July 11, 2009

●ケルティック・ヴァイオル

CD-Savall-01.jpgサヴァールさん何でも弾きますなあ、ということで、「ケルティック・ヴァイオル~アイルランドとスコットランドの音楽伝統に捧ぐ」がなかなかよかった。トレブル・ヴァイオル(ガンバ)とトレブル・フィドルが使用されているようだけど、アイリッシュハープとの組合せが心地よいなあ。

これもSACDなのだが、古楽や室内楽だとSACDの威力は大きいす。響きが心地よい。

こういうのを聴くとまたギターとか復活したくなってしまうとか、アイリッシュ・ブズーキが欲しいとか思ってしまうのだが、なかなか時間が取れそうにない。。。

April 02, 2009

●ピアノ三重奏曲 イ短調

CD-Ravel-01.jpg 最近クラシック音楽のことはほとんど書いていない。ハイティンクのマーラー巨人とかガーディナーのブラームスとか買ってはいるけど、音楽のことを言葉で書こうとしてもどうも他に書いたものと同じになりそうで放置プレイ。

で、エイベックス・クラシックスのものをひとつ。ラヴェルの「ピアノ三重奏曲」ですが、うーん良い曲じゃ。このCDの特徴は「マ・メール・ロワ」や「亡き王女のためのパヴァーヌ」も三重奏編曲で入っていることです。ラヴェルの曲って本当に室内楽構成があいますね。夜、枕元で流すとなかなか素敵。でも問題は「ピアノ三重奏曲」の間に寝ちゃうので「マ・メール・ロワ」や「亡き王女のためのパヴァーヌ」をなかなか聴けないことだな。

おまけにSACDならもっと良かったのに。

October 26, 2008

●Expressia

CD-Expressia-armenian.jpgこの「Expressia」というCDは、Cadence Ensemble という室内楽団体が演奏しているものですが、副題が「armenian Metamorphoses」となっているように、アルメニアの作曲家の曲が並んでいます。

アルメニアの作曲家で有名なのはもちろんハチャトリアンで、ここでも有名な「剣の舞」も入っていますが、他のスパルタクス組曲第2番 - スパルタクスとフリーギアのアダージョ、ガイーヌ(抜粋)の2曲もあって、名曲集ではありません。ハチャトリアンは旋律がうまいというか聴かせるんだよなあ。

もっとも私の目標はA. アルチュニアンの「アルメニア狂詩曲」であります。わたしゃこの曲が大好きで、コンコルディアで指揮させて貰える時に候補として編曲して、1、2回演奏してもらったんですよね。前半の旋律的な部分も、後半の5/8と6/8が組み合わさる舞曲的な部分もたまらーんということです。さて日々是音楽でもやりたいけど、アルチュニアン・・・ご存命のはずです。まあJASRACで登録すりゃ演奏は出せるかも。。。といっても元データがないか。

他の曲も含めてアルメニアの、ちょっと憂愁を含んだような音階の旋律は心にしみるし、室内楽の編曲、これがピアノ、ヴァイオリン、ベースにギター、アコーデオンという泣かせる五重奏は夜のお供によいです。そうそうNAXOSのこちらでも試聴できるけど、冒頭30秒では5/8と6/8が聴くことはできんなあ。

September 20, 2008

●ミュンシュの幻想交響曲

CD-Symphonie Fanatstique-01.jpgクラシックはできれば一律SACDにしてもらいたいのだが、大人の事情かコストの問題か、SHM-CDも増えているし今度HQCDもでるらしい。SHM-CDはもともとユニバーサル系であったが売れたせいかほかの会社も取り入れようとしてる。一時期CCCDになろうとしていたころを考えるとそれでもよかったなあ。

で、日本ビクターからもSHM-CDがではじめるのですが、ミュンシュ&ボストン交響楽団の幻想交響曲を、店頭で聴いて思わず買ってしまった。まあ昔から名演として有名なものではあり、いつかはと思っていたんだけど、つられちゃいました。ビクターでは高音質化CDとして、以前からXRCDというのを出していて高価だったのですが、今回はXRCD+SHM-CDで3,800円というのはやはり普通の感覚からいくと高すぎるのだろう。。。

ミュンシュの幻想はなるほど盛り上がるので名盤と呼ぶのに不満はないし素直にすごいと思うけど、いつでもこの演奏でよいかというと、やはり落ち着いた演奏も聴きたくなるような気もするので「唯一無二」とまではいえないなあ。。。確かに1962年のものとは思えないくらいリアルだけど、音をいじった分管楽器など時に鋭すぎるときもある。もっともXRCDが効いているのかSHM-CDが効いているのかよくわからん。今度ミュンシュ&パリ管のものがHQCDででるのでそれと比べてみるか。そういえばラトル&BPOの幻想交響曲も買っているんだからもう少し聴いてあげないとかわいそうかな。

(追記)結局ミュンシュ&パリ管のHQCDも買っちゃったよ。こちらは2,600円だったかな。違いは・・・違いのわからない男であった。

June 21, 2008

●ドイツ・ハルモニア・ムンディ設立50周年記念限定BOX

CD-HarmoniaMundi.jpgストレス解消はお買い物である。といっても貧乏性な私は高い買い物はできず、CDなんぞを大量に買ってしまうのはよいのか悪いのか。さて、またストレスに負けて買ってしまったよ。

ドイツ・ハルモニア・ムンディといえばバロックの宝庫、そのドイツ・ハルモニア・ムンディが設立50周年ということででだ記念BOXですが、CD50枚入り!です。私バロックは弱いのですが、もう一生聴く以上の分を買ってしまった気分です(ということはこの中の何枚かは聴かずに終わるのか)。で、50枚も入っているとさぞ高かろう、もしこれがアニメのDVDであれば、5千円×50枚=25万円ものですが、なんとこのボックスは7千円前後。1枚100円と少しですな。 で、安かろう・・・かというと、HMVにあるようにどれも名盤といってよいのではなかろうか。 いろいろ物価が上がる中、今年一番のコストパフォーマンスであります(HMVの紹介は全CDの発売時のジャケットや説明があってすばらしすぎる)。

