2014年1月アーカイブ
◇N/V Ajimu SB Oita Japan
焼酎いいちこを造る三和酒類が1974年に醸造開始。2001年安心院設立。
葡萄は2007年より農家に栽培委託。安心院町産SB100%。複数年混合。
緑がかった黄色に柑橘、グレープフルーツの香り。さほど強い香りでない。
酸はあるが鋭角的でなく中庸。初口は少し甘く感じ後ほどに若干の苦味。
時間が経つと旨味成分も出現。食中酒向きだがSBらしさがもっと欲しい。
購入価格1,714円(2013/12)。
◆2006 Arnot-Roberts CS Clajeux Vineyard Chalk Hill
2001年設立のアーノット・ロバーツ。ナパ出身Duncan Arnot Meyers醸造。
SF Chronicleの2012年ワインメーカー。相方Nathan Lee Robertsは樽職人。
黒色ワインでアルコール14.8%だが意外に冷涼。黒ベリー、タバコの香り。
やわらかいテクスチャーで果実は前に出ず。青さのないボルドーとの印象。
畑は火山性土壌にクローン7。ソノマらしい落ち着いたカベルネ。美味い。
購入価格$39.94(2013/10)。
◇2012 Chateau Mercian SB Mariko Vineyard Nagano Japan
シャトー・メルシャンの自社畑、椀子(マリコ)畑からのSB初ヴィンテージ。
6世紀に一帯が欽明天皇の「椀子」皇子の領地であったという伝説由来。
期待を抱いて飲んでみると・・・ブショネ。飲み進むも味わいに変化なく没。
購入価格3,000円(2013/11)。
◇2012 Grace Gris de Koshu Yamanashi Japan
中央葡萄酒が醸造するグレイス。第16回ジャパン・ワイン・チャレンジ金賞。
グリドの名称は甲州種の果皮の色を表すGrisとDe(~の)に由来するもの。
淡い黄色に青草というよりも黄色い草の香り。熟した柑橘系の香りも充満。
酸ありながらもほどほどで旨味もありバランスよし。口あたりにコクを感じる。
果実の厚みが舌の上を転がるが、時間とともに減衰するのは已む無しかも。
購入価格1,714円(2013/11)。
◆2004 Pirramimma PV McLaren Vale Australia
1892年設立のピラミマ。アボリジニの言葉で"the moon and the stars"。
1983年植樹のプティヴェルド100%ワインを最初に造ったワイナリーとの由。
黒に近い色だが香りは赤ベリー、プラム。煙草のようなスモーキーな感じ。
口当たりにはアルコール由来の甘さ。奥底仄かにユーカリのニュアンスも。
このボトルで品種の特徴を覚えようと買ったワイン。確かに厚みが出そう。
購入価格3,171円(2007/9)。
カリフォルニアワイン仲間からのお誘いがあり新年ワイン会@渋谷に参加。
☆N/V Parxet Brut Reserva Cava Spain
◇2011 Ceritas CH Peter Martin Ray Santa Cruz Mountains
◇2008 Mount Eden CH Estate Santa Cruz Mountains
◆2012 Littorai PN Sonoma Coast
◆2004 Freeman PN Akiko's Cuvee Sonoma Coast
◆2005 Freeman PN Akiko's Cuvee Sonoma Coast
◆2004 Iron Horse T-T Vineyard Alexander Valley
◆2007 Sbragia ZN Gino's Vineyard Dry Creek Valley
カヴァから始まり最初はサンタ・クルーズ・マウンテンの白2本を比較試飲。
セリタスはミネラル効いたバランス系、マウントエデンは樽優勢で大振り。
意外に色合い濃いリトライを挟んでフリーマンのヴィンテージ違いを比較。
2004年はMeredith62%、Bailey23%、Thomas Road8%、Keefer7%。
2005年はKeefer44%、O'Connor20%、Thorn Ridge18%、Rayhill18%。.
2004年がよりエレガント。10年に亘る試飲はPinot File垂直試飲を参照。
最後には肉料理とCS、ジンファンデルがよくマッチし7名で8本飲み切り。
☆N/V Serge Mathieu Blanc de Noirs Pur Pinot Champagne
1789年から葡萄を栽培、1970年からRMを営むAubeのセルジュ・マチュー。
現当主は10代目Isabelleでその夫Michel Jacobがワイン醸造を担当する。
濃い黄色に細かい泡、口当たりに濃い果実味。リンゴ、ハチミツの香り主体。
ドサージュも多めだが生地が綺麗でバランスよいが後口に癖のある苦味。
ピノノワール100%。平均樹齢35年。葡萄は2009年52%、2008年48%混合。
購入価格3,780円(2013/6)。
関西勤務のワイン仲間ナベさんが帰省しているということで新年会を招集。
正月営業の店なく困っていたところワイン仲間ハリーさんが元職場紹介。
☆N/V Heidsieck Monopole Extra Dry Epernay
◇2011 Paul Lato CH Sierra Madre Vineyard Le Souvenir SMV
◇2010 Orin Swift Mannequin California
◇2006 Freeman CH Ryo-fu Russian River Valley
◆2010 Willamette Valley PN Signature Cuvee Willamette Valley
◆2006 Lewman PN Estate Grown Willamette Valley
◆2004 Nakai Vineyard ML Russian River Valley
◆2002 Cayuse Syrah Bionic Frog Walla Walla Valley
エドシックは海底に沈んだジョンコピング号積載シャンパンの復刻ラベル。
ポールラトーは私の持ち込み。バランスよい果実。WA97点は伊達でない。
ウィラメットヴァレーはワイン仲間ミヤパパのオレゴン土産。赤系果実。
カユースも私の持ち込み。意外に濃厚なシラー。もう少し冷涼感が欲しい。
◇2013 Shion Jyozo Rose Shiro Yamanashi Japan
新年あけましておめでとうございます。今年はお節に合わせて日本ワイン。
まずは年末にも飲んだ四恩醸造のローズ(白)。デラウェア種の濁り酒風。
淡い黄色にパッションフルーツ、レモン、ハチミツの香り。口当たりに甘さ。
まさに濁り酒を飲む感覚ながら後口には酸やドライネスも感じられ隔差有。
底には澱がたまる状態ながら苦味は感じず。和食全般に好適かと思料。
購入価格1,300円(2013/12)。
◆2012 Shion Jyozo Madobe Aka Yamanashi Japan
上記と同じく四恩醸造の窓辺(赤)。メルロー主体+カベルネソーヴィニョン。
若く赤みの強いガーネットに当初はなすびの香り。徐々に赤ベリー、下草。
途中で大きめのグラスに変えると少し円やかな印象も刺々しい質感残存。
疑念を抱きつつ翌日飲むと綺麗なスミレの花、ブルーベリーの香りに変化。
ボリュームはないが冷涼感と果実味が前に。野菜料理に合う赤かと思料。
購入価格1,700円(2013/12)。