2012年11月アーカイブ
マンズワイン訪問後は上田に一泊。翌日は東御市のワイナリー巡りを敢行。
しなの鉄道で最寄駅に行きタクシーで巡回。時間・金額的に効率よく回遊。
①Rue de Vin(リュードヴァン)
ルミエール、あづみアップルを経由して独立した小山英明氏が醸造責任者。
当日は先客があり試飲しながら待った後でワイナリーツアーを行って頂く。
瀟洒な建物がワイナリー。食事も摂れるので朝と昼と2回訪問。
有料試飲。メルロー、ドゥーローブ(ML&CS、ブレンドに拘り)、シャルドネ。
きれいな仕立ての畑。
醸造設備も新しい。右側は日除けになっていて貯蔵可能。
出来たばかりのシードル。そば粉のガレットとの相性もよし。
東御市議員でもある蓮見(ニック)喜昭氏が運営。自醸造所は2010年完成。
ほぼひとりで作業する小規模ワイナリー。「日本一小さい」との自己紹介。
葡萄の幹を藁でくるんで防寒。火山性の土壌で飛んできた石がゴロゴロ。
シャルドネ、ピノノワールを栽培。山の上の方では甲州(!?)も栽培との由。
手作りっぽい醸造設備。タンクをカーペットで温めたりとか。
有料試飲。富士リンゴのシードル、ナイアガラ新酒、シャルドネ、ピノを順に。
ナイアガラ新酒が美味。シャルドネも綺麗な果実。Rue de Vinに似ている。
③Villa d'Est(ヴィラデスト)
エッセイストで名高い玉村豊男氏が設立したワイナリー。本人も店に登場。
当地を気に入って移り住み、不適地と言われながらも2003年に醸造開始。
土産物屋、レストラン併設のワイナリー。広大な敷地は圧巻。
13時からのワイナリーツアーに申し込み(先着順)。結構詳しく見せて頂き。
東御は地域活性化ワイン特区に指定され千曲川ワインバレー構想もある。
徐々にワインを前面に押し出した展開が図れそうな予感がいたします。
通っているワイン講座の課外授業でマンズワインの小諸ワイナリーを訪問。
社長自ら畑・醸造所をご案内頂きまたワイン試飲もさせて頂き感謝の一日。
醸造所は2箇所あり小諸はブティック、勝沼はデイリーで生産量は98%超。
標高550mの東山で上級キュベを栽培。特許レインカットは8月末から装着。
梅雨の雨を避けるものだと思っていたが収穫前の雨と熱射光を避ける目的。
葡萄の苗木は仏、台木は米国191。耕作放棄になる契約畑を3年前に購入。
ウェルカムドリンクは辰巳琢郎の今様。甲州70%、小公子30%のロゼの泡。
醗酵ステンレスタンク。白は清澄して養分を落とさないと酵母が働きすぎる。
低温浸漬(Cold Soak)はやらずに数時間皮を漬けるMaceration Limited。
醸造設備内でバレルテイスティング。醸造施設はとてもクリーンで綺麗。
地下保管庫の一角にある試飲室で試飲。生葡萄も合わせて試食する趣向。
◇2011 Soralis SB Shinshu
◇2010 Soralis CH Barrel Fermented Shinshu
◆2009 Soralis Merlot Komoro Shinshu
◆2006 Soralis CS Higashiyama Shinshu
◆2007 Soralis CS Higashiyama Shinshu
◆2008 Soralis CS Higashiyama Shinshu
◆2009 Soralis CS Higashiyama Shinshu
◇2011 Soralis Riesling Shinano Cryo Extraction
潜在力がありそうなのは2009年CS。2006年と2008年はやや弱い印象。
2007年はハーブの香り中心。多くの参加者が最後の甘口を称賛し購入。
ワイナリー内にはいろいろな展示物やモニュメントがあり飽きずに回れる。
ワイナリー内に展示されているティナハ。ラ・マンチャ地方のワイン醸造容器。
構内の万酔園内にある樹齢100年近い善光寺ぶどうの原木。
◆2002 Savigny-Les-Beaune VV Louis Chenu
1914年にLouis ChenuがSavigny-les-Beaune村に設立したルイ・シュニュ。
2000年に五代目の娘Carolineが継承。姉Julietteはマーケティングを担当。
エッジが透明のルビーに赤い花、アップルティーの香り。旨味系の味わい。
口に含むと滋味深さがじわっと滲み出す感じで癒し系。後口の伸びは中庸。
決して複雑味があるワインではないが各要素に特色がある。面白いです。
購入価格2,827円(2007/1)。
今はなきCalifornia Wine Garden(CWG)で知り合ったワイン仲間と同窓会。
CWGのシェフだった槻山さんが勤めるtamaya@大塚にワインを持ち寄り。
★N/V Cremant de Loire Brut Rose Langlois-Chateau (お店から)
◇2006 Schloss Vollrads Riesling Edition QBA Rheingau
◇2009 Shibumi Knoll CH Buena Tierra Vineyard RRV
私の持ち込み。WS96点のシブミ・ノール。渋味ではなくシブみを表す模様。
洋梨、リンゴ、白胡椒の香りとミネラル。樽も結構効いていてピュアで美味。
◆2010 Lioco PN Sonoma Coast
◆2009 Kokumi PN Sonoma Coast
◆2010 Zepaltas PN Russian River Valley
◆2011 Failla PN Sonoma Coast
◆2008 Freeman PN Russian River Valley
◆2010 Melville PN Santa Rita Hills
◆2007 Cobb PN Joy Road Vineyard Sonoma Coast
◆2010 Sojourn PN Sonoma Coast
ピノではゼパルタスが一番人気で7票獲得。酸、ミネラル、果実のレベル高。
私はシブミとの対比でコクミ(HP建設中)を持参。味わいに甘さ。酸も緩め。