どれもよいのだが、鈴木秀美さんのJ.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲はうれしい。これは初回の録音ですが、その後再録されたものがBMGからSACDででていて、これは私のSACD萌えの原点となっております。初回のと聴き比べたかったのだ。他にもスペインバロックやボッケリーニ、ゼレンカなど私の場合単独では購入しないであろう作曲家ももりだくさんである。これがあれば当分バロックのCDを買う気にはならんかもね。

April 24, 2008

●10番がいっぱい

CD-Mahler-Harding-10.jpgCD-Mahler-Noseda-10.jpgCD-Mahler-Sieghart-10.jpg

10番全曲盤といえば昔はげてものの類だったんですが、いまや当たり前になっちまいました。この2ヶ月で3つもでるとは。。。ついでに今年購入したマーラーの棚卸。 AMAZONにないものはHMVにリンクしておきます。

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April 20, 2008

●スペイン交響曲(ただしヴァイオリンとギターだ)

CD-Lalo-01.jpg二流だB級だと言われようとラロ好きです。いや、スペイン交響曲もいいけど「イースの王」(ゲームのサントラではありません)や交響曲などが好きなんですが。そういえば「のだめカンタービレ」ではジャン君が「スペイン交響曲」をコンクールで指揮していたのでもう有名曲かな。

さて、そんなラロの「スペイン交響曲」のヴァイオリンとギター版です。えー、そんなのあり?とも思うが、最初はひいたけど、けっこうありだった。

なお新譜ではなく、原盤はマルコ・ポーロのようである。

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March 23, 2008

●ラフマニノフのピアノ協奏曲第5番

CD-Rachmaninov-01.jpgなんか下に書いたほうが見やすいのか横に書いたほうが見やすいのかそのときの気分しだいで。。。

さて、NAXOSは廉価盤価格で驚いたものですが、ブリリアントは超廉価盤とでもいいましょうか自ら新規録音はせずに他のかつての原盤の権利を買って格安でセット物を販売しているわけですが、中にはASVのものなどおもしろいものもあります。最初はバルシャイのショスタコの交響曲全集あたりで目をひいたわけですが、マルトゥッチの管弦楽曲集などASVのころに正規に買ってたよなあ。。。

そんなブリリアントから正規の価格のCDが。。。ラフマニノフのピアノ協奏曲第5番・・・そんなのありましたっけ?

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March 01, 2008

●カラヤンのSHM-CD

CD-Mahler-Karajan-01.jpg

というわけで、SHM-CD にだまされて、カラヤンのマーラー交響曲集を購入した。。。つうか集めたので、前のCD盤は全部持っているわけだが。。。つうかもちろんLPからあったわけだが。。。昔、純真な高校生時代に小遣いをためて2枚組のLPを泣く泣く買ったものである。それもグラモフォンのカラヤンの羽根と虹のジャケットが美しく、それにだまされたわけだよ。つまりジャケ買いだった。いや演奏もそれはそれで、というかその頃はマーラーなんてわかってないわけで。

まだ全部聴いていないから音と演奏のことは言えないけど、懐かしいなあ。確かに音は良くなっている気がする。でもやはり虹のジャケットつけてくれなきゃ。4番なんか虹・虹・虹だったんだから。9番が二種類入っているのもよいんだけど、楽章の配置がCDでうまく切れていないのは悲しい。で、カラヤンのものがいろいろ一挙に出たけど、シューマンだけはバーンスタインの演奏もSHM-CDにしてくれい。(といいつつマーラー全集が出たらどうしよう)

February 23, 2008

●このNAXOSを聴け!

book-NAXOS.jpg今週末は久々に2日間休み・・・といっても仕事の資料整理などもやらにゃいかんので、そんなに休めるわけではないのですが、まあそれでも少しは楽か。

で、Libretto U110をもって、三条通を東進し、タリーズコーヒーの中でこれを書いています。ウィルコムの無線LANオプションでHOTSPOTがつながるのだ。Libretto U110 は東京に移動する際のことを考えて中古で購入したんだけど、ちと不満も多い。。。つうか載っている機能は問題ないんだけどキーボードが小さすぎます。昔のLibretto L1のイメージが強く、それくらいの大きさなら使いやすいんだけどなあ。。。つうかU110もすぐ影も形もないみたいだし。やはりVAIO Tとかにしたほうが良かったかとちょっと反省中。そういえばまだVista使ったことないしなあ。。。(自分に言い訳しているのは次の衝動時に危ない)

ついさっき寒冷前線が通り過ぎたようで、昼過ぎに家を出たときは暖かかったのにJUGIAでCDをぶらぶら・・・というか時間をかけて購入してから外へ出ると、激寒のうえに雪が降っています。さて JUGIA で購入したCDは、今日はNAXOSが多い。なぜかというと・・・

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January 16, 2008

●シューマンの交響曲全集(マーラー編)

CD-Schumann-Chailly-02.jpg前にも書いたシャイー&ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のシューマンであるが、続きが出ました。。。と思ったら一挙に全集ってどういうこと?

うーん、なんか戦略がわからんなあ。。。前に第2番、第4番買ってるんですけど。まあしょうがないんで買いましたけどね。あ、邦盤は1月23日の発売のようですが。

で、やはり演奏はすんごく良いので、マーラー編としては定番に良いかも。もっとも第2番、第4番とか駄作とか書いているサイトもあって、私の愛聴曲であるだけに悲しい。ま、しょせん音楽は趣味の世界なんで駄作としか聴けない人は脳みそか耳が駄作でかわいそうだなあと思うことにする。でもショパンとチャイコはわたしゃ嫌いだからね。

October 24, 2007

●ハイティンク、アルゲリッチ

CD-Bruckner-Haitink-01.jpgCD-Mahler-Haitink-02.jpgCD-Shostakovich-Argerich-01.jpg

CDを整理するためにソフトケースを大量購入して格闘中である。プラスチックのケースをはずしてソフトケースに詰め替えるのだが、なかなか時間がかかります。でも入れ替えると収納量が1/3くらいになるので、もう手放せません。東京用により大量購入が必要なのだ。

