14-mysteryの最近のブログ記事

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デビット・スーシェによる名探偵ポワロも25年、すぺてのポワロものを撮り終わるようです。NHK-BSでの最終シーズンは「象は忘れない」「ビッグ・フォー」「死者のあやまち」「ヘラクレスの難業」「カーテン」だそうです。「カーテン」が放映最後なのはまあしょうがないとして、「ビッグ・フォー」とかは、意地でなければ映像化しないよねえ。実は「象は忘れない」は結構好きで、晩年の三作、「運命の裏木戸」「象は忘れない」「復習の女神」は渋くてとてもすきなのである。比べると「カーテン」は書かれたのが昔なこともあってまだ脂ぎっている感じ。ポワロのDVDも集めたいけど、中古とか探そうかな。

さよなら神様

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麻耶雄嵩さんの新作を買ってしまった。「貴族探偵対女探偵」はがまんしているんだけど、神様はしかたがない。

ルピナス探偵団

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「耶麻台」では満足できなかったので、津原泰水さんの「ルピナス探偵団の当惑」を読んだ。読んだら我慢できなくなって続けて「ルピナス探偵団の憂鬱」を読む。満喫。

耶馬台

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蓮杖那智のシリーズは一応読んでいたので、北森鴻氏が亡くなられた後に浅野里沙子さんが書き継がれたらしい。 単行本は買う気になれなかったけど、文庫に入っていたので読んでみた。

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そういえば古野まほろの「天帝のやどりなれ華館」をすでに読んでいたのであった。

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うーん、終わったはずなのに。。。今回の主題はホームズと書いてありますが、紫式部ですから。

團十郎切腹事件

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昨年末の勘三郎に続いて団十郎という大看板が亡くなって歌舞伎界も大変だなあ。ということで、積んであった「團十郎切腹事件」を読み始めた。

踊るドルイド

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残っていたグラディス・ミッチェルの「踊るドルイド」を読んだ。

写楽百面相

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部屋に積んであった泡坂妻夫の「写楽百面相」を読んだ。

緑のカプセルの謎

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推理小説を読みたくなったので、間を空けたのでカーを読んだ。やはり傑作だわ、これは。

怪盗紳士ルパン

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ルパン、そういえば小学生時代はきっとポプラ社の本で奇岩城とか813の謎とか読んだ気がするんだけど、まともに読んだ事はなかったです。

時の娘

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故あってジョゼフィン・テイの「時の娘」を久しぶりに読み直した。

ローマ帽子の謎

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そういえばクイーンでは中期以降のほうをたくさん読んでいて、国名シリーズの方が手薄いということで、全部読み直すという大願をたてたのだが。

いつ死んだのか

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ずいぶん久しぶりに推理小説を読んだ気がする。

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奥泉光といえば、「桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活」が「妄想捜査」というタイトルでドラマ化されているが、設定だけでさすがに原作のおもしろい部分の核はどこにもないなあ。 やはり原作がおもしろいです。佐藤隆太や桜庭ななみが悪いというわけではなく。

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奥泉ワールド全開なんだけど、「グランドミステリー」とかに似ているといえば似てるし、設定の一部は「虚構船団」の香りもあったりするのであった。あんまりまともなミステリを期待してはいけない。

1月の購入予定

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あけましておめでとうございます。最近本も読んでないし、クラシック音楽のブログを別にしたら書くことが少なくなってしまった。で、1月の本の購入予定を自分向けに書いておこう。

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オールスイリ2012が出ていたので、購入してぱらぱらと読む。

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「神器」が積んだままになっているのだが、とにかくおもしろすぎる。

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というわけで、続けて「天帝のあまかける墓姫」を読んだ。

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おお、いつの間にか「天帝のあまかける墓姫」がでている。。。

鷺と雪

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ベッキーさんシリーズの第三作(最終巻)が文庫になったので読みました。

QED 伊勢の曙光

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あー、もうカワネーと思いながらも最後まで買っちまったよ。

人面屋敷の惨劇

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石持浅海さんの本は「扉は閉ざされたまま」詩か読んだ事がないのですが。

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というわけで、こちらも読んだ。

群衆リドル

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みないうちに古野まほろの新刊がでていたのだが、よくみるともっと前に他のやつが出ていたらしい。あわてて購入した。

