました。
二次会では先般のナパ紀行の土産品を供出。
◆N/V Overture Napa Valley
◆2006 Darioush CS Napa Valley
オーヴァーチュアは厳格な印象、ダリオウシュは濃い明るい感じ。それぞれ美味しく。
シン・クワ・ノン。深い色です。
ドミナス。フランス系カリカベ恐るべし。
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