さて、収納できるということはもっと買えるということ・・・いやこの考え方がすでによくないのだが。この秋もいくつかクラシックのCDを購入しているが、中ではハイティンク物がよかった。Amazonでうまくみつからなかったのでリンクはありません。

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August 08, 2007

●第503回京都市交響楽団定期演奏会

ちょっと今日は早めにぬけて第503回京都市交響楽団定期演奏会へいってきた。北山でも暑いなあ。。。

広上淳一氏の指揮でラヴェルのツィガーヌ、レシュノフのヴァイオリン協奏曲(日本初演)、ワーグナーのジークフリート牧歌、R.シュトラウスの死と変容である。あー、来年からは広上淳一氏が2008年4月から常任指揮者になるらしい。

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July 22, 2007

●アランフェス協奏曲

CD-Aranjuez-01.jpg昨日は京都市交響楽団の定期公演へ。第502回定期演奏会は指揮:大山平一郎 ヴァイオリン:竹澤恭子で、ドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲と交響曲第7番二短調でした。うーん、ドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲もおもしろいな。交響曲第7番二短調はちょっと疲れのためか気を失いかけました。最後はすごい拍手とはやめに退席する人とちょっと評価は分かれたかも。「いいちよ」でおばちゃんがううさいだけやわーとか言っていたのが印象的。でもまあヴォルザークだしこんなもんでねーの?と志の低い私。

さて、それとは全然関係なく福田進一さんの「アランフェス協奏曲」を購入。なんかCDでは初めてって嘘みたいだわ。そういえば妹が金沢のアマオケで福田進一さんと共演できたとかで舞い上がっていたなあ。。。

で、これは「男のアランフェス」ということでちょっとおもしろい。

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July 01, 2007

●ゴールドベルク変奏曲(1955年)の再創造 - Zenph Re-Performance

CD-Gould-01.jpg現実逃避向けの曲としては、「ゴールドベルク変奏曲」もいい線をいっています。「ゴールドベルク変奏曲」といえばグールドの新旧2枚が定番ではありますが、旧盤はモノラルで音が悪い。新盤は音が良いけど、タイミングや雰囲気はやはり違うわけで、どちらも必要なわけです。

そんなあなたに面白いCDが出ました。旧盤の演奏をZenphというソフトウェアで分析し、ヤマハのピアノで再演奏したものです。うーん、音が良いということはよいなあ。SACDになってるし、普通の録音とバイノーラル録音が入っていて、ヘッドフォンで聴く向けなわけです。今度バイノーラル録音を移行して聴いてみよう。

原典主義者には認められないことかもしれませんが、いい加減派の私としては良い音で聴けるのはうれしい。所詮音楽は楽譜自体が再生芸術なんだから。。。しかしソフトウェアもなかなかすごいですな。これで演奏しているホログラムでもあれば演奏会ができるし「モレルの発明」やんか。

June 29, 2007

●Folia

CD-Folia-01.jpgCD-Folia-02.jpgCD-Folia-03.jpgCD-Folia-04.jpg

仕事が忙しくて脳内妄想逃避するにはフォリアるに限る、フォリアりましょう同好会名誉会員です。フォリアは、スペインが起源の舞曲で、その後イタリアで大流行。コレッリの曲が有名ですが、有象無象たっくっさんあります。曲としてはサラバンドと同じく3拍子の緩やかな音楽ですがシャコンヌほどは重々しくはないかな。もともとフォリアは「狂気」とか「常軌を逸した」という意味ですから。

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June 09, 2007

●ノルディック室内管弦楽団

CD-Lindberg-01.jpg急に雨が激しかったり不安定な天気だが、昼からクリスチャン・リンドバーグが指揮するノルディック室内管弦楽団の演奏会へいってきた。現代物だったりベートーヴェンの交響曲第7番だったり、トロンボーンの協奏曲ヒキぶり・・・ではなく吹き振りあり、アントンセンのトランペット協奏曲風ありと盛りだくさんで面白かった。

リンドバーグ(リンドベルイって書かれたりするんですが)って指揮してたんですね。このジャケットほどデーハーなかっこではないが青紫の胸アキシャツにスリムな黒のパンツ、胸には銀の光物ということで、新宿二丁目であってもおかしくないかっこで指揮して飛び跳ねていた。

リンクはHMVのほうにしておきますが、そのうち消えるかも。

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May 26, 2007

●愛が私に語ること

CD-Mahler-Haitink-01.jpg

最近オーケストラ自らのレーベルが増えています。ロンドン交響楽団のLSO Live!シリーズやロイヤルフィルのSACDの廉価版シリーズ、コンセルトヘボウによるヤンソンスものなど、CDでの演奏はメジャーレーベルによる一大プロジェクトではなく、ヤンソンスが言うように、そのときの演奏の記録になっていっているのかも。

で、シカゴ交響楽団も自主レーベル「CSO RESOUND」を立ち上げます。記念すべきリリース第1弾はマーラーの交響曲第3番ハイティンクの首席指揮者就任ライヴ・・・ハイティンク苦手だったんですが。。。いや、これはよいです。どこがどうと言えない普通のところがハイティンクたる由縁ですが、遅めのテンポでもだれることなく全楽章すんばらしい。特に第6楽章「愛が私に語ること」がこんなにすばらしい音楽だったとは・・・不勉強でございました。

CSO RESOUND はオリジナルのWebページでも紹介されていてダウンロードや放送が聴けるんですよ。興味のある人は聴いてみてください。

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April 22, 2007

●アイノラ抒情曲集

CD-Yoshimatsu-02.jpg吉松隆氏の・・・というよりは舘野泉氏のピアノが緩やかでよい。まだ左手だけであるようだが、ほんの少し右手も添えられているとのこと。舘野泉氏の「アイノラ抒情曲集は美しい野の花を束ねたように、優しく静かな光を放っている。」という言葉がすべてを語っているようだ。。。いや、語る必要はなく、ただ聴けばよいということか。