甘味、辛味、塩味、酸味プラス旨味に次ぐ6番めの味覚だがその域に未達。
関西に転勤したワイン仲間のナベさんを囲むワイン会@Manner-Boを主催。
料理は持ち寄りとしてワイン8本抱えて会場入り。甲州はナベさん差し入れ。
◇2009 Okunota Koshu Hanamizuki Blanc Yamanashi
2011/9にも飲んだハナミズキ。瑞々しさは後退したがうま味は増した印象。
◇2003 Brewer-Clifton CH Ashley's Santa Rita Hills
2012/7にも飲んだブリュワー・クリフトン白。濃厚だがピークは2~3年前か。
◇2009 Flowers CH Camp Meeting Ridge Sonoma Coast
◇2009 Flowers CH Moon Select Sonoma Coast
飲み比べはCMRの勝ち。Moon Selectは酸がやや緩い感じ。CMRは完璧。
Moon SelectはCMR、Frances Thompson、Sea View Ridgeのブレンド。
◆1995 Flowers PN Camp Meeting Ridge Sonoma Coast
カリピノ古酒。酸も残るがブーケが単調でイマイチ。うまく熟成したとは言えず。
◆2002 Belle Gros PN Clark&Telephone Vineyard Santa Maria Valley
ケイマスのピノ部門。いい意味で期待外れ。上品な香りと味わいで美味い。
◆2004 Hitching Post PN Cork Dancer 4.1 Santa Barbara
サイドウェイ銘柄のCork Dancerの初ヴィンテージ。果実味が飛んで中途半端。
◆2004 Melville PN Estate Santa Rita Hills
Greg Brewerが手がけるメルヴィルのピノ。スパイシーな味わいでバランスよし。
◆2003 Kosta Browne PN 4-Barrel Sonoma Coast
2012/4にも飲んだ4バレル。黒糖ザラメ系の甘さがあり味わい濃厚。RP95です。
◇2005 Bindi CH Composition Victoria Australia
豪州のカルトワインの一角ビンディ。醸造はMichael Dhillon。1988年植樹。
ラベル絵は父Billがワインを教えてもらったという数学者Kostas Rind教授。
綺麗な黄色にバニラ、リンゴ、黄桃の香り。最初は樽香優勢。酸は中庸+。
ミネラル感が強く柑橘系の味わいも強烈。凛としたシャルドネでシャブリ然。
ボリューム感はあるが口当たりに清涼感もある不思議な感覚。レベル高し。
購入価格5,695円(2007/9)。
◆2003 Domaine Serene PN Yamhill Cuvee Willamette Valley
ブラインドテイスティングでDRCに勝ったという触れ込みのドメーヌ・セリーヌ。
オレゴンピノの第一人者。当銘柄の畑はDundee Hills77%、Eola Hills23%。
熟成感のない濃いルビー色に黒ベリー、オレンジの皮、プラム、コーラの香り。
上品というより冷徹な印象の口当たり。甘さは感じず。アフターもよく伸びる。
グラがあれば格別。クローンはPommard62%、Dijon33%、Wadenswil5%。
購入価格3,920円(2005/12)。
知人のNext Stageを鼓舞するため幡ヶ谷のCafe ELRICにてワイン会主催。
貸し切りにしてもらいワインを持ち込み。美味しい料理と楽しい雰囲気満喫。
☆N/V Dominio de la Vega Cava Spain (お店から)
◇2004 Didier Dagueneau Pouilly-Fume Blanc Fume de Pouilly
2008年に事故で亡くなったダグノー。ラベルの楽譜はMauvaise reputation。
◇2006 Chapoutier Condrieu Invitare Cotes de Rhone
品種ヴィオニエ。ライチの外に黄色い花の香り。熟した果実で口当たりも諒。
◇1997 Kongsgaard CH Napa Valley
熟成進むが酸も残り甘さ現出。カリフォルニアシャルドネの熟成能力を見た。
◇1995 Batard-Montrachet Chateau de la Maltroye
熟成色に十分な酸とキノコの香り。細身だが本家ブル白の熟成能力も体感。
◆2010 Calera PN Cuvee V Central Coast
Jensen4%、Selleck3%、Mills8%、Reed4%、Ryan4%、de Villiers3%混。
◆2008 Talbott PN Sleepy Hollow Vineyard Santa Lucia Highlands
赤ベリー系の香り優勢。バランスよくくいくい飲める。1972年植樹の畑から。
◆2008 Kistler PN Cuvee Catherine Occidental Station Vineyard
まだ若いが果実と酸、凝縮感の塊。ひとつずつの要素大きい。流石の逸品。
◆2004 Kongsgaard Syrah Napa Valley
カリフォルニア白御三家のひとりが醸すシラー。濃厚な色に立派なボディ。
黒ソイのアクアパッツァ。美味。
Cafe Elric定番のモンブラン。
◆2002 Lucia PN Santa Lucia Highlands
現在はilovecalwineが輸入するルシア。Pisoniの兄弟ブランドと言うべきか。
エッジはまだ若々しく黒ベリー、プラム、ザラメの香り。 スパイスも効いてる。
口当たりに甘さもあるがぎゅっと詰まった凝縮感もあって口腔内に心地よい。
時間をおいても減衰しない酒質はピノらしくなく他品種混在の疑惑もチラホラ。
変化の幅はさほど大きくないが熟成を感じさせない果実の強さは称賛に値い。
購入価格4,362円(2005/4)。