ミステリウム

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あー、 マコーマックがでてるよ、というわけで久しぶりに読書。

プロジェクト写楽

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けっこう読んでいて納得してしまった。

警視庁草紙(下)

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というわけで下巻も読み終わった。

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広重の版画と地震の関係について。

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麻耶雄嵩の新作は銘探偵メルカトル鮎の短編集でした。

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鯨統一郎の「邪馬台国はどこですか?」の続編っぽいので買って読んでみたがひどい。説も陳腐だし、そもそも小説になっていない。ちゅうかトンデモの部分を登場人物のキャラクタで補っていた前作に対して、今回はすべてぶち壊したかんじです。しかも前作読んでいない設定も登場人物も訳わからんだろうし。。。底の浅い考えで戦争も扱って欲しくない。 完全に金を損した。鯨統一郎はもう買わん。

警視庁草紙(上)

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山田風太郎はどれを読んでもおもしろい。

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我が愛するシェリンガム氏の最後の作品でありんす。

学校の殺人

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久しぶりの読書記録を。

白夜行

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 映画化されたということで今頃読んだ。

七人のおば

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何度も出だしで挫折していたのだが、七人のおばの区別がつき始めると一気に読んでしまった。おもしろい、けど女って怖い。

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一冊読むのにずいぶんかかっています。

一角獣の殺人

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今年はもっとたくさん読むはずだったのだが、ぜーんぜんだめ。

物覚えも悪くなってきたので、この冬の買うかもしれない本やDVDをメモしておく。持っているので買わないけどリョサの再刊などもついでにメモメモ。

貴婦人として死す

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本を読むのが非常に遅くなってしまった。

囁く影

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そういえば、カーをたくさん積んであるのであった。

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クリスティを読むのは楽しい。

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久しぶりに西尾維新のものを読んだ。つうか戯言シリーズにはまっていたときに買っていたのだが、そのときは読み続けられなくて今頃読んだ。。。うーん、あの頃は勢いで読めたんだろうけど、今読むと、ちとついていくのは辛いなあと。ま、読んだという記録のみ。

忘られぬ死

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クリスティーは裏切らない。

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文庫まで待てず、「ふたりの距離の概算」をハードカバーで買ってしまった。

遠まわりする雛

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続いて米澤穂信さんの「遠まわりする雛」は古典部シリーズの4作目です。

無実はさいなむ

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で、読み疲れたときにはクリスティーを読む。。。ってこの前も書いたなあ。

幽霊の2/3

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復刊リクエストNo.1だったということで、期待して読んだのであるが。。。

貴族探偵

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麻耶雄嵩久々の新作でありまして。

犬はどこだ

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米澤穂信さんの「犬はどこだ」はどこだ、と。。。

赤い夢の迷宮

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book-HayamineKaoru-01.jpg うーん、勇嶺薫(=はやみねかおる)の「赤い夢の迷宮」を読んだが、、、まあちょっと、30年前ならまだしも現在の新作として読むのはつらすぎるなあ。大人対象であればもう少し設定や文体をなんとかしてほしいし、なんかミステリーリーグに落ちたネタを出しました、みたいな感じだろうか?

トリックに関してつらすぎるのは作者もわかっているので、犯人は少し早く提示して本当の「裏」を見せるつもりなのだろうが、これってトリックに「裏」が束縛されているので、その時点で一挙にばれちゃうんだよね。また、最後に小説自体をメビウスの帯みたいにって感じだと思うけど、そうすると「魔女」の内容は書けないことになってしまうので、全く美しくないのだ。こういう雰囲気だけの作りはとても困る。(いや、読み落としているだけでもっとあるのだろうか?)

主人公?の精神的な問題による夢オチという解釈もあるようだが、まああんまり真剣に解釈を考えたくなる内容でもないので、最後の終わらせ方は無理があると思う。

book-SherlockHomes-01.jpg 「シャーロック・ホームズの冒険」は基本中の基本なのだろうが、たぶん小学生の頃にいくつか子供向けにリライトされたものしか読んでいない気がするので、映画も観たこともありもう一度読んでみようということである。もういろいろな文庫で出ているが、全集で新しく出ていることと、光文社古典文庫を応援したい気持ちもあって、今回は光文社文庫にしてみた。