殺伐とした事件が続き、たとえ事件ではなくても東京への往復で多くの人の無神経とモラルの低さにうんざりしてきた私としては、あまり人間の価値なんて認めないんだけど、それでもまだこのような演奏を聴くとそれはそれでどこかに意味があるのかもしれないと思ったりする。 でもきっと美しさには意味なんかないし、へたに意味なんかないほうが心に響くのだろう。【2007/4/23本文に追加】

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April 02, 2007

●シューマン:交響曲第2番ハ長調 Op.61、交響曲第4番ニ短調 Op.120(原典版)

CD-Dausgaard-01.jpg4月になってしまいましたが、4月は残酷きわまる月で・・・というのが、定番でございます。

さて、最近買ったクラシック系の中でよかったものを。相変わらずシューマンなんですが、ダウスゴー指揮スウェーデン室内管 にやられている。ベートーヴェンの交響曲6番や7番のCDにまずやられたわけだが、もっとも6番のCDはレオノーレ第2番に一番やられたりしているのであります。

さて次のダウスゴー指揮スウェーデン室内管はBISからです。シューマン:交響曲第2番ハ長調 Op.61、交響曲第4番ニ短調 Op.120(原典版)。。。おいらはどうしても第2番と第4番が好きだなあ。いっちゃってるよなあ。前に書いたシャイーのものもよいけど、このダウスゴー盤も良いです!しかも第4番は原典版で渋いぞ。この2枚で当分シューマンはお腹いっぱいいっぱいです。

SACDですが、 うーん、京都でSACD聴くのにPlayStation 3買おうかな。。。

February 12, 2007

●シャイーのシューマン交響曲(マーラー編曲版)

CD-Schumann-Chailly.jpg最近ストレス発散のCD買いが増えている。木村カエラの「Scratch」も購入したのだが、それはさておきマーラー増殖中。「毎週マーラーを買う男」として連載しようかとも思ったが、もっと持っている人がたくさんいそうだし、すぐくじけそう+書く内容もワンパターンになりそうなのでやめ。

さてマーラーではないのだが、ひさびさに買ってよかったーCDでは、シャイー&ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のシューマン交響曲第2番&第4番(マーラー編曲版)に感動したよ。シャイーはコンセルトヘボウで日本ではいまひとつ人気がないみたいだが、おいらはハイティンクよりは好きである。このシューマンがいい!マーラー編曲版だからというわけではなく、心底演奏が良いと思った。

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December 17, 2006

●BISシベリウス全集

CD-Sibelius-BIS.jpg先週末は東京往復、今週末は金沢往復、来週は東京往復予定となかなか疲れる師走です。去年のような大雪に巻き込まれることもなく、まったく雪のない金沢でした。でも今晩からは雪かもしれないんですね。

さて京都へ帰ってきて、夕食などと考えてJUGIAによると、目をつけていた「BISシベリウス全集」があるじゃないですか。。。9,900円はちょっと考えたけど(HMVのネット通販は7,500円ほどだ)、目の前の誘惑には勝てず、買っちまったぜ。これで年末はシベリウス漬け(ぶぶ漬けの一種か?)ですごすことができます。待望のヴァンスカ指揮ラハティ響のものを聴くことができます。

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November 16, 2006

●ベルティーニのマーラー全集

CD-Mahler-Bertini.jpgいろいろ忙しいとストレス発散買い。ということで、前から興味を持っていたベルティーニのマーラー全集を購入。そういえば、この前ギーレンのマーラー全集も買ったのだがあんまり書かなかったなあ。いや、ギーレンの全集は大好きです。他のギーレンも欲しくなったりしたのですが、探すとARTE NOVA からでているショスタコの12番なんぞがあって、これが700円ほどで安い!録音もよいのでお勧めです。曲は映画音楽かとも言われますが、実はわたしゃ11番12番が好きなのであった。

話がずれました。最近よく聴くのはマーラーなんですが、ベルティーニの全集には興味を持ちながらやはり少し高いかなあ(1万1千円ほど)と思っていたのです。つうかギーレンで全集買ったばかりだし。でもつい最近輸入盤でも再販されたようで、なんと6千円!いやAmazonでは少々お高いのですが、HMVでは7千円弱、京都のJUGIAでは6千円ぽっきりで思わず買ってしまった。まあ昔からCDと海外文学と楽譜は一期一会、欲しいかなと悩んだときには買う、ことにしているのですが。

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October 20, 2006

●マーラー2題

CD-Mahler-Norrington-4.jpgCD-Mahler-MTT-5.jpg

結構忙しくBlogに書くほどのこともないので、ストレス発散に最近買ったCDから。KenwoodのMediaKegは気に入っているんだけど、東京に戻ったときにSACDのものをSTAXのヘッドフォン(というかイヤースピーカー?)で聴くと全然違うね。STAXでも入門用なんだけど。。。聴いたのはサロネンの「春の祭典」もあるんだけど、あいかわらず、マーラー聴いています。どこかでギーレンのマーラー全集も書きたいんだけど(つい最近HMVで9千円弱になっていたのは大ショックだ)、それはおいて、ノリントン&シュトゥットガルト放送響の第4番とティルソン・トーマス&サンフランシスコ響の第5番です。

ノリントン&シュトゥットガルト放送響の第4番は、目が醒める感じで、私はこんな第4番がほしかったんですよ。一般向けじゃないかもしれんけど。ノンヴィブラートは音程あわないと聴いて気持ち悪くなるだけですが、これは録音もすごく良くて、通常CDですがSTAXで耳からうろこが。。。あーん、1番買っちゃいそうだなあ。月末の5番も。。。

ティルソン・トーマス&サンフランシスコ響の第5番はもう定番の組み合わせなんだけど、高い!でも店頭でみかけたら我慢できなかったよ。いつものSACD超優秀録音+演奏!最近5番フリークの私としては、これも手放せないCDになりそうです。最近聴いてはずれと思ったのはラトルの5番くらいだなあ。。。

October 07, 2006

●京都市交響楽団定期演奏会

××カードではないが、この秋は「芸術」「食欲」「読書」カードのどうするよ、オレ!という感じで(「運動」カードがない)、とりあえず3連休の初日のカードは「芸術」。京都市交響楽団の定期演奏会に行ってきました。昼過ぎに三条あたりで、CDを相当購入。Kenwoodのに買い換えたのでいろいろ欲しくなったのだ。で、夕方には北山の京都コンサートホールへ。