で、いま読むと犯人や展開はすぐわかるものも多いけど、つくりというか、短編としての構成はやはりうまいなあと思った。短編は精緻な推理ではなくやはり魅力的な謎や雰囲気が重要なのだ。また、ちょっと腰の軽いようなホームズ君が現代の視点でみると道化回しのようでおもしろい。なるほどこの路線を現代で突き詰めると木更津君になっちゃうんだなあ。。。

続けて読もうとは思うし、いままでみていなかったけど、グラナダTV版のホームズも観てみようかと考えている。

book-IshimochiAsami-01.jpg石持浅海さんの作品は初めて読みました。 北本まで行ったときに手持ちの本がなかったので、そういえば昔の「このミス」だとかで高位だったなあと思い出して、「扉は閉ざされたまま」を買ってみた。

倒叙ミステリなので、最初から犯人はわかっているのですが、「扉は閉ざされたまま」で事態がどのように進んでいくか、探偵がどのように推理していくかが、なかなか楽しかった。状況的にうまく最後まで持っていかれたって感じで、ワタシ的には碓氷優佳萌え(嫌う人も多いと思う)。、「扉は閉ざされたまま」を維持していく意味がおもしろい。石持浅海さんの他の本も読んでみようかな。

動機については、少し無理があるかなあという気もするが、全体の構成にも関係するのでまあ仕方ないか。

book-Mahoro-09.jpg 古野まほろの「探偵小説のためのゴシック「火剋金」」で、相克シリーズの最後かな。今回は怪盗黒蜜柑を入れての話で、もちろん推理部分もがちがちあるんだけど、やはり盛り上がりはコモとあかねんの最後のシーンですか。そうですか、次は特別編と相生シリーズですか。

結構楽しく読めたシリーズなので、無事良かったね。でも天帝シリーズのあの人との関係なんだけど、どうもキャラが自分の中であわないのでどうでしょうか?コモはそれなりに楽しそうに見える。

しかし、村正籠釣瓶を使うための・・・というのはあかねんが転校してくるのが前提でそこまでわかっているなら他の手が。。。

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もう東野圭吾は終了のつもりだったが、今頃読んじゃった。

矢の家

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book-Mason-01.jpg 「矢の家」はA・E・W・メースンの1924年の作だが、いやなかなかおもしろかった。もちろん犯人もトリックもすぐわかるんだけど、ワタシの思うホンカクのおもしろさはここにあるのだ。探偵アノーの思わせぶりな探偵っぷりといい、犯人の犯人らしさといい、容疑者の容疑者らしさといい、これでなくては。この歌舞伎的な様式美ですよ。

最後のほうも、犯人がわかっていてもどうなっちゃうんだろ的な盛り上げ方がうまいのがいいなあ。そのため、多分再読してもおもしろいだろう。なぜならその形式を楽しむものだからなのだ。

で、本当は「薔薇荘にて」から読むべきだったかもしれぬ。文庫本のほうが持ち運びやすかったのです。

七つの金印

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book-AkashiSanjin-01.jpg 「東洲斎写楽はもういない」を読み直したら面白かったので、明石散人の「七つの金印―日本史アンダーワールド」を読んだ。足利義満の金印の話は全然知らなかったし、志賀島の「漢委奴国王」の金印もこんなに怪しかったのかと、いやあ面白かったですね。

日本史の謎ってけっこう江戸時代まで常識だったことが、明治で一旦西洋化によって断絶して、戦後また言いたい放題の感があって、もう少し資料全般を見てよ、って感じでしょうか?しかし、福岡藩の学者亀井南冥の怪しさ爆発で、福岡藩も現実的に対応で認めている感があるけど、そのあたりきちんと論述した本はないのかなあ。

で、最後のオチはありきたりといえばありきたりだが、うまくまとまっているほうではないかと思う。

QED 出雲神伝説

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book-QED-10.jpg その後も風邪のせいか頭痛で死んでいて、月曜火曜と会社を休んでしまった。そろそろ金属疲労的に疲れているのかもしれんなあ、と勝手に思ってみたり。

という間に、高田 崇史の「QED 出雲神伝説」が出たので、、、まあ、今までの流れで読んでみた。

はっきりいって殺人事件はぐだぐだだし、出雲神流は。。。まあ、タタルと奈々パートのみで十分ですが。内容的にはそちらの出雲に関する話のほうがおもしろい。もう少し山城の出雲の話もあればおもしろかったのになあ。出雲と鴨の関係は深そうなんですよね。出雲大神宮は京都にいるうちに行っておけばよかったなあ、と反省中である。