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September 20, 2006

●のだめカンタービレ CD Book〈vol.2〉

CD-Nodame-02.jpg「のだめカンタービレ」もパリ編順調に進んでいますが、連載ではニールセンの「不滅」とか演奏してるんで、久々に聴きなおしてみたり。どんな曲かまったく覚えていませんでした。さて、「のだめカンタービレ CD Book〈vol.2〉」がでています。プーランクはなかなか探しにくい曲なのでちょっとありがたいかも。

中の説明というか茂木さんのバーンスタインの思い出は大笑いでした。シューマンの交響曲第2番の予定が、「ぼく昨日シューマン振ったから今日は他のやる」って、あんたミルヒーみたいだよ。でも味があっていいなあ。最近はマーラーとかシューマンとかブラームスとかばかり聴いているので、シューマンには反応するなあ。やはり自分的にはシューマンの交響曲集といえば私的にはバーンスタイン&ウィーンフィルのものでありまして、第2番、第4番、中でも第4番は特にほとんど壊れた演奏だと思うのですが、うーん、やめられん。グラモフォンから何度も出ているので廉価盤でどうぞ。

September 18, 2006

●Phantasia

CD-Phantasia.jpg昨日は久しぶりに起きたら昼でした。最近少し朝が早いので、休日でもなかなか寝ていられない。。。眠いんですけど。自宅なのと涼しさと疲れと。。。で、夢の中でうとうとしていると音楽の天使が。というわけで、「オの怪」派生品のひとつを。

「オペラ座の怪人」のサントラ盤のSACDのものもでたのですが、まあそれはさすがによいかな、とおいておいて、ここでは「Phantasia」というCDを選びましょう。アンドリュー・ロイド=ウェッバーの「オペラ座の怪人」をオーケストラ+ヴァイオリン+チェロといういわば二重協奏曲風に演奏したものですが、もちろんヴァイオリンがクリスティーヌ、チェロはオの怪で、ソロの部分はなかなか無駄にクラシック風でよい。ウタものもよいですが、耳休めにはこういうものもよかです。 ただ、やはり協奏曲つう形式になれてないと、ソロの装飾音型はうざいだけかも。

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September 05, 2006

●惑星

CD-Rattle-Planets-01.jpgあまりラトルには良い思い出がなく、というかそんなにたくさん聴いているわけでもないけど、マーラーの交響曲第5番などどうも私の好みからいうと、やり手○○○的な感じで、うーん、納得いかなーいだったので、この「惑星」も見逃すつもりだったんだけど、冥王星が惑星でなくなるという最高のプロモーションには勝てず、ついつい購入してしまった。

で、実はラトルもいいじゃん、と反省しました。この「惑星」は下手にけばけばしくもならず、良いと思いますだ。というかよく聴くといろいろなテンポの設計などしているが、この曲にはよくあうんだね。また、さすがベルリンフィルという感じ(マーラーもBPOだったけどな)。

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June 11, 2006

●シベリウス交響曲第6番

CD-Sibelius-01.jpg私の中の3大かわいい交響曲のなかにはシベリウスの「交響曲第6番」があって、これがどえりゃー好きなのはなぜだろうか? もう出だしの衒学もとい弦楽の響きからして、いやーんかわいい、って感じです。ただ、どんな演奏でも良いわけではなく、この曲ばっかりはご立派にやってもらうと困る。交響曲というよりは弦楽合奏の延長のようにやっていただきたい。中には金管バリバリの演奏があったりしてドン引きになったりするのです。6番に限らずシベリウスの曲はそんなに金管ばりばりやるのは違う気がするんだよなあ。まあフィンランディアでは許すけど。

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May 26, 2006

●ヤンソンスのマーラー交響曲第6番

CD-Jansons-02.jpg東京に戻った時にヤンソンスのマーラー交響曲第6番を購入。その他は室内楽を増やしている。SACDで購入しても京都で聴けない環境で、それがまあ不満だけど、SACDプレーヤー購入してSACDがあふれるのも嫌なので我慢しておこう。

最近偏っていて交響曲ではマーラーがダントツに多く聴く(というか買うというか)のと、そのほかは何故かシューマンなど。ブルックナーやショスタコは最近縁遠くなってきた。あと交響曲以外でラフマニノフやブラームスなど、浪漫に飢えているんでしょうか?

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May 12, 2006

●ヤンソンスと RCO

CD-Jansons-01.jpgSACD でクラシックのものも買っているんですが、京都では聴けません。。。せっかく買ったのになあ。その流れで買ったものからなんですが、マリス・ヤンソンスとRCO(ロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団)のものなどを。すっかりクラシック界には疎くなっているんですが、いつの間にかシャイーは主席指揮者を降りていて、ヤンソンスに変わっているらしい。しらんかった。。。で、最近製作コストが安くなったせいなのかどうかよくわからないんだけど、オケが自レーベルで自主製作盤を出すのが増えているみたいだ。このコンビを知ったのもRCOの自主制作盤なんですね。

まずはドヴォ9こと「新世界」でごぜえます。まあ普段あんまり聴かないし、8番のほうが好きだし、最近ではアーノンクールのでげっぷがでてたし、なんですが、こいつは良かったです。思わず割り箸で一緒に指揮し始める感じ、といえば伝わるんだろうか。なかなかツボを押さえた表現でしかも熱い!感じがいいですねえ。この曲久々にいいなと思った。

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March 14, 2006

●マーラー交響曲第9番-Abbado (DVD)

DVD-mahler-9-abaddo.jpgSACDプレーヤーを買ったり、STAX のイヤースピーカーを買ったりで、また音楽を聴こうという気になっているらしいので、財政難である。CD は病気が盛り上がっていない普段でも月数枚は購入するのだが、盛り上がると大人買いに変わるので怖い。しかも今回は SACD 中心だし。そのぶん他が減ればバランスもとれようもんだが、本の購入は減らないのです。

というわけで、MTTのマーラー交響曲の大人買いに続いて、交響曲の女王様(マーラーの9番のことだ)は続けてアバド指揮マーラー・ユーゲント・オーケストラのものをDVD で購入。他にヤンソンス指揮コンセルトヘボウ管弦楽団でのドヴォルザーク「新世界」を購入して、アバドの最近の DVD と、コンセルトヘボウ自主制作版を大人買いすることに決定。財政ピーンチ!というわけで、今回は交響曲の女王様の DVD から。ヤンソンス+コンセルトヘボウ管はまたいずれ。つうか今回はほとんどボケ老人の思い出話です。

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February 25, 2006

●Mahler Symphony No.9 - MTT

SACD-MTT-Mahler9.jpgSACD ということでいくつか買っていますが、マーラーはやはり録音が良いほうが良い。遠い昔私は LP からはいったわけだけど、その頃のNo.2「復活」の5楽章なんてppの部分は LP のほこりのノイズにまぎれてよくわからんかったので、いまだにうーむとうなりそうな感じなのだが。その中でも9番はやはり別格。交響曲の王がベートーヴェンの第9だとしても(もしかしたら第5かもしれんが)、交響曲の女王はマーラーの9番でよいんじゃないか?女王のほうが裏ではきっと王様をも尻にしいて強いのだ。

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February 09, 2006

●伊福部昭氏死去

ということで、ご冥福をお祈りします。今晩は「シンフォニア・タプカーラ」を聴くしかないかあ、という感じですが。いや「交響譚詩」の第2楽章かなあ。。。もちろん好きなんだけど、最近の持ち上げられ方というか祭り上げられ方は、ちょっと行き過ぎかもという気もあったのだけれど。自分で好きなのはどの曲なんだろうというと、やっぱり「オーケストラとマリンバのためのラウダ・コンチェルタータ」かな。今晩もこれかな。曲もそうだが山田一雄指揮も燃えたのかもしれぬ。あとは普通になるけど上記の曲と「SF交響ファンタジー第1番」だろうか。

いくつか再発されるとすれば、キング盤の男声合唱での「オホーツクの海」がほしいなあ。藍川由美の唄のものも良いけど、男声合唱の迫力は迫力である。。。

January 31, 2006

●管弦楽組曲

CD-BCJ-01.jpg結局SONYのSACDプレーヤー(の安いやつ)を購入したため SACD のものをいくつか買い集めているんですが、その中からひとつ。といっても最近出たクライバーの「ベートーヴェン:交響曲第7番」ではなく(これはこれで買ったのですが)、J.S.Bach の「管弦楽組曲」を。鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパンによるものがハイブリッドで(2枚組ですがほとんど1枚の値段です)、これがまあ音を出した瞬間からふんわりとしてすごい。なんていうか上質のベルベットに触れている感じ。上の画像はAmazonへのリンクですが説明は何にもないのでHMVへのリンクもしておきます。

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January 19, 2006

●ブラームス : ピアノ三重奏曲 第1番、第2番

CD-Naniwa-01.jpgレオ・ペルッツの「最後の審判の巨匠」にはまったので、中に出てくるブラームスピアノトリオ第1番ロ長調がどんなことやらと、どうせ買うならSACDにしてしまえ、ということで「なにわトリオ」のを購入。SACDは室内楽とかとくにすごいなー。いやSACDだけが良いわけではなくて、演奏も曲もよいなー。ブラームスがわかる年になってしまったのか。。。誕生日だからな。

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January 05, 2006

●チェシャ猫風パルティータ

CD-yoshimatsu-01.jpg年末にいろいろ大人買いしたので、出すものが溜まっている。忙しいので消化するだけで精一杯・・・というか消化不良というか。吉松隆氏の曲は、もういいか、と思いながらも買い続けていて、12月に新譜が出ていたので「チェシャ猫風パルティータ」を購入。今年は戌年だが、CDは猫からだ。

Pas de Chats(パ・ドゥ・シャ)というフランス語で「猫の足跡」という名前のグループは聞いたことないなー。ピアノの小柳美奈子さんと打楽器の山口多嘉子さんからなるらしいが、おお、「サイバーバード協奏曲」の準ソリストだったのか。ピアノと打楽器という組み合わせは結構音響的に良い。寝ぼけた頭には良い音楽かもしれない。ということで推薦だけど、だしているのが佼成出版社なのであんまり普通のレコード店にはないかも。私は HMV で購入したが、一応 Amazon では取り寄せらしい。

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January 01, 2006

●今日は死ぬのにもってこいの日 - 植物文様ソングブック

CD-Fujieda-01.jpgあけましておめでとうございます。今年もいい加減なことを書いていきます。さて、本の話が続いたので音楽の話を。久々に邦人作曲家のCDを買いました。藤枝守の「植物文様ソングブック」。金沢から帰る途中で直江津から長野への普通電車の中で聴いていました。今日は聴くのにもってこいの日。藤枝守氏の曲は昔の「遊星の民話」の頃から聴いたりしていますが、中世と現代が混ざったような不思議な感覚を味わえます。

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December 27, 2005

●結婚

dance-kylian-01.jpgといっても別に結婚するわけではなく、ストラヴィンスキーの結婚カンタータに基づくバレエざんす。ジリ・キリアンという振付師によるネザーランド・ダンス・シアターの「結婚」は「Four by Kylian」という題でLDがでていました。なんか急にみたくなったので久々に見る。。。もちろん廃盤は仕方ないとして、日本では手に入りそうにないし、海外ではまだVHSらしい。DVDで再販されないかなあ。

で、急に音楽も良いなあということで、アンチェル盤を購入。アンチェル盤も邦盤はないんですよ。声楽版春の祭典みたいでおもしろい。初版では民族楽器オーケストラでの編曲を考えていたらしく、一度は聴いてみたいもんだと思うがこれは成立しそうにない。

バレエの「結婚」はロイヤルバレエの「火の鳥」とともに入っているDVDが手に入るんだけど、これはニジンスカの振付。これはこれでおもしろいけど、キリアンの振付をみてしまうとなかなかぬるい。それはそれでよいのだが。またこれに惹かれてキリアンのLD何枚か買ったんだけど、それはそれでよいのだが「結婚」ほどぴんとこない。。。もともとおいらは踊りがわかってないのかなあ。