一冊目で読み続けるのは辞めた「カンナ」のエピローグとも少し重なるのだが、まあたいして面白い意味があるわけでもなく。

玻璃の天

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book-KitamuraKaoru-02.jpg北村薫氏のベッキーさんシリーズの第二作である「玻璃の天」を読んだ。まあ「街の灯」を読んだら、読むわねえ。今回はベッキーさんの正体にもかかわる流れで、だんだん暗い話になっていくのが、ちょっと暗い。能天気に帝都萌えするには1作目だが、でも続けて読んでしまいますわねえ。

さて、三部作の最後である「鷺と雪」はまだ単行本なのだが、文庫に入るまで我慢できるだろうか。。。できないほうに30カノッサ。

街の灯

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book-KitamuraKaoru-01.jpg 北村薫氏の本を読むのも久しぶりで・・・と思って自分の Blog 探したけど書いてないってことは7年以上たっているということか。。。一応「円紫さんと私」シリーズも「覆面作家」シリーズも読んでいたんだけどなあ。でも「スキップ」とかの三部作は読んでないなあ。

で、ベッキーさんシリーズの第一作である「街の灯」を読んだが、久々に読んでもやはり北村薫の味は北村薫であった。年代の設定もよいけど、なんかやはり男からもた理想のお嬢様という感じが、「円紫さんと私」の「私」を思い出した。そして戦前の上流階級という設定だが、最近私は階級社会はそれはそれで良いのではないか、という気にもなっていて、金の差による階級ではなく、何らかの美意識による階級はあっても良いかも派なのであった。所詮もともと平等なんて夢の夢なんだし。

推理小説としてのコメントでは全然なくなっているが、北村薫氏の小説ではそういう設定や主人公の静かな考え方が好きなので仕方ない。それに気の利いた謎がちょっとまぶしてあれば楽しいのだ。

そういえば、「冬のオペラ」が実はとても好きかもしれないと思い出した。

写楽について

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book-Sharaku-01.jpg book-Sharaku-02.jpg book-Sharaku-03.jpg

写楽について

蒼ざめた馬

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で、読み疲れたときにはクリスティーを読む。

book-Mahoro-08.jpg いろいろ書くことがあったので読んでから空いてしまった。本来なら昨日遊んでいただいたアリスイとかを書くべきかも知れないが、まあこれはその公園のサイトに記事が載ってからにします。

で、あいかわらずの古野まほろで「探偵小説のためのインヴェンション 「金剋木」」なんですが、思ったより速く出たなあ。うー、、、、吸血鬼もよいのですが、ぞなもしワールドがないとだめじゃん。だってそれが楽しかったのに。

推理自体はパズルみたいなものなので私にはどーでもよいのだが、最後の締めがどうにも足りないような。ライトのベルトして読んでいるので、もう少し終わりはなんか動きが欲しかったなあ。まあそういっても続きも読むんだろうけど。

弥勒の掌

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book-AbikoTakemaru-01.jpg 我孫子武丸といえば新本格の旗手の一人だったわけだが、あまり作品もださなくなったので最近は読んでいなかった。その頃は若書きの硬さもあったけど、「探偵映画」とか面白かったよなあ。若い人には「かまいたちの夜」の作者といったほうがとおりがよいかもしれない。

で、久々の作品はミステリーマスターズシリーズで出版された「弥勒の掌」 であるが、新興宗教を題材にしたサスペンスのような構成となっている。疲れているのでいい加減に読んでいたら見事にはめられた。まあそのトリックがわかるよりもわからないほうが、最後までサスペンスとして盛り上がるのでそれで良いと思う。それよりも最後のオチとか教団の位置づけが最後に納得感があって、こういう心理的に納得いくものが好きである。(つまりカラスの島に偶然やってきてたまたま殺される上に、横に殺人死体がありながらもうひとつの死体を事故死に見せかけるのが絶対で研究してましたが何か?みたいなのはすちゃらかぱーである)

オチは強引で笑えてもよいのだが、心理的な満足感が私の「ホンカク」の必須条件である。

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