September 23, 2005

●別宮貞雄:交響曲第1番、第2番

CD-bekku-01.jpgNAXOS の「日本作曲家選輯」はいくつか購入しているんだけど、今回「別宮貞雄:交響曲第1番、第2番」がでたので購入した。別宮貞雄氏の曲に詳しいわけではないんですが、昔マンドリン合奏にどうかと思って、「弦楽オーケストラのための小交響曲」のスコアをなぜか衝動買い、でも今眺めてみると3楽章とか難しそうだなあ。。。というわけであんまり曲を知らなくても勝手に親近感をもっているというか、やはり変に12音だったり実験音楽だったりするのに比べると良いなあという気分です。このCDではないけど「管弦楽のための『二つの祈り』」のフーガ?なんぞも忘れられない。

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May 14, 2005

●テンシュテットとノリントン

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そういえばワーグナーのオペラには疎く、管弦楽曲も普通には聴いているけど、携帯式MP3には入れていなかったのだが、テンシュテットのワーグナーライブを購入したのにあわせて手元にあったシノーポリ/ニューヨークフィルのものと新たに購入したノリントンのものを入れてみました。Amazonへのリンクはノリントンのみで。

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February 23, 2005

●テンシュテットのプロコフィエフ交響曲第5番

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テンシュテットが1998年に死去してはや7年。当時あんまり聴いてなくて(EMIが好きでなかった)、最近マーラー全集などで購入して良いなあと思っていたんだけど、どちらかというと落ち着いた感じかと思っていた。今回協奏曲をいろいろと聴きたくなってブーレーズ指揮のバルトークのピアノ協奏曲集やカバレフスキー、ハチャトリアンの協奏曲などを購入したついでに目にとまったテンシュテットの「プロコフィエフ交響曲第5番」バイエルン放送交響楽団1977年のライブも購入してみた。

プロコフィエフ交響曲第5番は結構いろいろ買ってきたのだが、オビに短しタスキに長しで自分にとって不満が多い曲なんだけど、うーん、もう一回だけ勝負してみるか、、、いや、こいつはすごいです。うーんとっても満足しました。というわけで今回はこれを大推薦しておきたい。いや、このBlogは推薦コーナーではないんですが。。。バルトークのピアノ協奏曲集もすばらしい演奏なんだけど、今回はやはりテンシュテットだ。おかげでこのシリーズで出ていた「ブルックナー交響曲第3番」「モーツァルト交響曲第32番第1番、シベリウス:ヴァイオリン協奏曲」も買ってしまったのだった。Amazonにはのってないみたいなので、HMVの紹介へリンクしておきます。

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November 22, 2004

●The Concerto Project, Vol. 1

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Philip Glass の協奏曲集が出ていたので購入しました。「The Concerto Project, Vol. 1」でチェロ協奏曲2人のティパニー奏者のためのコンチェルト・ファンタジーだそうで、もうよだれでまくりです。カエリヤマファンには少しぬるいかもしれませんけど、最近これくらいが好みなんですよ。

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October 11, 2004

●室内楽的編曲版を聴く

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立派に風邪をひきました。

マンドリン合奏でもクラシックなどからの編曲があるのだが、だいたいは賛成しない。特に有名曲であればあるほどオーケストラ演奏のイメージが強く、がんばって弾いているけど原曲のほうがいいよね、という感想になるのだ。結局奏者のための選曲と聴衆のための選曲があるわけで、両方がうまく重なれば理想的であるが、クラシック編曲によるマンドリン合奏ではとても難しい気がしている。ほどんどがアマチュア団体なんだから、まあ弾きたいものを弾くというのがあるんでしょうけどね。昔ある人と話していたときに、編曲モノが成功するかどうかは選曲段階で8割決まっているということを言われたが、大きく同意である。

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October 09, 2004

●Cembalo Revolution

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2年程前にでていたCDのようですが、最近購入しました。選曲がおもしろすぎる。私のつぼにはまった選曲です。伊福部昭の曲が入っているからというのではなく、本当にどの曲も良い。特に最初のラヴェルなんか、「亡き王女」や「古風なメヌエット」をマンドリンでやるくらいならこれを弾きなさい!って感じ。小ロマンス(伊福部昭)はなんと眠狂四郎のテーマだったそうで、そこにチェンバロ・ソロを持ってくるのはすごいなあ。しかも最後はエレクトリカル・パレードのテーマ。

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September 05, 2004

●久々にCDなんぞ

いやあ土曜日の豪雨はすごかったですね。帰りに当たってしまいました。久々に池袋までCDの買出しなんぞ。急に頭の中にドヴォルザークの交響曲第8番がなり始めたので、前に持っていたものは多分実家に送っているから買いなおすことに決定しました。前もっていたのはカラヤン&ウィーンフィルだったような気がするので、ちと毛色の違ったものを。

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August 07, 2004

●ムゼッタのアリア

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日々是音楽のほうで、プッチーニのピアノ小品からひとつ。タイトルは「小さなワルツ」ですが、後にオペラ「ラ・ボエーム」の第2幕でムゼッタが「私が街を歩くときには」とうたうムゼッタのアリアとして有名です。ピアノ小品が原曲で、その後オペラに使用されたようですが、この曲に限らず交響的前奏曲や交響的奇想曲などの旋律も後に再利用されています。

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July 20, 2004

●カルロス・クライバー死去

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今日の早朝、寝る前にそのニュースを読みました。私はそれほどクライバー命というわけでもありませんでしたが、やはりいろいろと影響は受けています。昔はあまりオペラを聴かなかったので、私にとってのクライバーは、グラモフォンでのベートーヴェンの5番や7番シューベルトの未完成ブラームスの4番がすべてと言っても良いでしょう。やはりベートーヴェンのすごさには素直に感動いたしました。ブラームスは4番にはやりすぎでないかい?と思いましたが、これも強烈な印象で残っています。

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June 17, 2004

●Othello & Tosca

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週末に仕事をしながらDVDを見る・・・いや先々週も見たんですけど、レンタルの「リーグ・オブ・レジェンド」だったりで、まあ書くほどのこともないかな、と。今週は紀伊國屋書店がだしているオペラの映画化 DVD 2作「オテロ」と「トスカ」です。どちらもすんごく良い!ちょっと高いけど。

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May 29, 2004

●ローマ讃歌

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日々是音楽のほうで、プッチーニの「ローマ讃歌」を公開しました。プッチーニはオペラで有名ですが、いくつか管弦楽曲、歌曲やピアノ曲も書いています。「ローマ讃歌」(Inno a Roma)は1918-19年に作曲された作品で、機会音楽といえるでしょう。原曲は合唱+ピアノです。自編ではないけど、管弦楽+Organ+合唱のバージョンもあります。この曲をとりあげたのは、CD紹介のからみでそろそろプッチーニも、ということと、ここでの元譜がMaurri社から出版されているマンドリン合奏向け編曲譜(Mn1+Mn2+Ma+Gt)を元にしているからです。(言い訳っぽいですね。)

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May 28, 2004

●WAR REQUIEM

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デレク・ジャーマンの「WAR REQUIEM」をDVDで購入してあったのですが、この前の週末に自宅で仕事をしながらみた。が、仕事しながら見るものではなかった。重かった。ずしりときました。

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May 06, 2004

●ポリーニの演奏会

5月3日に横浜みなとみらいホールのマウリッツィオ・ポリーニのピアノ演奏会に行きました。連休中日のヨコハマはすごい。クイーンズスクエアあたり喫茶店に入ることもできず、うんざりでごあす。まあ私自身もこんな時期にヨコハマにでたりしてうんざりされている一人ではありますが。私はあまりピアノソロは聴かないのですが、ポリーニの演奏は良いですね。感情注入とばかりにテンポを変えるのは余り好きではないので、すっきりと質実剛健な演奏で気に入りました。

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May 03, 2004

●ポンキエッリはいかが

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イタリアの19世紀の音楽といえばオペラばかりが有名です。ロッシーニからドニゼッティ、ヴェルディという大物が多いので仕方ないのですが、管弦楽曲も当然作られています。オペラではなく管弦楽曲中心の作曲家といえばマルトゥッチとスガンバーティははずせないのですが、今回はちょっと横道にそれてポンキエッリの管弦楽曲を紹介しましょう。というのは作るのにあわせているといつになるかわからないので。

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April 22, 2004

●プッチーニとマスカーニ追補

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イタリアのクラシック音楽の曲を紹介していこうと思っていたのですが、自分の作品とリンクしようと考えているといつになるかわからず、全く進みません。楽譜的にはBoccaccini & Spadaで、以前に Leoncavalloで紹介した La Nuit De Mai(交響詩「五月の夜」)のスコアが販売になりました。しかし、いくらマンドラとリュートが入っていても150ユーロは買う気にならず。マスカーニの Sinfonia in fa magg.なんていう楽譜も出ていたので注文してみましたが、「仮面」序曲だったりするとがっくりくるかも。

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January 25, 2004

●ムダーラのファンタジア

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ちと組曲など多くてどうしようかなと考えていると、頭の中にムダーラのファンタジアがなりはじめたので、入れてみました。ギター弾きには有名な曲でしょうが、一般にはどうでしょう。Alfonso Mudarra (1510?~1580) はスペインのビウエラ(ギターの先祖?)奏者です。

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January 12, 2004

●ヴェルディ歌劇「椿姫」第一幕への前奏曲

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日々是音楽のほうで公開しました。以前にも書いているとおり、有名曲やクラシックのCDで入手が簡単なものはそちらのほうが良いに決まっているのであまり作る気はないのですが、今回はQLSO Gold(Quantum Leap Symphony Orchestra Gold Edition)のテストの意味がありますので、逆に知っている曲のほうが比較しやすいということです。

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November 06, 2003

●間違えて買ってしまった

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アラーニャのヴェリズモオペラ集がでるということで期待していたのです。で、輸入盤で買ってしまったのですが大失敗。CopyControlCDじゃないですか。。。とほほ。日本と表記が違うので気付かなかった。

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October 29, 2003

●DVDではオペラを見よう

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ユニバーサル、ユニテルのクラシック&オペラDVDが再販されるようです。店頭で、「カヴァレリア・ルスティカーナ」はどこへいってしまったんだーと思っていたんですよね。

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September 29, 2003

●Leoncavallo とマンドラ

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Ruggero Leoncavallo (1857-1919) はヴェリズモオペラの作曲家として「道化師」だけが有名ですが、ここではマンドラやリュートの入った珍しい曲をご紹介。

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September 17, 2003

●Bossiを聴いてみよう

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Marco Enrico Bossi(1861-1925) はイタリアのオルガニスト・作曲家です。20世紀初頭のイタリアの器楽作曲家であり、当時最高のオルガニストの一人で、オルガン曲の作曲家としても国際的に知られていました。オルガンの作品のみならず、いろいろな曲を残しています。マンドリン関連では、「魅惑の洞窟にて」作曲したC.A.Bossiのお兄さん。

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September 14, 2003

●安くなってるじゃん!

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今日はまたいくつかCDを買い込んできました。うひひ。しかし、最近のパックものは安すぎるす。この前テンシュテットのマーラー全集、ノリントンのベートーヴェン全集を買ったのですが、今日はラフマニノフR.シュトラウスの全集です。あ、でも写真はスカルコッタスのCDで、これは理由があって。。。
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September 08, 2003

●マスカーニの管弦楽曲

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マスカーニでは「カヴァレリア・ルスティカーナ」の間奏曲ばかりが有名です。が、他にもなかなか超ロマンティックな曲がありまして。

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●プッチーニの交響的前奏曲

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マンドリン合奏やイタリアの近代器楽曲なんぞのCD紹介をかつて少し作っていたのですが、撥弦楽器のCD紹介ではshirakisさんのサイトがすばらしすぎるので、イタリアのロマン派からヴェリズモの作曲家の純器楽作品を中心に手持ちのCDから紹介していきます。
最初はプッチーニの交響的前奏曲イ長調。

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